2067

監督：セス・ラーニー

主演：コディ・スミット=マクフィー

地上の酸素が激減し、謎のウイルスが蔓延する

2067年の地球。

人類は人工酸素を供給する企業に支配されていた。

未来からのメッセージを受け取った企業から招集

され、イーサンは未来へ行くよう要請される。

ウイルスに冒された妻を救えることになると考えた

イーサンは、タイムマシンで407年後の世界に行く

ことを決意する。

彼はそこでの調査で、未来に送り出されることに

なった理由と、その裏に隠された巨大な陰謀を知る

ことになる。

酸素不足により、地球上の植物は絶滅。

人類は人工酸素に頼る日々。

そして疫病も流行。

加えてタイムトラベルも出てくる。

近未来を描いた映画は数々あるけど、いろんな要素

を盛り込んでいて、なかなか思い切った設定と

なっている。

イーサンがタイムトラベルで到着した先の未来は、

ジャングルのように植物が生い茂ったところだった。

でもイーサンは、そこで衝撃のものを見つける。

送られてきた時には、タイムマシンの電力不足で、

戻って来られるパワーもないという話だったのに、

途中からイーサンの同僚ジュードも未来に送られて

くる。

ジュードのおかげでイーサンが助けられる場面も

あるけど、ちょっとこの辺りから設定が怪しく

なってくる。

未来でもタイムマシンを発見し、帰れる手段は

出来たものの、システム復旧のために、電源回路の

切替を行わなければならない。

そしてその切替を時間内にやらなければ、核爆発が

起きるという、さらなる謎設定が出てくる

タイムリミットが出来たことで、もっとスピード感

や緊迫感があっても良かったけど、イーサンとジュ

ードが揉め出したりして、あまり感じられなかった。

ちょいちょいジュードの発言が怪しくて、何かあり

そうだとは思ったけど、後半でジュードがなぜ来た

のかが判明する。

でもいつの時代の人なのか、時系列がわからなく

なってきた

人間ドラマの部分は良かったけど、何か無駄死にが

多く感じられた。

過去を救えば、すなわち未来も変えられる。

結末としてはそういうことで、イーサンはやれる

ことをしたんだろうけど、植物が育つにも結局酸素

が必要なのでは？と頭がグルグルしてしまった