きょうの関東は、ひんやり梅雨寒。

東京はけさ、この時期としては22年ぶりに15℃を割り込みました。
さらに最高気温も20℃に届かないかもしれません。
6月半ばとしては5年ぶりの肌寒さ。
みなさん、上着はお持ちですか?

季節外れのひんやりは、きょう1日限定。
風邪をひかないようにしましょう。
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「“隠れ傘マーク”ってなに?傘マーク隠さないで、最初からつけてよー」

 
5月の雷雨シーズンから、ちらほら聞く言葉です。
 
残念ながら、日本では
気象庁から発表されるマークは2つまでと決まっています。
「晴れ時々くもり、一時雨」なら、晴れマークとくもりマークで表現され、
雨の可能性が高めだからといって親切に3つのマークになるわけではありません。
 
天気マークに傘がつくのは、降水確率50%以上から。
 
きのう17時発表の天気予報で、
きょうの東京の予報に傘マークがつきましたが、これは降水確率が50%になったから。
 
 
そもそも降水確率とはなにか?
 
ざっくり言えば、
同じような気象条件になったとき、どのくらいの確率で雨が降ったか。
30%なら、
過去30%と100回発表したうち、およそ30回雨が降り、70回は雨が降らなかったという意味です。
 
気象予報士試験でも出題され、17年間そう信じていたのですが…
 
最近、驚きの事実が!
 
気象庁の東京の予報官に取材したところ、
最近は、マークを決めた後に降水確率を調整するというのです。
 
たとえば、雨の可能性がかなり高いなら、
①くもりマーク+雨マークにする
②コンピュータで計算された降水確率が40%なら、50%に修正する
 
晴れるけれど雨の可能性がそこそこ高いなら、
①くもりマーク+晴れマークにする
②コンピュータで計算された降水確率が10%程度なら、30〜40%に修正する
 
降水確率が調整されていたとは…
 
つまり!
降水確率で、敢えて、隠れ傘マークを表現しているのです。
 
あー、知らなかった。
なんだかショック。
 
 
みなさんも気象庁の予報官からのささやかなメッセージ、
降水確率から、隠れた雨を読み取ってみてください。
 
今週は、晴れやくもりマークでも、
降水確率30%以上の日はたくさんあります!
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雨のマークがなくても降水確率30〜40%なら、
傘があると安心です。