先日6月17日金曜日、半年ぶりにK病院へ行ってきました。
手術をしてから1年と半年が過ぎました。
半年ぶりの主治医N先生は、お元気そうでした。
「調子はどう？」
と、いつもの調子です。
とりあえず、前回（12月）の診察以降の体調をお伝えしました。
「冬の寒い間は、痛み、痺れ、麻痺が割と強い状態ながらも、安定している感じでした。
4月、5月は暖かくなったおかげか、調子が良いと思える日が多くありました。
でも、6月に入ってから、湿気のせいなのかなんなのか、（体調が）落ちていると思います。」
「痛いのは背中、上肢です。下半身は感覚麻痺です。」
先生は、私に腰に手をあてるように指示をし、背中側を診ます。
先生「・・・だいぶ良くなってるけど、やっぱり肩甲骨が外に出てるかな～
運動はしてる？」
私「はい、週に1度程度ですが、市の健康増進センターに行って、運動するようにしてます」
私「仕事も調子の悪い日は半日休んだりしますが、２、３ヶ月に１度くらいです」
先生「うん、大丈夫。元気だね？」
私「はい。元気です。」（ほんとか？）
先生「1年前くらいの今頃はもっと辛そうだったもんな～。
ゆっくりだけど、良くなってるよ」
私「はい。そうですね。」
そして、今回の私的メインイベント。
実は、少し前から気になっていた薬のこと。
それは、「リリカ」という薬。
初めは、帯状疱疹後の神経痛に処方されていたらしい。
最近は、他の神経痛や疼痛にも処方されているらしい。
しかも、ここ1年？くらいに認可がおりたらしい薬。
・・・「らしい」ばっかりですが。
他の病気で神経痛、あるいは疼痛を抱えるブロガーさん達が飲んでいることを知り、私も試してみたいと思っていました。
ただ、私に効くのかどうかわからないし、整形外科で処方してくれるのかわからなかったので、不安もありましたが、思いきって聞いてみました。
私「仕事には、行けているのですが、ときどき、仕事が手に付かない程度まで痛みが強くなることがあります。
・・・実は気になっている薬がありまして。試してみたいのですが。」
先生は、うんうんと頷きながら聞いてくれました。
私「リリカなんですけど」
緊張の時間。
・・・。
先生「ああ、リリカね。うん、いいんじゃないかな。
今、リボトリール飲んでるよね。似たような薬なんだよ。
リボトリールが効いてるなら、リリカも効くんじゃないかな。
いいよ。リボトリールやめて、リリカにしてみるか」
・・・。
あっさり。
えーーっと。
まぁ、似てるっていうのは、中枢神経に働きかけるってあたりとは思うんだけど・・・。
私「でも、処方期間が短いですよね？」
先生「うん。７月になれば長期処方できるんだけどね～。
なくなったら、近所の内科医に出してもらっていいよ。
『お薬の説明書』つけるから、それ持って行けばいいよ」
私「整形外科ではない方が良いんですか？」
先生「整形だと、不要な検査とかされるかも知れないしね～」
ふーん。それもそうか。なるほど。
そんなわけで、今回の処方は、
・リリカカプセル
・ロキソニン
・ムコスタ
でした。
次の診察は、また半年後の12月。
今度はMRIもやります。
先生「（次のMRIが手術から）2年だね～」
私「はい。」
・・・早いもんだな～～。
あれだけ大騒ぎして、手術して、なんだかんだあって、次はもう丸2年経つ。
なんというか、痛みにしても、痺れにしても、感覚麻痺にしても・・・
ほんと、時間かかるんだな。
だけど、「脊髄腫瘍」という病気を知ってから、いろいろなことを知った。
「神経細胞は一度傷ついたら修復できない」
初めは、そんな風なことを何かで読んだ。
それから、
「神経細胞もゆっくり修復することもできる」
いろいろな経験者の方々のブログや、その他サイトで知った。
さらに、その「ゆっくり」というのは、本当にゆっくりなんだ、ということを実体験している。
先生の言う通り、1年前と比べたら、回復していると言える。
だけど、手術前後に予想していた「ゆっくり」とは全然違う。
本当にゆっくりゆっくりすこしずつ、私の身体は元に戻ろうとしている。
どこまで戻れるのか、どのくらいの期間を要するのか、私にも先生にもわからない。
不安もあるけど、期待もある。
どうしようもできない痛みは、自分に合った薬で抑えられたらいいな、と思う。
そのうち、痛みも少しずつ減っていったらいいな、と思う。
とりあえず、リリカは1錠から試してみてね、とのことで、今日から試してみます。