しとしと雨が紫陽花をしっとり濡らす…
という情緒ある梅雨はどこへ?
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今年の梅雨はメリハリ型といってよいでしょう。

とにかく極端です。
ザーザー降りか暑さか…向こう1週間はさらに極端!

まず雨。
しばらく梅雨前線は南岸に停滞したままですが、
前線の“への字型”の部分が通過すると、大雨になります。
キンクと呼ぶのですが、この“への字型”の部分は厄介ポイント。
“への字型”に向かって南から、雨雲の元がどんどん送り込まれるため、
雨雲が発達しやすく、近づくタイミングで雨が強まりやすいのです。

けさは屋久島で、1時間に81.0mmの猛烈な雨が降りました。

あす夜は、
九州南部付近にまた“への字”ができ、
九州では、あす夜遅くからあさってにかけて大雨のおそれがあります。
 
先日大雨に見舞われた地域や大きな地震があった地域は土砂崩れなどに注意です。
 

が、その後、週後半は、天気の傾向がガラリ一変!
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急に梅雨前線の南の夏の高気圧がムクッと起きだして、梅雨前線を日本海まで押し上げるのです。

真夏のような気圧配置となり、猛烈な暑さがやってきます。
この暑さ、大雨よりもキケンと思った方がいいでしょう。

こちら甲府の週間予報。
日曜日は35℃、来週月曜日は36℃の数字がつきました。
さらに驚くのは、気温の振れ幅。

最高気温の数字の下のカッコ内の数字は、
予想のブレ幅を表していますが、
来週月曜日は40℃の可能性もあるというのです!

それもそのはず、上空の暖気の予想をみてみると、
晴れれば35℃近くまで上がるオレンジ色の暖気が西・東日本に張り出しています。

ここにフェーン現象などが加われば、現実にありえなくもない数字。

7月頭の40℃近い暑さは事件です!

気象庁からはきのう、
この時期としては10年に一度レベルの暑さが予想されるとして、
異常天候早期警戒情報が出されました。
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くれぐれも週末は猛暑に警戒をなさってください!

 

なお、夏のような夕立も予想されています。

急に強い雨が降る可能性も念頭に置いてくださいね。