きょうの天気予報は、晴れマークずらり。
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まるで梅雨とは思えない空模様です。
夏のような蒸し暑さになるでしょう。
 
関東から北では、天気の急変に注意です。
関東では特に内陸部=埼玉あたりで雨雲がわく可能性が高いです。
 
夜の帳が降りる頃、もし曇っていなければ、
南東の空を見てください。
できれば、高い場所から。
 
地平線近くにのぼってきた満月は、ストロベリームーン。
夏至を間近に控え、太陽は最も高い位置を通りますが、
月は逆に低空飛行です。
 
地平線に近いところの満月は、やや赤味を帯びた色になるでしょう。
なお、赤いからストロベリーなのではなく、名前のルーツのあるアメリカで
イチゴのシーズンだからだそうです。
 
この満月を見上げると幸せになるって言い伝えはほんとかな。
 
 
 
「予想より晴れたよね」
きのう何度この言葉を聞いたことでしょう。
 
日が差す程度と思いきや、青空が広がりました。
予想以上に暑かったですよね、ごめんなさい。
 
いやー、難しい…
 
梅雨明けの平年日は7月21日ごろ。
気象予報士が、頭を悩ますひと月半がスタートです。

関東甲信の「あすの予報」の的中率は、
去年5月で93%。
かなり当たっていますが、6月には78%に下がりました。

この差っていったいなんなのでしょう?

雨の原因は、5月は主に低気圧、6月は主に梅雨前線ですが、
予報が難しいのには2つの理由があります。

① 雨雲のスケール
低気圧の雨雲は、1000kmにおよび、
日本列島をすっぽり覆ってしまうこともあります。

一方で、梅雨前線の雨雲は、およそ北側500kmがくもりで、300kmが雨エリア。

少し梅雨前線が北上しただけで、雨の範囲が広がりますし、
少し南下しただけで、くもりで済むどころか、晴れて暑くなることも。

② データの有無
低気圧は、西から東へ進むために、
中国大陸や朝鮮半島の観測データがあります。
実際に、降ったか降らないかを把握したうえで、予報を組み立てることができます。
一方、梅雨前線は南から進んできます。
太平洋には観測データがありませんので、予報に反映できないんです。

ということで、言い訳がましくなりますが、
これからは予報が当たりにくくなる時期ということも考慮して、
広い心で天気予報を見てくださるとうれしいです。
 
できる限り、予報のふれ幅もお伝えできるようにがんばります!