恩師、岡山潔 先生 | 寺下真理子オフィシャルブログ「Dreams come true」Powered by Ameba
芸高、芸大時代のわたしのヴァイオリンの先生である岡山潔 先生がお亡くなりになられました。


皆さんに読んでもらうというよりは、自分の気持ちを整理したくて、書いています。


15歳からお世話になり、大学卒業するまで岡山先生の門下生でした。


出来の悪いときから、何故か先生は私のことを認めてくださっていて、とても可愛がってくださいました。


時には、こんなに変な演奏したのに、なんで先生は褒めてくれるんだろう?とよく疑問になったものですが、、(特に高校の頃。)
先生なりの愛情表現だったのでしょうか。



何かと、へんてこりんな考えをする私なので、
真面目で、でもいたずら好きな先生が、いつも楽しそうに私をからかってました。笑



先生は昔から美食家でよくご飯を食べに連れて行ってもらったものです。


本当に本当に、ついこの間のように感じて、、


体にも気を使われていたので、まさかこんなに若くこの世を去る事になるとは想像もできませんでした。


いろんな意味で心配ばかりかけてしまった生徒でしたが、先生にはたくさんのチャンスをいただき、めげそうになった時も、演奏家としての自信を持たせてくださいました。



一緒に悔しがったり、喜んだりしてくださった先生でした。


本当に可愛がっていただきました。


懐かしいなぁ。
先生のメンデルスゾーンのコンチェルトに対する愛情はものすごくて、何度レッスン受けても、始めの1小節で30分ほど時間がたってしまうほど、、。。
あの曲は、本当に厳しかった。


色々思い出して、ちょっと悲しくなってきちゃった。

素敵な素敵な先生でした。


最後にお会いしたのは、3年前。
手術なさった後に、ある人を紹介して下った。
その方が、とても多くのサポートをしてくださっていて、先生が最後にくださったギフトのように今、感じています。


卒業して10年以上経っても、こんなに生徒を思ってくださる先生。。
 

手術直後は、冗談ばっかり言ってお元気そうで、先生!思ったよりも大丈夫そう!!と嬉しくなったのものでした、、、


どこか私も安心していたのですが、、


もっと先生に恩返しがしたかったです。
それにもっとたくさん連絡をしておくべきだった。。
無礼な生徒だったなぁと、、
後悔の気持ちも出てきます。


でも、先生との思い出、先生から教わったことは、私の心に生き続けています。


いろんな思い出が蘇ってきてしまいます。。


本当に大好きな先生でした。
これからも大好きですが、、💕


ありがとうございました。
先生、闘病お疲れ様でした。