小規模多機能で働くなら派遣の夜勤専従がおすすめ | 介護職員マリコの本音ブログ

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介護職歴20年以上、福祉施設で働く女の日常。

 

小規模多機能型居宅介護施設(以下、小規模多機能)をご存知でしょうか?小規模多機能とは「通い(デイサービス)」「宿泊(ショートステイ)」「訪問(ホームヘルパー)」を一つの事業所で運営する地域密着型サービスです。

在宅介護を受ける高齢者が、容態や希望に応じて柔軟に利用できる居宅介護サービスとして注目されている施設形態です。

介護職員にとって小規模多機能は地獄?

3つの介護サービスが提供される小規模多機能ですが、そこで働く介護職員は複雑に入り組む業務内容に翻弄されているのが現状。

そもそも小規模多機能では、通いのデイサービス、宿泊のショートステイ、訪問のホームヘルパーといったサービスが行われるため、勤務する介護士にはそれぞれに対応できるスキルと知識が求められています

一部の施設では、サービスごとに専属スタッフを配属しているケースもみられますが、限られた人員で運営しなければいけない小規模多機能で働くには、全てのサービスに対応できることが、職員採用の条件となっているようです。

 

小規模多機能は人が集まらない

このように、利用者様にとっては手続きが簡略化されるなどのメリットがある小規模多機能ですが、そこで働く職員にとっては異常なまでに忙しいだけという状態

そのため、小規模多機能で働きたいと考える介護士は少なく、採用担当者は人材集めに苦戦しているそうです。

小規模多機能の派遣求人が増える

正社員の雇用が厳しい職場の頼みの綱が派遣社員。最近では、小規模多機能の派遣求人を頻繁に目にするようになりました。

全てのサービスをマルチに対応できる常勤介護士を正社員で1人雇い、他のスタッフは随時募集しながら派遣社員でカバーしている小規模多機能も少なくありません。

基本的に小規模多機能の派遣業務はサービスごとの専属となりますので、通いなら通所介護(デイサービス)業務だけ、訪問なら訪問介護(ホームヘルパー)業務だけとなります。そして、おすすめしたい狙い目求人こそが宿泊(ショートステイ)の夜勤専従です。

小規模多機能の派遣求人は宿泊の夜勤専従が穴場

小規模多機能では、通い(デイサービス)と宿泊(ショートステイ)が行われ、職員の業務範囲は多岐にわたります。そのため、夜勤専従といった求人が多く募集されています。

介護求人サイトでは夜勤専従の正社員求人もわずかに募集されているようですが、職員への配慮のため派遣社員を利用している小規模多機能が大半となっています。

小規模多機能の夜勤は楽?

小規模多機能の夜勤は基本的に1人体制です。一見、キツそう思えますが、特別養護老人ホームや介護老人保健施設の夜勤に比べれば随分と楽でしょう。

ここで、とある特別養護老人ホームを例に比較してみましょう。この特養では、入居者80床、ショートステイ20床の計100名を夜勤職員4名で回しています。

実際の勤務では4名のうち1人は常時休憩に入るため、1人あたり約30名を介護をしなければなりません。さらに、身体介護が必要だったり、重度の認知症で徘徊や暴言が酷い方も多く、正直かなりキツい職場と言えます。

それに比べて、小規模多機能の宿泊(ショートステイ)は上限9名と受け入れ定員が決まっています。また利用者の多くが要支援レベルの高齢者で、排泄介助はトイレ誘導といった軽度な業務がほとんど。施設もそこまで大きくないためワンフロアでの業務となります。

 

 

小規模多機能の夜勤専従で働く方法は?

複数ある介護派遣サイトの中から小規模多機能の求人を調べてみたところ、「かいご畑(ニッソーネット)」が対応していました。

特にかいご畑は公開求人だけでも100件以上募集があり、非公開求人を合わせると数百件の小規模多機能の派遣求人を保有していると考えられます。夜勤専従にも対応しているので、小規模多機能の派遣求人ならかいご畑がおすすめです