相変わらずの暑さが続いています。
今週後半はほとんど気圧配置に変わりがなく、毎日猛暑と山沿いの夕立がセットの同じような天気。

ところが、週末にかけて大きく動きが出てきます。

まずは前線。
いったん北海道の北まで上がっていた梅雨前線が来週にかけてゆっくり戻ってくるように南下します。

前線が南に下がる時は災害につながるような大雨がつきもの。

気をつけてほしいのは、今夜からあす朝の北海道。
梅雨末期に西日本に流れ込むような湿った空気、上空の寒気など、悪条件が重なり、
線状降水帯が形成されるかもしれません。
短時間であっという間に雨量が増えるおそれがあります。
ふだん大雨にならないような地域で、しかも夜間に激しい雨ですから、
昼間のうちに大雨への備えを確認してください。
(北海道の大雨特別警報の基準値は、3時間の雨量で150mmのところがほとんどです)

さらに、あす日中からは東北で雨が強まり、突風も伴いそうです。

来週前半にかけて梅雨前線が停滞する予想で、総雨量がかなり多くなるおそれがあります。

さらに、関東など梅雨明けした地域も、
前線の南側に入ることで、大気の状態が不安定になりますから、
晴れていても急な雷雨のおそれがあります。
発雷確率も高くなっています。

梅雨明け後、また子どもたちの夏休みに入って、最初の週末となりますが、
アウトドアレジャーは空模様の変化に気をつけてください。

そして、もう一つは、台風。
さきほど、台風5号が発生しました。
きのうもお伝えしましたが、今、南や東の海が騒がしく、さらに台風の候補が2つあるのです。
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東の海でできた台風は、今のところの予想では、
三陸のはるか沖を通過して、日本には近づきませんが、
海にはうねり、土用波が届くかもしれません。

また、フィリピン付近で台風が発生した場合は、月末に沖縄に近づく可能性があります。

子どもたちの夏休みの到来とともに、
台風の発生や進路など、敏感にならなければいけないシーズンがやってきました。