発生当初から強風域の大きさ1500kmという
歴代2位の巨大台風として誕生した台風23号。

大きい=こわい印象がありますが、
雲の様子をみると
隙間が多く、雲はばらけています。

まだ中心にキュッとまとまっていないからこそ
大きいともいえるでしょう。

このあと雲がまとまるにつれて、
強風域はむしろ小さくなるかもしれません。

ただ、心配なのは、
この台風の性格が変わるのではないかということ。

今後、この台風23号は、
北海道の東方へ一直線に北上するコースをたどる見込み。

最近は、だいぶひんやり空気が漂うようになったように、
日本付近には寒気が流れ込んできています。
台風が、この寒気に触れると、
“温帯低気圧”に構造が変化する可能性があります。

温帯低気圧に変わる、というと安心しがちですが、
先日の“爆弾低気圧”のように、
広範囲で風が吹き荒れるおそれがあるんです。

プロ用の天気図をみると、等圧線がびっしり!

北海道の東の海上をある程度離れて通っても、

8日の北日本は、暴風に見舞われそうです。

関東でも沿岸部を中心に風が強まるでしょう。


なお、8~9日は、
いわゆる西高東低の冬型の気圧配置。
寒さもひとしおとなりそうです。