楽しみ方 | 小森真理子オフィシャルブログ「まりこもいっしょ。」Powered by Ameba

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本屋さんやレンタルビデオ屋さんで
自分と全く趣味が違いそうな人を見つけてさりげなく遠目からどのジャンルの棚のどんな本を読んでるか見てみるのが好き。

たとえばさっき見た男性、ミステリー小説2冊を手に取った後、別の棚で作り置きおかずのレシピ本を読み始めた。


本来それだけではその人の事なんて全く分からないけど、それらの材料だけで彼を主人公にしたストーリーを作る遊びを開始する。(誠に勝手で非情なまでに理不尽)


彼はわりかし大手の営業マン。きっとゴルフなんかも付き合いのうちに得意になってそうだ。聴く音楽はなんだかんだ学生の時から好きなエレカシ。
そんな彼は結婚5年目、そろそろ子供が欲しいと願う妻の気持ちも分かってはいるつもりだが今はまだ自分の仕事が第一。
そんなある日、彼の妹が数日入院することになり、姪が家に預けられることになる。
姪のいる家は騒がしく落ち着けるとは言えなかったが、いつもよりも自然と明るい雰囲気になった様に感じられた。
姪が妹の家に帰ってから数日、また家はいままでより少しどんよりした空気。
姪を預かったことがきっかけになったのであろう妻は日頃の我慢が耐えきれなくなり実家に帰ってしまう。
毎日、もしくは1日置きくらいに彼は妻に帰ってくるよう促すのだが、未だ膠着状態。
しかしなんだかんだ1人の時間も悪くはないな。酒をあおりながらミステリー小説を読む為数冊手にしたのだがふと現実を見ると(実家住まいだったために)料理は得意ではない。毎日外食するのも如何なものか。
"簡単作り置きおかず"これなら悪くはないな。ふむふむと彼は携帯で近くのスーパーの営業時間を調べるのであった。



みたいな。

近頃は本屋さんがカフェと一体化していたりするのですぐに手にした幾つかの材料で考えることができるから楽しい。

カフェに座っていたらこれまた色んな会話が聞けるので楽しいのだけれどそれはまた別のお話。




真理子