介護職員マリコの本音ブログ

介護職員マリコの本音ブログ

介護職歴20年以上、福祉施設で働く女の日常。

 はじめまして!介護施設で働いている介護福祉士のマリコです!

このブログをはじめたキッカケは、介護士の仕事のリアルをつぶやきたいと思ったことです!

良いことも書きますし、時には愚痴も言ったりします… 

でも、皆さんにはもっと介護という仕事について知ってもらいたいので、できる限り包み隠さず、リアルをお届けしますね!
 
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正社員として働いても給料が少ない介護業界の仕事。さらには、サービス残業が多いという矛盾に苦しんでいませんか?そんな介護士さんが今選ぶべき働き方こそが派遣社員です!

派遣社員は時給換算なので、働いた分だけ給料がしっかり貰えます!

また、残業中も時給が発生するのでサービス残業に悩む心配もありませんよ!

労働時間が長い割に基本給が低い介護業界のお仕事は、派遣社員のほうが割に合った働き方なんです!

 

介護派遣なら働いた分だけ給料はしっかり貰えて、サービス残業に悩む心配なし

 

しかし、注意しなければいけない事は「どの派遣会社に登録するか?」ということ。派遣会社によって求人内容が異なります。また、時給や福利厚生も全く違ってきます。

介護士さんのことをちゃんと考えてくれない派遣会社に登録してしまっては、正社員の時よりヒドい条件で働くことになりかねません。

つまり、登録する派遣会社選びはとても重要なことなんです!

そこで当サイト「介護派遣ランキング」では、実際に派遣会社に登録した介護士さんの口コミや評判を集めて、介護派遣の求人サイトをランキングで比較しました!

介護派遣への転職で失敗しないためにも、こちらのランキングを参考にして、介護士さんを大切にしてくれる派遣会社を選んでくださいね!

1位:かいご畑

 
派遣求人数 8482件(2019年8月現在)
時給相場 1500円
福利厚生 社会保険制度(健康保険、厚生年金保険、雇用保険)
健康診断
年次有給休暇制度
産前産後休業制度
育児休業制度
介護休業制度
対応エリア 全国
おすすめ度 ★★★★★

かいご畑のメリット

  • 介護資格が実質0円で取れる「キャリアアップ応援制度」
  • 無資格・未経験OKの派遣求人多数
  • 短時間勤務・週3日〜などの条件あり
  • 専任のコーディネーターがサポート

かいご畑の口コミ評判

残業が減って家族と過ごす時間が増えた(東京都 / K・Oさん 30代 男性)

評価:★★★★★

初めての派遣でも丁寧なサポートで安心できる(大阪府 / H・Aさん 20代 女性)

評価:★★★★★

無資格未経験だからこそ「かいご畑」を選んだ(東京都 / F・Eさん 40代 男性)

評価:★★★★★

 

かいご畑の特徴

株式会社ニッソーネットが運営する「かいご畑」は、厚生労働省が認めた優良派遣事業者です。

かいご畑に登録する人の49%は介護の資格を持っていない人、さらに59%は介護の実務経験がない人で、これから派遣介護士として働き出す方、実務未経験の方にこそおすすめ。

さらに、介護の資格(介護職員初任者研修、実務者研修、介護福祉士講習)が無料で取得できる「キャリアアップ応援制度」も利用できるため無資格の方でも安心。

求人内容も、午前だけ・午後だけといった短時間勤務から、週3日〜でもOKな求人まで、こだわりの希望で派遣のお仕事を探すことができます。

登録後は専任のコーディネーターが全面サポートしてくれるため、面倒な日程調整もすべてお任せ。

筆者の私自身も、ニッソーネットには長くお世話になっているので、本当におすすめですよ。

2位:きらケア

 
 
派遣求人数 22164件(2019年8月現在)
時給相場 1450円
福利厚生 社会保険制度(健康保険、厚生年金保険、雇用保険)
健康診断
年次有給休暇制度
産前産後休業制度
育児休業制度
対応エリア 北海道、宮城県、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、愛知県、静岡県、大阪府、京都府、奈良県、兵庫県、広島県、福岡県
おすすめ度 ★★★★☆

きらケアのメリット

  • 最大時給1700円の高収入求人あり
  • 派遣求人数が多い
  • 担当アドバイザーが待遇などの条件交渉をしてくれる
  • 派遣先の職場について詳しく聞ける

きらケアの口コミ評判

平均的に時給が高い派遣会社(東京都 / T・Aさん 30代 男性)

評価:★★★★☆

大手企業なので安心して働けます(神奈川県 / K・Yさん 30代 女性)

評価:★★★★☆

主婦の仕事復帰として登録(東京都 / M・Hさん 40代 女性)

評価:★★★★☆

 

きらケアの特徴

レバレジーズキャリア株式会社が運営する「きらケア」は、介護業界に特化した人材派遣サービスです。

優良派遣事業者としても厚生労働省に認可されており、信頼できる人気の介護派遣会社となっています。

きらケアには、介護業界に精通した転職アドバイザーが多数在籍しており、登録スタッフのサポート体制も万全。求人紹介や日程調整はもちろん、待遇面の条件交渉までも代わりに行ってくれます。

また、登録スタッフや職場担当者からのヒアリングで得たリアルな情報も、惜しみなく共有してくれます。紹介された派遣先の口コミなども聞けちゃいますよ。

ただ唯一、エリアが限定的だということがデメリット。派遣求人はどうしても都心部に集中してしまいます。ですので、登録の際はご自身が希望する勤務地が対応エリアに含まれるかどうかを確認しましょう。

3位:スタッフサービス・メディカル

 
派遣求人数 24947件(2019年8月現在)
時給相場 1400円
福利厚生 社会保険制度(健康保険、厚生年金保険、雇用保険)
健康診断
年次有給休暇制度
育児休業制度
医療・介護職向けセミナー
提携優待サービス
対応エリア 全国対応
おすすめ度 ★★★★☆

スタッフサービス・メディカルのメリット

  • すべての求人が交通費支給
  • 無資格・未経験OKの派遣求人あり
  • セミナーや優待利用などの福利厚生が充実
  • 5万円のお祝い金あり

スタッフサービス・メディカルの口コミ評判

介護の派遣社員として再スタート(神奈川県 / T・Oさん 40代 男性)

評価:★★★★★

女性が働きやすい派遣会社(愛知県 / N・Kさん 50代 女性)

評価:★★★★☆

看護助手にもチャレンジ(埼玉県 / A・Tさん 30代 女性)

評価:★★★★☆

 

スタッフサービス・メディカルの特徴

介護士、看護師、医療事務といった医療福祉系のお仕事情報を取り扱う求人サイト「スタッフサービス・メディカル」は、株式会社スタッフサービスが運営してます。ユニークなテレビCMと「オー人事」でお馴染みのあの企業です。

人材派遣最大手であるほか、厚生労働省が認可する優良派遣事業者としても登録されており安心。話だけ聞いてみたい方も大歓迎です。

また、福利厚生が充実していることもスタッフサービスの強み。各種社会保険や有給休暇はもちろん、紹介されたお仕事のすべてが交通費支給であったり、仕事に活かせるセミナーが受けられたり、お得に利用できる提携優待サービスもあります。

さらに、無資格の方に限り、スタッフサービス・メディカルに登録後して3ヶ月以内に「介護初任者研修」を取得すると、5万円のお祝い金がもらえちゃいます。転職活動はお金が掛かるので、これは嬉しいですね。

4位:MC介護のお仕事

 
派遣求人数 4703件(2019年8月現在)
時給相場 1300円
福利厚生 社会保険制度(健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険)
健康診断
年次有給休暇制度
対応エリア 全国対応
おすすめ度 ★★★★☆

MC介護のお仕事のメリット

  • 高待遇の非公開求人が多い
  • 介護資格を持つプロのキャリアコンサルティング
  • 職場環境の様子が事前に分かる
  • 日雇い・短期・長期など様々な派遣求人

MC介護のお仕事の口コミ評判

介護職で日雇い求人があるのはMC介護だけ(千葉県 / A・Oさん 20代 女性)

評価:★★★★☆

労災加入など安心できる福利厚生が魅力的(埼玉県 / K・Iさん 40代 女性)

評価:★★★☆☆

将来の夢のために介護士派遣で働く(福岡県 / O・Tさん 20代 男性)

評価:★★★☆☆

 

MC介護のお仕事の特徴

株式会社メディカル・コンシェルジュが運営する「MC介護のお仕事」では、全国各地の介護職の求人を取り扱っています。

その特徴は何と言っても非公開求人の多さ。非公開求人とは応募の殺到を防ぐために、あえて一般公開していない求人のこと。なかには高待遇や高時給の求人も含まれています。

非公開求人を紹介してもらうには、キャリアコンサルティングを利用しなければいけませんが、担当者の方も介護資格を持つ転職のプロ。介護職経験者だから分かる悩みの相談もお任せ下さい。

またMC介護のお仕事には、介護業界では珍しい1日単位の日雇い求人も募集されています。空いたスケジュールでスポット勤務ができるため、副業にもおすすめです。

5位:ツクイスタッフ

 
派遣求人数 17424件(2019年8月現在)
時給相場 1350円
福利厚生 社会保険制度(健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険)
年次有給休暇制度
対応エリア 全国対応
おすすめ度 ★★★☆☆

ツクイスタッフのメリット

  • 運営元が東証一部上場企業
  • 全国38支店を展開
  • 介護資格を持ったキャリアアドバイザー

ツクイスタッフの口コミ評判

初めて介護業界で働く人におすすめ(東京都 / K・Kさん 40代 女性)

評価:★★★★☆

派遣とパートが活躍する会社(東京都 / A・Nさん 50代 女性)

評価:★★★☆☆

派遣から社員へキャリアチェンジ(愛知県 / O・Iさん 30代 男性)

評価:★★★★☆

 

ツクイスタッフの特徴

東証一部上場企業の株式会社ツクイスタッフが運営する「ツクイスタッフ」は、介護・医療業界に特化した求人サイトです。

親会社の株式会社ツクイも上場しており、デイサービス、訪問介護、 有料老人ホームなど全国600ヶ所で介護サービスを提供。専門のノウハウが介護派遣事業にも活かされています。

全国に38支店を展開しており、派遣登録も最寄りの支店で行える点がメリット。 地域密着の介護求人を紹介してくれます。

また、介護の資格を持つキャリアアドバイザーが多数在籍するため、働く上で気になる条件や内容にもしっかりお答え。就業後のアフターフォローも安心です。

6位:ベネッセMCM

 
派遣求人数 1382件(2019年8月現在)
時給相場 1400円
福利厚生 社会保険制度(健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険)
年次有給休暇制度
介護休業制度
資格取得サポート制度
提携優待サービス
対応エリア 全国対応
おすすめ度 ★★★☆☆

ベネッセMCMのメリット

  • 東証一部上場のグループ企業
  • 時給アップキャンペーンあり
  • 資格取得講座の割引制度あり

ベネッセMCMの口コミ評判

夜勤専任で夫の給料を超え焦る嫁(埼玉県 / T・Aさん 30代 女性)

評価:★★★☆☆

介護士の労働環境が整うまで派遣と決めました(神奈川県 / T・Tさん 20代 女性)

評価:★★★★☆

介護職で月収30万円を最速達成するならベネッセがおすすめ(東京都 / D・Wさん 30代 男性)

評価:★★★★☆

 

ベネッセMCMの特徴

「ベネッセMCM」は、東証一部上場の株式会社ベネッセホールディングスのグループ企業が運営する介護求人サイトです。

介護派遣求人は、関東、東海、関西の都心部を中心に紹介可能。通常よりも時給が高くなる「時給アップキャンペーン」では、最大時給1800円のお仕事もあります。

また、派遣に登録した方限定で介護職員初任者研修が安く取得できる「資格取得講座の割引制度」も利用可能。福利厚生も充実しているため、長く安心して働ける派遣会社です。

7位:グッドパートナーズ

 
派遣求人数 459件(2019年8月現在)
時給相場 1700円
福利厚生 社会保険制度(健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険)
健康診断
年次有給休暇制度
交通費全額支給
社内資格認定制度
インフルエンザ予防接種
若者支援奨学金制度
介護職員スキルアップ研修
対応エリア 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県
おすすめ度 ★★★☆☆

グッドパートナーズのメリット

  • 最大時給2000円の高収入求人多数
  • 介護職員スキルアップ研修開催
  • 若者支援奨学金制度が利用できる

グッドパートナーズの口コミ評判

期間限定の時給アップキャンペーン(神奈川県 / A・Oさん 30代 女性)

評価:★★★☆☆

派遣先の施設選びは慎重に(東京都 / N・Nさん 40代 女性)

評価:★★☆☆☆

短期間の派遣にもおすすめ(東京都 / K・Aさん 30代 男性)

評価:★★★☆☆

 

グッドパートナーズの特徴

介護派遣で最も時給が高いと評判の「グッドパートナーズ」は、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の首都圏に特化した介護派遣会社です。 気になる時給は最高で時給2000円、基本時給も1700円と他者とは格が違います。

その背景には、業界最低水準のマージン率を維持する企業努力が。派遣先企業が支払う料金の大半を、登録スタッフの給料や福利厚生に還元しているため、グッドパートナーズとしてん利益は微々たるもの。これも全て、登録スタッフが納得して働けるようにとのこと。

その一方で、登録にはそれなりの審査基準が設けられているとか。経験者の口コミによると、無資格者は基本的にNG。最低でも介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級)を持ってないと門前払いだとか。

未経験者向けのお仕事もほとんど扱っておらず、こちらも1年以上の介護実務経験が求められるなど、数ある介護派遣会社のなかでも登録選考が厳しいようです。

ですので、他で派遣を経験してから、グッドパートナーズに転職といった方にはおすすめできる介護派遣会社です。

介護で働くなら高給料で働き方自由な派遣社員

介護士の仕事には「給料が低い」「仕事がキツい」「休みが少ない」といった悪いイメージがありますよね。

そういったイメージから、介護業界で働くことに不安があるという方も少なくありません。

厚生労働省によれば、介護施設で働く正社員の平均月給は手取り月15万円~17万円前後ともいわれており、年収にすると約250万円~300万円と、決して高額とは言えない給料となっています。

仮に、国家資格の介護福祉士を持っていたとしても、一般企業に務めるサラリーマンの平均である年収400万円に届かない方も少なくありません。

高齢者の命を預かる責任重大な職業にも関わらず、介護職員の待遇が一向に改善されないことが、日本の福祉業界における大きな課題となっています。

 
 

また、介護施設で働く正社員となれば、通常の日勤に加えて月4回ほど夕方~翌朝までの夜勤に入る必要があります。

経験された方ならお分かりになると思いますが、夜勤に1回入るだけで生活リズムが大きく変わります。

そのため、週に2日休みがあっても、うち1日は心身ともに疲れてしまいプライベートはあってないようなもの。割に合わない仕事だという声をよく耳にします。

さらには少子高齢化の影響で、介護サービスの利用者が増えて肝心の介護士が不足するといった状態が全国各地で発生。

ただでさえ過酷な介護業務がさらにキツくなり、現職の介護士が次々と他の業界へと転職してしまうことも大きな問題となっています。

そんな激動の介護業界で新たに注目を浴びているのが派遣社員という働き方です。

一昔前は、将来安定とされていた正社員が人気でしたが、今ではあえて派遣社員として働く介護士が急増しているのです。

派遣社員といえば「ボーナスがない」「契約期間が決まっている」「将来が不安」といったマイナスイメージがある雇用形態ですが、それでも介護業界では派遣という働き方が人気です

それでは、介護士がこぞって派遣に登録する理由をご説明します。

介護士が派遣社員として働く5つのメリット

派遣社員はボーナスがある正社員より稼げます

 

いきなりですが、正社員と派遣社員ではどちらの方が年収が高いと思いますか?

一般的な業界であれば、手取りが同じでも正社員のボーナスによって年収に差が出ますよね。

しかし、介護業界の場合は正社員の初任給はかなり低く、職場によってはボーナスすら出ないといったことも珍しくありません

一方で、介護業界全体的に職員不足を補うため、派遣社員の需要がかなり高くなっています。

そこで、正社員と派遣社員の年収を比較してみました。

正社員は介護業界の平均データから参照し計算しています。派遣社員はベネッセMCMの派遣スタッフとして働く知人から聞いた時給を基に年収を割り出しています。

介護施設 正社員(入社1~3年)

年収240万円 ~ 264万円
(月給15万円~17万円 + 夏冬賞与60万円)

派遣社員

年収268万円 ~ 326万円
(日勤:時給1400円~1700円 8時間勤務 月20日勤務)

年収420万円
(夜勤:1回35000円 月10回限度)

もちろん、正社員であれば勤務年数に応じて、給料が上がったりボーナスが増えることもあるでしょう。

しかし上記の例のように、同じ介護士でも正社員と派遣社員では、年収が100万円以上も違うといったことも多々あります

派遣社員の残業代は必ず支払われます

 

派遣社員の給料形態は時給制になるため、働いた分だけ自分の給料に反映されます

そのため、残業中も時給が発生し、残業代としてしっかりお金を貰うことができます。

介護施設で働く介護士にとって残業は当たり前。

もともと予定していた1日のスケジュールはあるのですが、小さなトラブルの積み重ねで徐々に時間がずれてしまい、結局は毎日1時間ほど終業予定時間を過ぎてしまう。

そんなことは日常茶飯事でしょう。

正社員の場合だと、いくら残業しても残業代が支給されない職場も珍しくありません。

つまり、正社員はサービス残業を強いられているのが現状です

ですが、派遣社員の場合は労働者派遣法と呼ばれる派遣社員を守る法律によって、職員の労働時間が厳しく定められています。

そのため、派遣社員に残業をさせる職場は非常に少ないと言われています。

もし仮に、派遣社員が残業を依頼された場合でも、労働者派遣法によって時給が25%増になるため、通常よりも高い時給で働いたことになります。

知人が働くベネッセMCMでは、月間の残業時間が5分単位でキッチリ計算され、キッチリ残業代が支払われています。

 

関連記事:介護派遣ならサービス残業なし!定時で帰れて残業代も全額支給!

派遣社員のシフトは自分で決められます

 

正社員の場合は週5日の日勤に加えて、月数回の夜勤もあります。

シフトの希望が出せる職場もありますが、大抵は施設長やサービス提供責任者が決めるため、よっぽどの理由がない限りシフトを自分の希望通りに調整することは難しいでしょう。

しかし、派遣社員の場合は登録する派遣会社から、自分の希望に沿った働き方を選ぶことができます

たくさん休みたい月、たくさん働きたい月、旅行のため長期休暇。日勤のフルタイムで働くのか、週3日勤務にするか、はたまた夜勤専任で集中的に働くのかなど、シフト調整にとどまらず、あなた自信が働き方を自由に決められます

自分のライフスタイルを最優先にシフトや働き方が選べるので、資格取得のための勉強時間を確保したり、他のアルバイトのかけもちとった副業も可能。

決められた時間や決められた日数で働く正社員と違い、派遣社員は生活全体に時間の余裕が生まれます。

つまり、これまでおろそかにしていたプライベートを充実させられるということです。

派遣先の勤務地は自由に選べます

 

派遣契約ごとに勤務地を自由に選べるということも派遣社員のメリットです。

例えば、資格取得のために3ヶ月間スクールに通う場合は、スクールに近い介護施設で働くといったことも可能。仕事終わりに講習を受けたり、通勤と通学で同じ定期券が使えますので経済的にもお得です。

このように、職場とプライベートの行動範囲を狭めることで、時間もお金も節約することができます

もちろん「もっと長く働きたいな」と思える職場があれば、契約を更新することで長期間同じ職場で働くことも可能

仕事のためにプライベートを犠牲にするのではなく、プライベートに合わせて仕事を変えられることが派遣社員の魅力ですよね。

紹介予定派遣で正社員も目指せます

 

万が一正社員として働きたいと思い立っても心配ありません。派遣社員には紹介予定派遣といった働き方もあります。

紹介予定派遣とは、派遣期間終了後に派遣社員と派遣先で合意が得られれば、そのまま正社員(契約社員)として働くことができる仕組みです

つまり、派遣社員として働きながら、いつでも正社員へ道を選べる画期的な働き方のことです。

正社員求人に直接応募する方法とは違って、実際に働きながら職場の雰囲気や人間関係などが見極められるので、入社後のイメージの相違による退職リスクを防ぐことができますよ。

紹介予定派遣として働くメリット

  • 自分の希望に通りの仕事内容かを見極められる
  • 職場の雰囲気や人間関係を知ってから決められる
  • 求人サイトに掲載されていない施設の正社員になれる
  • 実務未経験でも正社員を目指せる

紹介予定派遣の考え方をちょっと変えてみれば、派遣社員として働きながら、正社員として働く施設を探すための転職活動をしているようなものです

なかなか働きたい職場が見つからなくても、勤務中は実務経験が積めるので決して無駄にはなりません。

また、正社員転職とは違って、職場が変わっても職歴が汚れないことも特徴。紹介予定派遣の制度を利用して、納得のいく仕事を探しましょう。

 

関連記事:介護派遣の登録型と紹介予定の違いとは?メリットとデメリットを解説

介護派遣のお悩み解決

これから介護士の派遣社員として働く方にとって、気になることや不安に思ってることを各項目ごとに詳しくご説明するコーナーです。派遣社員という働き方には知らないと損することもたくさんあるので要チェックですよ!

介護派遣で働く先輩に転職体験談インタビュー

 
かいご畑(ニッソーネット)で働く現役の派遣介護士へインタビューしました。気なる派遣社員の給料や仕事内容までいろいろ答えてくれたので、これから派遣介護士として働きたい方は必見です!

 

前回に引き続き、かいご畑(ニッソーネット)の派遣介護士として働く知人にインタビューをしました。今回聞いた内容は「介護士派遣としておすすめな働き方とは?」です。

派遣社員として働く際は、日勤、夜勤、週5日フルタイム、週3日など様々な働き方から自由に選べますが、どの働き方がいいのかイマイチ分からないといった方は必見ですよ。

派遣介護士 Tさんのプロフィール

大学卒業後、都内の営業会社へ入社。人間関係が上手くいかず入社6ヶ月で退社。資格給付金制度を利用してホームヘルパー2級を取得。その後、訪問介護事業所に就職。

訪問介護を1年経験したのち「かいご畑(ニッソーネット)」の介護派遣に登録。ずっと週5日フルタイムの日勤でしたが、先月から夜勤専従として勤務中。

 
 

いきなりですが、派遣社員としておすすめな働き方は?

絶対に夜勤専従!給料も良いのでかなりおすすめです!

派遣社員として働く理由は人それぞれだと思うし、目的に沿った働き方をすることが一番です。でも、これといった理由もなく、ただ単にお金を稼ぎたいって人なら断然夜勤がおすすめですね。

私も始めは、週5日のフルタイムで働いていたのですが、「どうせなら良い機会だし、夜勤も経験しておきたい」という理由から、2ヶ月経過した契約更新のタイミングで夜勤専従のシフトの希望を出しました。

どちらかというと、夜更かしは出来ないタイプの人間だし、朝は目覚まし時計をセットしなくても起きられるほど規則正しい生活を送っていたので、昼夜逆転する夜勤に若干の不安がありました。

でも実際に夜勤専従の派遣をやってみると、意外と余裕だってことに気が付きました(笑)

 

施設にもよりますが、介護施設の夜勤はかなり楽ですよ。というのも、入居者様はほとんど寝ているから。夜なんだから当たり前ですよね(笑)

たまに起きてきちゃう入居者様もいるのですが、日中の介護に比べると仕事をしてないようなものですよ。動かないから汗は一滴もかきませんからね(笑)

同じ介護施設で働く夜勤専従の派遣の方には、夜勤明けで掛け持ちしてる別の介護の仕事に行くって人もいました!普通に月収50万円とか行きそうですよね!

 

 

それなのに給料が日勤よりも高いっていう点も不思議なところです。

日勤シフトの場合は時給1400円で8時間を月20日出勤でしたが、夜勤専従の場合は16時入りの翌日朝10時まで。休憩は2時間なので実働16時間を1回で2万9640円。

ちなみに夜勤は月に最大10回まで入れます。

そうすると日勤は月給22万4000円ですが、夜勤の場合は月給29万6400円になるんですよ。日勤より仕事内容が楽なのに、給料は月7万2400円も夜勤の方が高いんですよ!

しかも、今の職場は時給アップキャンペーン対象の施設なので、夜勤1回3万5490円で月給35万4900円です!「かいご畑(ニッソーネット)」なら交通費は全額支給されるので、そこから社会保険を引いても、手取り月30万円以上です。初任給の2倍ですよ(笑)

夜勤明けと次の日は完全OFFなので、明けで爆睡して、次の日は丸1日プライベートに使えます。次の出勤も入りが夕方なのでぐっすり眠れます。なので全く疲れは感じないですね。

それじゃ、社員になるどころか派遣の日勤にすら戻れなくなったのでは?

その通りです(笑)

現在、介護福祉士の資格取得を目指していて、実務者研修を取るためスクールに通っているんですが、介護福祉士を取ったところで今より給料のいい正社員の求人ってなかなかないんですよね。

転職エージェントのキャリアコンサルタントさんにも相談しているのですが、夜勤専従の正社員求人は全く無いらしく、結構困らせてしまってます(笑)

でも正直な気持ち、派遣の夜勤が介護業界の行きつくべき所なのかな?とも思ってます(笑) だって仕事は楽だし、給料はサラリーマンの平均以上稼げるし、介護業界全体でみても需要が高いですからね!介護派遣の夜勤専従は本当におすすめですよ!

 
前:介護士の派遣社員って職場でどんな扱い?

 

介護派遣を検討している方の中には「派遣社員って実際のところどんな感じ?」といった疑問や不安を抱えてる方も多と思います。

そこで今回は、かいご畑(ニッソーネット)の派遣介護士として働く知人にいろいろインタビューしました。実際に派遣社員として働く貴重な意見は必見です。

派遣介護士 Tさんのプロフィール

大学卒業後、都内の営業会社へ入社。人間関係が上手くいかず入社6ヶ月で退社。資格給付金制度を利用してホームヘルパー2級を取得。その後、訪問介護事業所に就職。

訪問介護を1年経験したのち「かいご畑(ニッソーネット)」の介護派遣に登録。ずっと週5日フルタイムの日勤でしたが、先月から夜勤専従として勤務中。

 

 

派遣社員の業務内容って特別?

いいえ。普通の介護士業務です。

派遣社員だからといって高いスキルが求められることはありません。むしろ、今のところ介護士として基本的な業務しか任せられていませんね。レクリエーションやご家族の対応などは、基本的に社員さんが行うので、本当に基本的な業務だけです。

派遣社員って入社後はどんな感じ?

求められることは基本中の基本で、すぐに慣れますよ。

まるで、新入社員のように迎え入れて、手とり足とり教えてくれる施設もあれば、初日から入居者様の入浴介助や食事介助をバリバリ任せられる施設もありましたよ。

正社員雇用を前提とした紹介予定派遣を積極的に行っている施設は、派遣社員の研修にも力を入れているみたいですけど、基本的に派遣社員を頼む施設は、一時的な人手不足を補いたいところがほとんどなので、そこまで難しい業務は任せないことが多いと思います。

派遣社員の人間関係は?

私の場合はかなり歓迎された。

飲み会や交流会には、パートや派遣とか関係なしに頻繁に誘ってくれるし、そのあたりの心配は特にいらないと思う。むしろ派遣社員=忙しさを解消してくれる助っ人として歓迎されるケースも多くて、社員の人ともすぐに仲良くなれました。

残業って結構多い?

ほとんどありません。あっても1時間程度。

派遣社員には残業はさせないようにする傾向が強く、今のところほとんどが定時帰宅。たまに、どうしても人手がたりないって理由で残業をお願いされることもあるけど、その時は時給が高くなるのでむしろラッキーって感じです。でも、社員さんは残業代なしで頑張っているのに、なんだか申し訳ない気持ちになるのも事実。くれぐれも自分の時給は言わないように!視線が痛いです!

別の職場に移る時はどんな感じ?

派遣だからという事もあって気にはならない。

辞める時に関しても、契約関係は全て派遣会社が代わり行うので、別の職場に移りたいと思えば、何も気にすることなく普通に別の施設へ移れます。でも、大抵の場合は契約更新日が近づくと、施設長や社員さんに引きとめられるので、それがちょっと厄介かな。嬉しいんですけどね(笑)

正直なところ、正社員として働きたい?

絶対に無理ですね(笑)

今からどこかの施設の社員になったら給料が3分の2くらいになってしまいますから(笑) その上、残業や夜勤も増えて、プライベートの時間が全然取れなくなる気がします。

いずれは社員になりたいとは思いますが、今のところしばらくは派遣社員として働いていくつもりです。派遣社員になってからは、仕事もプライベートも充実してますし!

次:介護士派遣としておすすめな働き方とは?
 

 

介護業界で働く方の中には、サービス残業の多さに悩んでいる方も多いはず。

求人情報では8時間勤務と書いてあったのに、毎日2時間以上の残業。しかも残業代が出ないサービス残業だったなんて状況。

なかなか家に帰れないし、ボランティアで働いていると思うとイライラ。

そんな方には介護派遣がおすすめ。派遣介護士ならサービス残業は一切ありません。残業代も全額支給されますよ。

サービス残業がない介護派遣の仕組み

いくら頑張ろうが1円にもならない辛いサービス残業、出来ることならしたくありませんよね。

そんな方に朗報!介護派遣にはサービス残業がないんです!

その理由は、介護派遣ならではの仕組みが関係しています。

派遣登録すると派遣会社と雇用契約を交わします。その後、紹介された介護施設に勤務する。これが介護派遣の仕組み。

給料の支払いや社会保険の加入は派遣会社で行いますが、業務指示は派遣先の介護施設が行うことになっています。

 

 

正社員であれば、雇用契約も業務指示も介護施設が行うため、残業しても残業代を支払うかどうかは自由に決められます。つまり、職員にサービス残業させ放題というひどい状況。

しかし介護派遣の場合、給料を支払うは派遣会社。自社スタッフである派遣介護士がどれだけ働いて、どれだけの残業をしたかを把握しなければなりません。

つまり「タダ働き」といった不正がそもそも出来ない仕組みとなっています。

悪く聞こえるかもしれませんが、派遣会社にとって派遣介護士は大切な商品。使った分だけ、料金を請求しないと損。

無賃労働のサービス残業なんて言語道断というワケなんです。

派遣介護士へのサービス残業指示は労働基準法違反

そもそも、サービス残業は労働基準法違反だって知っていますか?

本来であれば、正社員であっても残業代は全額支払われるべきなんです。

ですが、雇用主と従業員という立場上、仕方なくサービス残業を受け入れているのが実情。解雇されるくらいならと、渋々働いている方が大半かと。

一方の介護派遣は「派遣会社」と「介護施設」が対等な契約を交わして成り立っています。

先ほども説明した通り、派遣介護士という価値ある人材をリースしているようなもの。誤魔化すなんてできません。

会社と会社の管理下の元、安心して働くことができることも介護派遣のメリットでしょう

そうした理由もあってか「サービス残業して当たり前」といった風潮が強い介護業界では、あえて派遣介護士という働き方を選ぶ方が増えています。

派遣介護士をサービス残業から全力で守る派遣会社

もし、介護施設が派遣介護士にサービス残業を強制したらどうなるのか?

この場合、労働基準法違反で罰則を受けるのは、なんと雇用主の派遣会社になるんです。もちろん介護施設側にも責任が問われますが、無報酬の時間外労働をさせたという理由で派遣会社に行政指導が入ります。

労働基準法以外にも、派遣社員の労働環境保護を定める「労働者派遣法」も厳守しなければなりません。

参照労働派遣法(労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律)

「労働基準法」や「労働者派遣法」を何よりも守らなければいけない派遣会社。

派遣介護士がサービス残業していないか、派遣先で不当な扱いを受けていないかを、派遣会社は常に注意を払っています

介護派遣なら残業代も割増で支払われる

介護派遣にサービス残業はありませんが、ちょっとした残業をお願いされる事はあるでしょう。

そうした場合でも、残業代は必ず支払われるので安心してください

介護派遣は時給制なので、残業時間も勤務時間に含まれます。タイムカードに記入された勤務時間で、給料を支給してくれますよ。

また、労働基準法では1日8時間、週40時間を超える残業には、通常の25%以上の割増賃金を支払うことが義務付けられています。

さらに、深夜労働(22時~翌5時)の残業は25%以上、休日出勤は35%の割増賃金となります。

  • 時給1200円で残業(25%増)なら時給1500円
  • 時給1200円で残業(25%増)+夜勤(25%)なら時給1800円
  • 時給1200円で残業(25%増)+休日出勤(35%)なら時給1920円

このように、派遣介護士の残業中は通常では考えられない高時給となっています。これは率先して残業したくなりますね。

しかし、派遣介護士が残業すれば、それだけ介護施設が負担する派遣料金が高くなるというもの。

派遣介護士に残業させるなら、正社員に残業させた方が安上がりです。

そういった背景もあり、派遣介護士が残業する時は必要最低限。日常的に残業できる職場は、むしろ珍しいくらいです。

介護派遣の残業時間は平均どれくらい?

介護派遣の残業時間は、派遣先の介護施設によって様々。

例えば、正社員が採用できるまでの穴埋めとして、派遣介護士を利用する施設は残業多め。

逆に、介護保険法で定められた施設規模に対して、必要な職員数を満たすために派遣介護士を依頼している施設は残業少なめ。

私が以前に働いていた派遣先では、だいたい月5時間が平均でした。職員が欠席したり早退したりした場合に、残業をお願いされることが多かったですね。

「絶対に残業したくない」「残業してお金を稼ぎたい」など、それぞれ希望があると思いますので、派遣会社のアドバイアーに相談してみるといいでしょう。

介護派遣の残業上限は月45時間まで

労働基準法では1日8時間、1週間で40時間の法定時間外労働を超えてはならないと決まっています。

ですが、36協定(サブロク協定)を締結すれば週15時間までの残業、月45時間までの残業、年360時間までの残業をさせることが可能になります。

介護派遣にも上記が適応されるため、月の残業時間の上限は45時間ということになります。

が、残業代を全額割増支給の派遣介護士に、45時間も残業させる職場なんて聞いたことありません。

ただ、これが直接雇用の正社員であれば別。過労死ラインの単月100時間以上なんてザラだから怖いですよね。その点でも、介護派遣は安心だと思いませんか?

介護派遣は残業なしって本当は嘘?

よく「介護派遣なら残業なし」と記載しているブログを目にしますが「絶対に残業がない」「残業0時間」という保証はあり得ません。おそらく、そのブログ運営者は介護業界で働いたことがないのでしょう。

介護職経験がある方ならお分かりになると思いますが、常に予想外の事態が起きるのが介護の現場です。

派遣が残業しないと現場が回らない時があれば、病欠の社員の穴埋めをしなければいけない日もあります。

ご利用者様が転倒して病院に搬送されたり、寝たきりの入居者様の容態が悪化したりと、臨機応変な動きが求められる介護の仕事。

絶対に残業したくない!という強い意志があれば、断るのもありです。

ですが、目の前で助けを必要としている時に定時で帰宅できるという方は、そもそも介護職に向いているのか疑問に感じます。

それよりも、残業中は時給もアップすることだし、残業させて頂けるなら!という気持ちも、派遣介護士には大切なことだと思います。

派遣介護士に残業させない職場

とはいえ、介護派遣を利用する介護施設側としては、出来ることなら、派遣介護士には残業させたくないというのも本音

介護事業の主な支出は人件費となっています。つまり、人件費を削ることで利益が出るとも言えます。

国や自治体から支給されるわずかな介護報酬では、黒字にするだけでもやっと。

もし、派遣介護士に残業させない職場に派遣されても、経営状況が厳しい介護施設の都合も汲み取ってあげましょう。

それでも介護派遣で残業したい時は?

それでも、介護派遣に登録して、残業してお金を稼ぎたいというハングリーな方は、派遣会社のアドバイザーに相談してみるといいでしょう

派遣求人の中から、比較的、残業が多い派遣先を探して、紹介してくれるかもしれません。

ただ、残業が多い派遣求人は意外と人気。そのため根気強く探す必要がありそうです。

あとは、仕事の掛け持ちですね。残業してまでお金を稼ぎたいという意欲があるなら、いっその事、もう一つ別の仕事を掛け持ちしてはどうでしょうか?

介護とは異なる業種で気分転換してもいいし、両方とも介護業界にして実務経験を積み重ねてもいいですね。

介護派遣には夜勤帯だけ働く「夜勤専従」の仕事もあるので、日中の時間確保も可能です。

 

関連記事:介護士が派遣社員として働くなら断然夜勤がおすすめ(転職体験談インタビュー)

 

私の同期には、日中はデイサービスのパートで働いて、夜は派遣の夜勤専従、というワークスタイルの人もいましたよ。(ただし、かなりキツそうでした…笑)

パート・アルバイトでもサービス残業がある介護職

人手が足りない介護職では、パートやアルバイトといった非正規社員でもサービス残業を強いられるケースが目立ちます。

介護施設は休憩もサービス残業もあるもの?

パートとしてデイサービスで働き始めましたが、求人内容とあまりに違っていて驚いています。

①勤務開始時間より早くて1時間前、遅くても15分前には仕事を始めること
②休憩は1時間とありましたが実際は昼休憩を含む休憩は一切なし(昼の食事は利用者と一緒)
③残業は無しとありましたが実際は15分から1時間は当たり前
④求人の休憩あり分1時間も就業時間に早く出勤した分も残業もサービスで支払い無し

ある程度は譲れますが・・・毎日1時間以上ものサービス残業だと時間給で考えると700円台きります・・・

介護職は、上記のような職場が多いのでしょうか?

先行きが不安になりました・・・

現在、他の介護職の内定も頂いているので、そちらでも検討すべきでしょうか?

勤務初日から普段は肩こりのない私が肩コリ、そして足もパンパン

初日なので仕方ない部分もありますが介護職が初めてということもあり、非常に不安を感じております。

ヤフー知恵袋より引用

派遣社員と同じ時給制のパート・アルバイト。しかし、大きな違いは介護施設の直接雇用ということです。

非正規社員とはいえ、介護施設にとっては雇用主と従業員の関係性。

サービス残業させても、従業員本人が労働基準法違反を訴えない限りなんら問題はありません。

サービス残業の時間も含めると、最低賃金を大きく下回るなんてことも。

介護派遣は、勤務時間やシフトの希望が出せます。時給もパートやアルバイトより高額。福利厚生だって手厚くなっています。

もはや、パートやアルバイトで働くメリットとは何なんでしょうか。

同じ時給制で働くなら、サービス残業がない派遣介護士として働くべきでしょう。

休憩が取れないのもサービス残業と同じ

午前の業務が忙しくて、お昼休憩が取れない

イレギュラー業務が多発する介護現場では、よくある光景です。

介護職パートの休憩時間なしは、普通ですか?

先月から、パートでグループホームで働き始めました。

求人票には9時間中、休憩1時間とあったのですが。働き始めると、休憩時間は、ありません。

ちょっとお昼に、コンビニとか、銀行とか行ける雰囲気がありません。9時間ずーっと施設の中で、昼食も利用者と一緒、職員の控室もないのです。お昼を食べながら、利用者の食事介護、トイレ介護とか、記録書きに潰れます。

介護職は初めてです。お年寄りと接するのはやりがいもあり、楽しいのですが、9時間休憩なし、しかも給料は8時間分なのが、体力的にきつくもあり、納得いかないのです。

職員(私のほかは皆正規職員)は、介護職ってどこもこんなものって言っています。職員の皆さんはてきぱきと働き素晴らしいですが…

どこも同じようなのでしょうか。皆様のところはいかがですか?

発言小町より引用

しかし、労働基準法では勤務時間に応じて休憩時間の付与が義務付けられています

労働時間ごとの付与される休憩時間(労働基準法34条1項)

  • 6時間以内の労働:休憩を付与する義務なし
  • 6~8時間以内の労働:45分以上の休憩を付与する
  • 8時間を超える労働:1時間以上の休憩を付与する

ですので「忙しいから休憩は30分だけ」「ご飯だけ食べて来て」「今日は休憩なしで行こう」というのは労働基準法違反。罰則の対象です。

介護派遣なら「みなし残業」もない

正社員の雇用契約には「みなし残業(固定残業代制度)」が含まれている場合があります。

みなし残業とは「月30時間は残業するとして、それを踏まえた上で月給20万円ね」といった取り決め。

つまり、月30時間以内の残業には残業代が支給されないという賃金体系です。冷静に考えると結構むちゃくちゃですね。

みなし残業の上限は労働基準法に沿って月45時間までとなっています。

「介護派遣にもみなし残業があるの?」と不安になる方もおられますが、もちろん介護派遣にみなし残業といった制度はありません

基本給で月に何時間働かされるのか、イマイチ不透明な正社員。

それに比べて派遣は完全時給制。働いた分だけ、きちんと給料に反映されます。

介護業界では「残業を減らす」のではなく「サービス残業をなくす」ことが重要

高齢者を相手にサービスを提供する介護職は、イレギュラーな業務が頻発する仕事です。

  • なかなか食べてくれなくて食事介助が長引いた
  • 突然のご家族の来訪で対応が必要になった
  • 転倒で怪我をしてしまい医療機関とやりとり

当日の朝に予定していた業務がずれ込むなんて日常茶飯事。それでも、高齢者介護だから「明日に持ち越し」なんて出来ない。その日に終わらせなければいけない業務ばかり。

これが、介護職の残業が減らない原因のひとつです。

そんな中、労働環境改善のために厚生労働省では雇用改善のためのマニュアルを作成したそうです。

 

参照介護の雇用管理改善CHECK & DO 25

 

このマニュアルの中には「時間外労働が生じる原因を分析し対策を講じる」とありますが、具体的にどうすればいいかは記載されておらず。

マニュアルで改善されるほど高齢者介護は単純ではありませんからね

介護職で「残業ゼロ」は無理なこと。イレギュラーな業務が多い上、そもそも人手も足りない仕事です。

 

参照:介護人材の確保について(福祉人材確保専門委員会)

 

今の介護業界には「残業を減らす」のではなく「サービス残業をなくす、残業代を支給して職員の待遇を改善する」ということに重点を置くべきではないでしょうか?

サービス残業したくないなら介護派遣へ

サービス残業をなくすこと、残業代を支給して職員の待遇を改善することが求められる介護業界。

しかし、どこの介護施設もギリギリの経営状況。従業員に残業代を満額支給するなんて到底できそうになく、早期改善は見込めません。

そういった中、サービス残業がない、残業代が全額支給される派遣介護士への転職は、自らの行動で変えられる待遇改善策です

「派遣=底辺」というイメージは過去のもの。労働基準法と労働者派遣法、そして不当な扱いから派遣会社が守ってくれます。

今の職場のサービス残業の多さに悩んでいるあなた。

サービス残業なし、そして残業代が全額支給される介護派遣という働き方なら、もう悩む必要ありませんよ。

 

 

小規模多機能型居宅介護施設(以下、小規模多機能)をご存知でしょうか?小規模多機能とは「通い(デイサービス)」「宿泊(ショートステイ)」「訪問(ホームヘルパー)」を一つの事業所で運営する地域密着型サービスです。

在宅介護を受ける高齢者が、容態や希望に応じて柔軟に利用できる居宅介護サービスとして注目されている施設形態です。

介護職員にとって小規模多機能は地獄?

3つの介護サービスが提供される小規模多機能ですが、そこで働く介護職員は複雑に入り組む業務内容に翻弄されているのが現状。

そもそも小規模多機能では、通いのデイサービス、宿泊のショートステイ、訪問のホームヘルパーといったサービスが行われるため、勤務する介護士にはそれぞれに対応できるスキルと知識が求められています

一部の施設では、サービスごとに専属スタッフを配属しているケースもみられますが、限られた人員で運営しなければいけない小規模多機能で働くには、全てのサービスに対応できることが、職員採用の条件となっているようです。

 

小規模多機能は人が集まらない

このように、利用者様にとっては手続きが簡略化されるなどのメリットがある小規模多機能ですが、そこで働く職員にとっては異常なまでに忙しいだけという状態

そのため、小規模多機能で働きたいと考える介護士は少なく、採用担当者は人材集めに苦戦しているそうです。

小規模多機能の派遣求人が増える

正社員の雇用が厳しい職場の頼みの綱が派遣社員。最近では、小規模多機能の派遣求人を頻繁に目にするようになりました。

全てのサービスをマルチに対応できる常勤介護士を正社員で1人雇い、他のスタッフは随時募集しながら派遣社員でカバーしている小規模多機能も少なくありません。

基本的に小規模多機能の派遣業務はサービスごとの専属となりますので、通いなら通所介護(デイサービス)業務だけ、訪問なら訪問介護(ホームヘルパー)業務だけとなります。そして、おすすめしたい狙い目求人こそが宿泊(ショートステイ)の夜勤専従です。

小規模多機能の派遣求人は宿泊の夜勤専従が穴場

小規模多機能では、通い(デイサービス)と宿泊(ショートステイ)が行われ、職員の業務範囲は多岐にわたります。そのため、夜勤専従といった求人が多く募集されています。

介護求人サイトでは夜勤専従の正社員求人もわずかに募集されているようですが、職員への配慮のため派遣社員を利用している小規模多機能が大半となっています。

小規模多機能の夜勤は楽?

小規模多機能の夜勤は基本的に1人体制です。一見、キツそう思えますが、特別養護老人ホームや介護老人保健施設の夜勤に比べれば随分と楽でしょう。

ここで、とある特別養護老人ホームを例に比較してみましょう。この特養では、入居者80床、ショートステイ20床の計100名を夜勤職員4名で回しています。

実際の勤務では4名のうち1人は常時休憩に入るため、1人あたり約30名を介護をしなければなりません。さらに、身体介護が必要だったり、重度の認知症で徘徊や暴言が酷い方も多く、正直かなりキツい職場と言えます。

それに比べて、小規模多機能の宿泊(ショートステイ)は上限9名と受け入れ定員が決まっています。また利用者の多くが要支援レベルの高齢者で、排泄介助はトイレ誘導といった軽度な業務がほとんど。施設もそこまで大きくないためワンフロアでの業務となります。

 

 

小規模多機能の夜勤専従で働く方法は?

複数ある介護派遣サイトの中から小規模多機能の求人を調べてみたところ、「かいご畑(ニッソーネット)」が対応していました。

特にかいご畑は公開求人だけでも100件以上募集があり、非公開求人を合わせると数百件の小規模多機能の派遣求人を保有していると考えられます。夜勤専従にも対応しているので、小規模多機能の派遣求人ならかいご畑がおすすめです

 

 

正社員として介護施設の介護士になったけど、いろいろな理由から介護士を辞めて他の仕事に転職しようと考えている方が多いと聞きました。

確かに介護職の離職率は全業界のなかでも高く、せっかく正社員になったにも関わらずほとんどの介護士は3年以内には別の業種に転職ているというデータも出ています。

介護士を辞めたいと思った理由

当サイトでは80名の現役介護士に「どういった時に介護を辞めたいと思いましたか?」というアンケートを実施しました。その結果がこちらになります。

 

 

最も多かったの回答が「職場の人間関係」で42名でした。その次に「給料が低い」の23名。「体力的に辛い」といった回答は意外と少なく10名。そして「入居者との相性が悪い」といったちょっと意外な回答もありました。

その悩み職場を変えるだけで解決できませんか?

でもよくよく考えてみると、ほとんどの場合は転職で解決しそうな悩みではないでしょうか?特に一番多かった「職場の人間関係」に関してはただ単に職場を別の施設に換えればいいだけの話です。「入居者との相性が悪い」も同様のことが言えますよね。

同じ介護士でも転職で給料はアップする!

また「給料が低い」といった悩みに関してですが、もしかしたら違う施設だともっといい給料で雇ってくれるかもしれません。シフトや待遇だってもっと良い条件かもしれませんよ。

介護士の平均給料は月15万円~17万円前後ともいわれ、業界全体でみても極めて低い数値となっています。さらには勤続年数による給料アップもほとんど見込めないことも、離職率が高い大きな原因となっています。

ですが、そんな介護士でも今の給料より高い給料で働ける唯一の方法があります!それこそが介護業界内での転職です!同じ介護士でも施設によっては給料が違います!

今の職場の施設設備に問題はないか?

「体力的に辛い」という回答についてですが、今の施設の設備に問題はありませんか?

知り合いが勤めている施設ではエレベーターが小さいため、車椅子がやっと2台乗ることが出来る広さだそうです。そのため介護士は階段で先回りをして入居者を移動させているそうです。

これは極端な例ですが、こういった施設が当たり前だと思いこんで、介護=体力的に辛い仕事と決めつけている介護士もすくなくありません。

設備が整った有料老人ホームであれば、介護に適したエレベーターや電動リクライニングベッドなど、介護士の負担を減らすための仕組みもされています。

それでもまだ、未経験入社として異業種に転職したいと思いますか?

介護士というスキルを活かして下さい

何も介護士を辞めることはありません!あなたが持っている介護というスキルには大きな価値があります!3人に1人が高齢者となるこれからは、特に介護士の需要は高くなります!

今の施設にこだわるのではなく「職場を変える」といった選択肢を試してみてはいかがでしょうか?

 

 

派遣社員ならもっと選択肢が広がる

次もまた正社員として介護士をやるのは少々荷が重い。そういった方には派遣社員がオススメです。派遣社員なら1つの施設にこだわる必要がなく、様々な施設を経験することができます。

派遣先の施設が合わないと感じれば更新の際に別の施設へ移動すればいいだけのことです。面倒な手続きは全て派遣会社が行ってくれるので安心して次の施設で働き始めることが出来ます。

在職中でもOK!派遣会社のコンサルタントが退職のアドバイスもしてくれますよ。

 

派遣社員の働き方には「登録型派遣(一般労働者派遣)」「紹介予定派遣」「特定派遣」の3つの雇用形態が存在します。

介護派遣では「登録型派遣」と「紹介予定派遣」のどちらかを選ぶことになり、どちらの雇用形態にするべきか悩んでいる方も多いかと思います。

そこで今回は、介護派遣で多く見られる「登録型派遣」と「紹介予定派遣」の違いを分かりやすく解説します。

それぞれの特徴やメリット・デメリットを十分に理解して、どちらの働き方が自分に合っているか見極めましょう。

登録型派遣とは?

登録型派遣(一般労働者派遣)は人材派遣求人の80%を占めており、「派遣=登録型派遣」という認識が一般的となっています。

介護士は、派遣会社に登録し派遣社員の契約を行います。そして派遣会社は、派遣先となる介護施設や事業所で派遣社員の派遣契約を行います。

契約が完了すると、派遣登録した介護士は派遣先の介護施設や事業所で就業します。

また、登録型派遣には派遣期間があり、派遣社員は引き続き同じ派遣先で働くか、別の派遣先で働くかを選ぶことが出来ます。

契約期間は派遣会社によって様々ですが、2ヶ月更新で最長6ヶ月といった場合が多いようです。

 

 

登録型派遣として働く場合は、まず派遣会社で派遣登録を行います。

派遣登録時に、どういった職場で働きたいか、時給はいくら欲しいか、どんなシフトがいいのかなど、様々な希望を提示することができます。

派遣会社は、介護士の希望に沿った派遣先(就業先)を探して紹介してくれます。紹介された派遣先で働きたいと思えば、派遣先の担当者との顔合わせや施設見学が実施されます。

その後、正式に派遣契約が交わされ、就業開始となります。

登録型派遣のメリット

自分で仕事を探す必要がない

派遣登録時に給料や勤務体制といった条件を出すだけで、あとは派遣会社が希望に沿った派遣先を探してくれます。

求人検索や応募手続きなど、面倒な作業は全部派遣会社が行ってくれます

もちろん途中で希望の変更も出来ますし、さらに細かな希望を追加することも可能です。

派遣期間が終了する前に次の職場に関する相談がありますので、収入がない期間を最小限に減らすことも出来ます。

仕事の相談ができる

派遣社員と派遣会社は、お互いにメリットがあるビジネスパートナーのような関係性となっています。

派遣社員が紹介された職場に納得し、契約期間をしっかりと働いてもらう事で派遣会社の利益に繋がります。

そのため、派遣会社はより良い条件の仕事を紹介してくれるでしょう

その他、仕事に関する悩みや不安などの相談に関しても、的確なアドバイスやサポートが受けられます。

自分のキャリアプランやライフスタイルに合わせて自由に働ける

派遣社員として多くの職場を経験し、介護士としてのスキルアップを目指したい人。結婚、出産、子育てといったライフスタイルに合わせて働きたい人。また、資格取得や趣味といったプライベートを基準に働きたい人など、仕事に求めることは人それぞれです。

これらの様々な要望に対しても、派遣社員なら自分が優先したいことを基準に仕事や働き方を自由選ぶことができます

登録型派遣のデメリット

同じ職場で長く働けない

登録型派遣のデメリットは、同じ職場で長く働けないことです。登録型派遣には「同じ職場に最長3年」という制限が設けられています。そうでなくても、派遣期間の平均は6ヶ月ほど。

派遣期間が終われば次の仕事に応募しなければいけません。仕事は派遣会社の担当が探してくれますが、新しい職場を転々とするワークスタイルがストレスと感じる方は厳しいかもしれません。

紹介予定派遣とは?

紹介予定派遣とは、派遣先での正社員雇用を目的とした派遣社員のことです。それ以外は登録型派遣とほとんど変わりません。

紹介予定派遣であれば、派遣先の介護施設や事業所で直接雇用してもらうことも可能です。

つまり、派遣期間中に「この職場で社員になりたいな」と思ったら、そのまま正社員(契約社員)として働くことができます。

もちろん、直接雇用は派遣社員と派遣先の双方合意の原則になりますので「この職場は違うな」と少しでも感じれば、契約期間の終了間際に次の求人の紹介を受けることも出来ます。

また、もう少しこの職場について知ってから正社員になりたいという場合でも、派遣の契約期間を更新してしばらく様子を見ることも出来ます。

紹介予定派遣の契約期間は最長6ヶ月と決まっていますが、登録型派遣と同じで2ヶ月毎に契約を見直している派遣会社もあります。

 

 

契約から就業までの流れは登録型派遣とほとんど同じですが、直接雇用を前提としているため、慎重に派遣先を選ぶ必要がありそうです

また、週3日や夜勤専従などシフトに多様性がある登録型派遣に比べ、紹介予定派遣は社員と同じような週5日フルタイムといったシフトの仕事がほとんど。仕事選びには、ある程度の妥協も求められます。

紹介予定派遣のメリット

正社員となる職場を慎重に選べる

紹介予定派遣なら、正社員として働く前に職場の雰囲気や業務内容、人間関係などが事前にしっかりと知ることが出来るので、就業開始後の退職リスクを抑えることが出来ます

大手企業の正社員も目指すことができる

紹介予定派遣の仕事の中には、新卒や中途では入社が難しい大手企業の求人も多数存在します。

そういった企業に派遣社員として働くことで、仕事に対する頑張りが評価され、そのまま社員登録といったケースも多くみられます。

履歴書や面接では自分をアピールできない方にとって、紹介予定派遣は大きなチャンスとなるかもしれません。

派遣会社のサポートが受けられる

紹介予定派遣の登録を行うと、専任のキャリアコンサルタントが担当に付きます。あなたの希望条件に合った求人探しから、派遣先との仲介役、履歴書の書き方、面接練習、求人応募管理まで、様々なサポートを受けることが出来ます。

仕事が忙しくて転職活動がおろそかになってしまう方も少なくありません。

ですので、こういったサービスを有効利用して、転職成功に繋げていきましょう。

紹介予定派遣のデメリット

絶対に直接雇用されるとも限らない

紹介予定派遣は正社員雇用に向けた働き方と説明しましたが、必ずしも正社員になれるとは限りません。

あくまで、双方の合意が条件になりますので、こちらが正社員を希望しても、雇い主側に断られれば話が流れることもしばしば。

「紹介予定派遣なら安心」という油断をすることなく、派遣先では精一杯アピールすることが求められます。

求人の選択肢が少ない

介護派遣求人の8割が登録型派遣で残りの2割が紹介予定派遣と、求人数は圧倒的に少なくなっています。そのため、希望条件に合致する仕事が見つからないかもしれません。

 

エリアに関しても、紹介予定派遣を募集している施設は都心部がほとんど。地方で働きたい方にとっては不向きと言えます。

介護派遣は登録型と紹介予定のどっちがおすすめ?

以上、登録型派遣と紹介予定派遣のメリットとデメリットをご説明しました。どちらの働き方がご自身に合っているか、だいたい見当がついたと思います。

登録型派遣に向いている人

派遣社員のメリットを最大限に活かして、仕事もプライベートも充実させたい方は登録型派遣に向いているでしょう。

紹介予定派遣に向いている人

派遣社員として働きながらも、将来は正社員として安定した仕事に就きたいと考えている方は紹介予定派遣に向いていると言えるでしょう。

 

介護業界で働きたいと考えている方のなかには、正社員として働くのか、それとも派遣社員として働くのかで迷っている方も多いはず。

近頃は派遣社員の待遇も良くなり、正社員との格差も随分と減りました。そのため「正社員として働くことが正しい」という風潮もなくなりつつあります。

むしろ、派遣社員ならではのメリットに魅力を感じて、あえて派遣社員に登録する人が急増しているのも事実

そこで今回は、正社員と派遣社員の違いをテーマに、雇用条件の違い、給料の違い、勤務時間や残業の違い、仕事内容の違いをまとめて、それぞれのメリットとデメリットを比較してみました。

それぞれの特徴を十分に理解して、正社員と派遣社員のどちらで応募するか参考にしてみてくださいね。

雇用主・雇用関係の違い

派遣社員の雇用主

派遣社員の雇用主は派遣会社です。派遣先となる会社は単なる職場にすぎません。

ですので、給料の支払いや各種社会保険の手続きは、すべて派遣会社が行います。

ただし、派遣先での業務指示は派遣先の企業が行うこととなっています。

 

正社員の雇用主

正社員は正規雇用で直接雇われた労働者のことで、雇用主は職場となる会社になります。

給料の支払い、各種社会保険の手続き、業務指示などは、すべて雇用元の会社が行います。

 

 

雇用形態の違い

派遣社員の雇用形態

派遣社員は有期雇用となり、派遣先ごとに派遣期間が決まっています。

1ヶ所の派遣先での派遣期間は、一般的な登録型派遣だと最長3年、正社員登用が前提となる紹介予定派遣では最長6カ月となっています。

そのため派遣社員の場合、次の派遣先が見つからなければ、その間は仕事なない、つまり収入がないということになりかねません。

ただ、介護業界はどこも人手不足。もちろん派遣社員も不足しています。

ですので、介護派遣の仕事が無いという心配は、当面の間はしなくても良さそうです。

今後、介護業界は無期雇用派遣が急増する?

派遣には派遣期間に制限を持たない「無期雇用派遣(常用型派遣)」という雇用形態も存在します。

これまでは、有期雇用の契約を繰り返し更新することで、同じ派遣先で働き続けるということは可能でした。

しかし、更新のたびに手続きが必要であったり、同じ部署で働けなかったりと、いくつか制約がありました。

そこで「無期雇用派遣」という新しい制度が誕生。同じ職場の同じ部署でも、3年以上働き続けることが容易になりました

現在、無期雇用派遣に対応している介護会社は「スタッフサービス・メディカル」のみですが、派遣社員のニーズが高まっていることから、今後もますます広がりが予想されます。

正社員の雇用形態

正社員は無期雇用と呼ばれ、会社の就業規則で定められた定年、もしくは辞職となるまで、正社員を雇用し続ける義務があります。

そのため、正社員には同じ会社で長期的に働けるというメリットがあります。

給料の違い

派遣社員の給料

派遣社員の給料は、日勤だと時給制、夜勤専従では回数制になります。

派遣社員として働く介護職員の平均給料は、日勤の場合だと時給1200円月給20万円年収250万円となります。

夜勤専従の場合は1回(2日分)25000円~35000円ほど、月10回のシフトが上限とした場合は月給28万円年収310万円となります。

派遣社員として働く最大のメリットは、働いた分だけ給料に反映されるということ

労働時間が長くてサービス残業も多い介護職。固定給の正社員だと割に合わない仕事ですが、時給換算の派遣社員であれば理にかなった働き方ができます。

正社員の給料

正社員の給料は、月給もしくは年俸制になり、労働時間にかかわらず決められた金額の給料が支給されます。

正社員として働く介護職員の平均月給は22万円ほどで、ボーナスを合わせて平均年収は330万円となっています。

また、職場によっては時間外手当(残業代)が支給される場合もあるようですが、24時間365日稼働の介護業界ではその額もわずか。

そのため、時給換算すると派遣社員よりも給料が低い月もあるでしょう。

ただ、ボーナス(賞与)が出るという点は正社員で働く最大のメリット

一般的な企業では、夏と冬の年2回のボーナス支給があり、1度のボーナスで月給の2~3ヶ月分がもらえると言われています。

しかし、これも会社によって様々。介護業界ではボーナスが支給されない会社も珍しくはありません。

 

  時給 月給 年収
派遣社員 1200円 20~28万円 250~310万円
正社員 - 22万円 330万円

参照:平成29年賃金構造基本統計調査 結果の概況

勤務時間や残業の違い

派遣社員の勤務時間や残業について

24時間365日サービスを提供し続ける入居型の介護施設では、職員が交代制で勤務しています。

そのため、介護士の勤務時間は大きく分けて、早番日勤遅番夜勤4交替制のシフト制となっています。

日中のみ営業するデイサービスや訪問介護などは、早番、日勤、遅番の3交替制のシフト制です。

 

 

派遣社員の場合も、早番、日勤、遅番、夜勤でシフトが分けられていますが、正社員との大きな違いは、その中から働きたい時間帯を選ぶことが出来るということ。

派遣求人によっては「月火水は日勤、木金は遅番、土日は休み」といった細かなシフトの希望を出すことも可能です。

残業に関しては、正社員ほど多くはない傾向にあります。

労働者派遣法で派遣社員のサービス残業は禁止されており、さらに法定時間外の労働は時給が25%増しとなることが主な理由です

例えば、時給1200円の派遣社員に1時間の残業をお願いすると、時給1500円を支払うことになります。

これに派遣会社へのマージンが上乗せさせるため、実際に支払う派遣料金は1時間につき2000円ほど。つまり、派遣社員が残業すればするほど人件費が高くなります。

パート社員なら残業しても時給1000円、正社員ならノーコストという中で、わざわざ派遣社員に残業をお願いするのはごく稀。

そのため、必然的に「派遣社員には出来る限り残業をさせてはいけない」といった職場体制になっています。

正社員の勤務時間や残業について

正社員の場合も、早番、日勤、遅番、夜勤の4交替制のシフト制で、日中のみ営業するデイサービスや訪問介護などは、早番、日勤、遅番の3交替制のシフト制となっています。

各シフト、何時から何時までという勤務時刻に関しては職場によって異なります。

残業時間は職場によって様々ですが、特に入居型介護施設では正社員の残業が多い傾向にあります

朝昼夜の食事介助に加え、入浴介助にレクリエーションと1日のスケジュールが決まっている分、ちょっとしたトラブルやイレギュラーで予定が崩れ、それが職員の残業につながるようです。

また、職員の遅刻や欠勤は基本的に正社員がカバーしなければなりません

そのため、1人で2人分のシフトに入る日、急な休日出勤、1週間休みなしといった事も。

ただ、そういった事はごく稀。正社員だからといって毎日残業で、家に帰れないという事はまずありません。常識の範囲内での勤務時間となります。

仕事内容の違い

派遣社員の仕事内容

派遣介護士の仕事は、入社1年目~3年目の正社員と同等の業務になります

具体的には、入浴介助、食事介助、排泄介助といた身体介護が中心で、その他レクリエーションの補助や清掃などです。

派遣社員は有期雇用ということもあって、経営に携わる業務や利用者様の家族対応は任せられないというのが一般的。

また、正社員向けの介護講習や研修といったスキルアップの場にも参加できません。

そういった意味では、正社員との隔たりを感じるシーンもあるようです

ただ、1年2年と同じ派遣先で長期間働いている派遣社員の中には、社員同等の扱いを受けている方もいます。

正社員の仕事内容

介護施設で働く正社員の仕事内容は、入浴介助、食事介助、排泄介助といった身体介護から、レクリエーション、イベント企画、事務作業など、任される業務内容は多種多様。

その他にも、利用者様の対応、医療スタッフや外部サービスとの連携も大切な役割です。

派遣社員に比べると、正社員の仕事内容は総合的に業務範囲が広く、常に責任が重くのしかかる立場と言えるでしょう

しかし、将来的に責任者クラスを目指すのであれば、避けては通れない道。幅広い業務を経験し、キャリアアップしていくのが正社員です。

それぞれのメリットとデメリットまとめ

今回、正社員と派遣社員を比べたことによって分かったメリットとデメリットをまとめました。

派遣社員として働くメリット

  • 勤務地や勤務日など自由な働き方ができる
  • 正社員に比べて業務責任が軽い
  • 残業が少ない
  • 残業中も時給が発生するのでサービス残業がない
  • 職場での人間関係に縛られることがない
  • 仕事が合わないと感じた場合に辞めやすい
  • 働き方によっては正社員より収入が高くなる
  • さまざまな職場を経験することができる

派遣社員として働くデメリット

  • 有期雇用なので仕事が不安定な場合もある
  • ボーナスや昇給といった仕組みがないので給料アップは見込めない
  • 補助的な業務が多くて仕事が単調になりがち
  • 責任者や管理職といった仕事には就けない

正社員として働くメリット

  • 無期雇用で仕事が安定している
  • ボーナスがある
  • 福利厚生が手厚い
  • キャリアアップに応じて昇給し給料がアップする
  • 業務の幅が多岐にわたり仕事にやりがいを感じられる
  • 責任者や管理職といった役員を目指すことができる

正社員として働くデメリット

  • 派遣社員に比べて業務責任が重い
  • 勤務評価が悪いと降格や減給もある
  • 出勤日や勤務時間など希望通りの働き方ができない
  • サービス残業や持ち帰り仕事を強いられる場合もある
  • 職場での人間関係から逃れられない

介護転職は自分に合った働き方を選ぼう

冒頭でも言いましたが「正社員として働くことが正しい」という風潮は古い考えです

確かに将来のことを考えれば、今すぐにでも正社員として働くべきかもしれません。

ただ、派遣社員として様々な職場を経験し、どういった施設のどういった職業の正社員になるか検討するのも賢い転職方法と言えます。

常に改変し続ける介護業界だからこそ転職は慎重になるべき。今一度、自分に合った働き方を見つめ直してみて下さい。

派遣社員として働きたい方

派遣求人を取り扱う介護求人サイトは複数存在します。

まずは「希望する勤務地に対応しているか?」「求人数は多いか?」といった条件で、登録する派遣会社を探しましょう。

また、口コミや評判も要チェック。当サイトでは、特に人気の介護派遣会社を特集しています。

  • かいご畑の口コミ評判
  • スタッフサービス・メディカルの口コミ評判
  • きらケアの口コミ評判
  • MC介護のお仕事の口コミ評判
  • ツクイスタッフの口コミ評判
  • ベネッセMCMの口コミ評判
  • グッドパートナーズの口コミ評判

各社の口コミ評判も掲載していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

正社員として働きたい方

正社員として働きたい方は、姉妹サイトの「介護求人ランキング」を参考にしてみて下さい。

介護求人ランキングでは、正社員転職におすすめしたい介護求人サイト全19社の口コミ評判を掲載しています。

その他にも、キャリアコンサルタントのサポート手厚い転職エージェント、無資格未経験でも応募可能な介護求人サイトなどもご紹介しています。

 

介護派遣ランキングでは、高い時給、サービス残業が無いといった、派遣社員ならではのメリットについて詳しくご紹介しています。

 

関連記事:介護士が派遣で働くメリットは?正社員に比べて魅力的な10のこと

 

しかし、良い面だけを伝えてばかりでは、求職者の皆さんの為にならない。介護派遣のデメリットについても、包み隠さず知ってもらうべきだと感じました。

そこで今回は、介護派遣のデメリットを洗いざらい全てご紹介します。メリットとデメリットの両方を十分に理解して、介護派遣という働き方を検討してください。

派遣社員はボーナスや昇給制度がない

ご存知の通り、介護派遣にはボーナス(賞与)が存在しませんし、勤務歴に応じて給与がアップする昇給制度もありません。

ですので「今月はボーナス月だから~」や「昇進して基本給がアップしたから~」という正社員のワクワク感は、介護派遣では得られないでしょう。

 

 

ただし、そこは介護業界。正社員でもボーナスが少ない、または全く支給されない職場も少なくありません。

また、昇進して数千円しか基本給が増えないなんてよく聞く話です。

そのため、ボーナスや昇給制度がない派遣社員の方が、正社員より年収が高くなるケースも珍しくありません。

パートであれば勤務歴に応じて時給がアップする場合もありますが、それでも派遣社員の時給には到底及びませんからね。

あらかじめ決められた時給で、働いた分だけの給料が振り込まれる。

いたってシンプルな派遣の給与形態ですが、残業が当たり前の介護職においては無駄がない働き方なのかもしれません。

派遣契約期間が決まっている

仕事が決まった派遣社員には、いつからいつまで就労するのか定められた派遣契約期間が設けられます。

派遣契約期間は仕事によって様々。一般的には3ヶ月更新が多く、長いと6ヶ月更新、短いところでは1ヶ月更新となっています。

 

 

派遣契約期間が近づくと、更新して引き続き同じ派遣先で働くことも可能。ただし、施設側が派遣社員を必要とした場合の話です。

ですので、派遣契約が終了となった場合は、すぐに別の派遣先を探す必要があります。でないと、無職同然になって給料もストップ…。

派遣先が決まったから安心という考えでは危険。派遣社員とはいえ、その次、そのまた次の働き口は保証されていません。正社員の内定とは全くの別物ということです。

と、恐怖心を煽るような言い方をしましたが、今の介護業界にはあまり当てはまりません。介護派遣の仕事は想像以上に多い

今の介護業界は、職員の半数以上を非正規雇用に頼っている状況。正規雇用の離職率が高く、常に人手が足りない緊急事態です。

さらに拍車をかけるのは、これから訪れる超高齢化社会。団塊の世代が高齢者となり、介護施設もさらに増えます。そうなれば、そこで働く介護士も必要になります。すると正社員ではカバーしきれず、結局は派遣に頼るしかありません。

 

引用: 内閣府「高齢社会白書」

 

少なくとも2060年までは高齢化社会が続くため、介護サービスの需要も増え続けます。ですので「派遣契約期間が決まっている」というデメリットはあっても「介護派遣の仕事がない」ということではないで安心してください。

派遣切りの覚悟も必要?

介護施設が派遣社員を必要とする理由は、人手不足を補うための応急処置のようなものです。

つまり、正社員やパートといった直接雇用の介護士が採用できれば、派遣社員は優先的に契約終了、つまり派遣切りという形になります。

 

 

また、直接雇用の採用だけでなく、派遣社員の能力が著しく低い場合や、多くの派遣先から評判が悪いといった場合、派遣会社の登録自体が解消されることも考えられます。

今となっては、新しい労働者派遣法で派遣社員が守られ、一方的な派遣切りは無くなりましたが、「介護派遣に登録したから絶対に仕事に就ける」といった安易な考えは命取りになるかもしれません。学びの姿勢は崩さずに、日々スキルアップを心がけることが大切です。

派遣の仕事の範囲は限られている?

派遣社員というポジションはあくまで「助っ人」という即戦力。基本的には、利用者様の身体介護や生活援助など、介護士であれば誰にでもできることが主な仕事になります。

ですので、時には掃除や洗濯といった雑用を任せられる場合もあります。

いろいろな介護施設で実務経験が積めるというメリットの一方、どうしても単調な現場仕事が多くなりがちです。

リーダーとして数名の職員をまとめたり、レクリエーションやイベント行事の企画運営、ご家族の対応、役職に就いて施設の経営に携われるのは正社員だけ。

 

 

介護派遣ではスキルや経験に応じて任せられる業務も様々ですが、責任者としてワンステップ上の実務経験を求めるのであれば、正社員として働く方がいいでしょう。

派遣は人間関係で悩む?

「派遣先の上司が厳しい」「他の人より扱いがひどい」「挨拶しても無視される」

介護派遣ではよくある人間関係の悩みですね。

しかし、派遣社員に限ったことではありません。こうした人間関係の悩みは、職場によって異なりますし、他人や自分の性格も原因だと思いませんか?むしろ就労期間が決まっている派遣社員のほうが、人間関係で悩むことは少ないと思います。

自分と合わない上司がいる、雑用ばかり押し付けてくる、職場の雰囲気が嫌ということなら、ちょっと我慢して更新しなければいいだけの話。短い付き合いです。無理に派遣先の職員と仲良くなる必要はありません。

 

 

ただ、私がこれまで働いた派遣先では、そういった人間関係の悩みは一切ありませんでしたよ。

職場の皆さんが派遣社員という前提で接してくれるため、手取り足取り仕事について教わりましたし、定時で帰っても文句を言われることはありませんでした。

ひどい扱いを受けるどころか、上司や同僚には言えない愚痴や悩みを相談されることもありました。外部の人間だから話せる内容もありますからね。

正社員であれば簡単に辞められないので、人間関係の悩みも我慢が必要。しかし、派遣社員であればもっと気軽に働けると思います。

派遣契約期間中は辞められない?

派遣雇用は、自分と勤務先ではなく、派遣先と派遣会社の契約によって成り立っています。

そのため、派遣社員の身勝手な理由で派遣契約期間中に仕事を辞めるということは絶対にあってはなりません

 

 

ただ「どうしても辞めたい!」ということであれば、派遣会社もそれなりに対応してくれるはず。

例えば、当初3ヶ月だった派遣期間を2ヶ月に短縮してくれたり、代わりの派遣社員が見つかり次第交代という方法も可能でしょう。

急にバックレるのではなく、辞めたくなったら一度担当者に相談。もちろん、担当者は引き止めにかかるので、しっかり説得して話し合った上で辞めるようにしましょう。

派遣社員でも責任は重い?

医者、看護師、保育士と同じで、介護士も人様の命を預かる仕事です。

接する相手は体が弱っている利用者様で、入浴介助や移乗介助など身体介護を行う機会も多い。そんな中、もし転倒して大ケガしたら一大事。

でも、介護事故の責任は正社員が取ってくれる…わけありません!介護現場で「派遣社員だから」という甘い考えは通用しませんよ!

 

 

派遣社員や正社員は関係なく、介護業界で働いている時点で責任は付き物。安全性に関しては正社員同様の高い意識が求められます。

派遣社員は福利厚生が手薄い?

転職の際、給与額と合わせて気になる福利厚生。育児休暇、住宅手当、慶弔見舞金など、会社が様々なサポートを行ってくれます。

しかし、派遣社員の福利厚生は手薄く、正社員ほどのサポートは受けられません。ですので、給与以外の手当は期待できないでしょう。

 

 

ただ、各種社会保険完備や有給休暇など、福利厚生を充実させている介護派遣会社も増えています。

例えば「スタッフサービス」では通勤にかかる交通費を全額支給しています。また「かいご畑」を運営するニッソーネットでは資格が無料で取得できるキャリアアップ応援制度を実施しており、派遣社員でも利用可能となっています。

正社員ほどではありませんが、介護業界の派遣社員は最低限の福利厚生が整っており、普通に働く分には困ることはないでしょう。

介護派遣の求人は都心部に集中してる?

介護派遣の仕事を探して感じることは、都心部ほど求人数が多いということ。

確かに、東京、神奈川、大阪、名古屋、福岡など、人口が多い地域の方が派遣求人は多く募集されており、地方だと不利な気分になりがちですよね。

ただ、他の派遣求人と違い、介護施設は全国各地にあります。

求人件数で見れば都心部の募集は多いですが、地方はそもそも働き手が少ないため、求人倍率ではほとんど差はありません。

ですので、介護派遣として働く場合でも、希望勤務地を優先して仕事を探すことができます。

 

 

介護派遣は無資格だと働けない?

介護職は資格がモノを言う業界です。介護福祉士を取得してからが一人前という考えもあり、無資格者への風当たりはやや厳しめ

そのため、多くの介護派遣会社では、介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級)以上の資格保有が登録条件となっており、資格を持っていない人は派遣登録を断られるケースも珍しくありません。

ただし、無資格者でも働ける派遣会社があります。資格取得支援を行っているニッソーネットの「かいご畑」です。

登録後は無資格OKの派遣求人で働きながら、介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級)の講義を無料で受講。タイトなスケジュールになりますが、仕事も見つかり、資格も無料で取得できるなんて一石二鳥ですよね。派遣に限らず、これから介護士を目指す人にもおすすめですよ。

 

 

派遣求人にはブラック企業が多い?

派遣社員に頼る会社は、あまり良い会社ではない。つまり、派遣求人にはブラック企業が多いという考えですが、あながち間違いではないと思います。

派遣社員は正社員よりも人件費コストが高いので、会社としては頼りたくないサービス。

そんな派遣社員に頼らなければいけないほど、人材不足が進んでしまった会社も含まれているということです。

そもそも、職員の定着率が高い会社に派遣社員なんていません。

入居者の質が低い、給料が上がらない、人間関係が悪いなど、職員が辞める理由は様々ですが、派遣先にブラック企業が紛れている可能性は高いのかもしれませんね。

 

 

ただ、正社員と違って、そこの会社で一生働くわけではありません。たった数ヶ月です。労働者派遣法で守られているため、休日出勤やサービス残業もありません。

普通の派遣先に比べて職場の雰囲気が良くないだけ。派遣社員は給料も高いし定時上がりなので、あまり気にする程ではないと私は思います。

あまりにも酷い状況ということなら、直ちに担当者に相談して途中で派遣契約を終了してもらいましょう。

派遣社員は将来が不安

派遣は今が良くても将来が不安」という意見を持つ方も多いことでしょう。

正社員の初任給よりも稼げるし、パートよりも時給が高い。おまけに残業なしで働く日にちも自由な派遣。

でも、ずっとこのまま派遣社員として働くのは不安に感じるかもしれませんね。

給料に関してもボーナスや昇給が存在しないので、介護派遣で月30万円稼げても、年収は360万円止まり。

福祉介護業界の平均年収は336万円ですが、全業種の平均年収は20代で346万円、30代で455万円、40代で541万円、50代で661万円。30代以降は平均年収以下になってしまいます。

 

介護派遣と全業種(年齢別)の年収比較
DODA平均年収ランキング2017(年齢別の平均年収)

 

正社員なら、年齢や経験に応じて役職が与えられ、昇給してボーナスが増え、年収もアップします。ただ派遣社員にはこれがない。

結婚して家族が増えればお金が必要になります。マイホームや老後を考えても貯金をしなければなりません。

お金の悩みは尽きませんが、将来を真剣に考えるようになったら紹介予定派遣で正社員を目指してみましょう。

就労期間が決まっている通常の登録型派遣と違って、紹介予定派遣は正社員雇用が前提とされた派遣求人。派遣社員として試しに働いてみてから、正社員になるか決められる制度です。

まずは登録型派遣で介護職について経験し、正社員を目指す時に紹介予定派遣へ切り替える。とても賢いキャリアプランだと思いませんか?

介護派遣で働いているみんなの体験談

派遣切りは無いと思う

リーマンショク頃に「派遣切り」という言葉が話題になったけど、今の介護業界ではあり得ない。むしろ次々と仕事が紹介されてる状態。どこの施設も人手が足りないと実感します。暇より忙しいほうがマシ。派遣の中では安定している業界は間違いなく介護でしょう。(派遣社員3年目 / 30代男性)

派遣だからという差別はない

介護派遣として働き出した当初は、雑用ばかりの退屈な仕事を覚悟していました。でも実際に働いてみると、正社員もパートも関係なし。ご家族対応などは社員リーダーが行いますが、現場の業務はほぼ同じです。だから、休憩や仕事終わりも同じ目線で接してくれる。一緒に頑張る仲間に派遣社員の私も含まれています。(派遣社員2年目 / 40代女性)

高時給だけど給料は上がらない

派遣は決められた時給。パートや正社員に比べてスタートの給料はかなり高く、夜勤専従とかなら月収30万も可能。でも、それ以上は難しい。介護で年収400万円以上なら昇給やボーナスがある正社員しか無理。逆に、平均年収が低い10~20代、介護未経験~3年くらいなら派遣がおすすめですね。実務経験が積めるし、手取りも多いし、残業もほとんどないし。プライベートの時間が全然違う。頑張って資格を取得して、4年目からは紹介予定派遣や転職支援を活用して、正社員を目指すって選択肢が安定な気もする。(派遣社員5年目 / 20代男性)

メリットも多い介護派遣

今回はデメリットをまとめましたが、それでも介護派遣のメリットは大きい。私自身も転職する際には派遣のメリットとデメリットを天秤にかけて慎重に決断しました。

将来のことも考えましたが、今のライフスタイルには派遣と言う働き方が合っていると思い、派遣会社に登録しました。

介護派遣のメリット

  • 時給が高い
  • サービス残業がない
  • 働く時間の融通が利く
  • 夜勤専従として働くことができる
  • 実務経験を積むことができる
  • 人事異動や業務兼任がない
  • 職場の人間関係に悩むことがない
  • 採用面接や履歴書がない
  • 派遣会社によるサポートや福利厚生が手厚い
  • 紹介予定派遣で正社員の道も選べる

労働環境が問題となっている介護業界では、もしかすると派遣社員が最も適した働き方なのでは?と感じています。

上がらない給料、サービス残業、面倒な人間関係…。今の雇用条件に悩んでいる正社員、契約社員、パートの方は、派遣社員という働き方を検討してみてはいかがでしょうか?

 

一般職では「不安定な雇用形態」としてマイナスイメージが強い派遣。しかし、介護職の場合はそれが当てはまらない。むしろメリットの方が多いという意見も珍しくありません。

今回は、介護派遣のメリットを全てご紹介。今の労働環境に不満がある正社員の方は必見ですよ!

時給が高い

介護派遣はとにかく高時給で、パートに比べても給料は雲泥の差。むしろサービス残業を加味した場合、正社員よりも年収が高くなる事例も。働いた時間の対価という点なら、介護派遣が最も割りにあっているはず。

例えば、有料老人ホームのパート社員が時給900円前後に対して、同じ有料老人ホームの派遣社員は時給1400円以上。さらに、介護派遣最大手の「かいご畑(ニッソーネット)」では、時給1800円の派遣求人も出ています。極端な話し、派遣はパートの2倍稼げます。

ちなみに、介護派遣の時給が高騰する理由は人材不足によるもので、利用者急増の需要に対して、介護職員の供給が追いついていないという状況のためです。

そのため、即戦力で採用コストが掛からない派遣社員の価値が高まっているのです

つまり、多くの介護現場では派遣社員が求められており、介護派遣として働く私たちは介護業界に必要不可欠。時給が高くて、やりがいも得られる介護派遣は魅力的な働き方ではないでしょうか?

サービス残業がない

夜遅くまで働いたのに、給料加算されないサービス残業。理不尽ですよね。しかし、それが会社の方針。酷に聞こえるかもしれませんが、責任者にとって正社員は定額使い放題です。

でも、そんな日本の悪しき習慣は介護派遣が解決してくれます。

ご存知の通り、派遣社員の勤務先は派遣会社であり、派遣先の職場ではありません。そのため、派遣社員や派遣会社の無利益でしかないサービス残業は禁止(タブー)行為

仮に、無断でサービス残業を強要した場合、派遣社員が派遣会社に報告して一発アウト。違約金を支払うに留まらず、業界からはブラックリスト入りし二度と介護派遣を利用することは出来なくなるでしょう。

派遣社員にはサービス残業をさせられないという仕組みが、介護派遣には間接的に確立されています。

 

 

もうこの時点で「サービス残業がないなんて最高!」ってなりますよね?ただ、メリットはそれだけではありません

それでも、もし致し方なく派遣社員に残業をさせた場合、責任者は割増賃金で時給を支払う義務があります。その額、時給の25%増以上。これは労働者派遣法という立派な法律で定められています。

つまり、残業は通常よりも高い時給で働くことができるチャンスとも取れます。

 

 

とは言っても、私がこれまで経験した派遣先は「5時までだよね?早くタイムカード切って!」という感じ(笑)

ですので「残業を頼まれた=時給アップチャンス」という感覚で働いていましたよ。

 

関連記事:介護派遣ならサービス残業なし!定時で帰れて残業代も全額支給!

働く時間の融通が利く聞く

勤務時間や出勤日数を自由調整できることも派遣社員のメリット

例えば、1日5時間勤務、週3日出勤、月末7連休といった働き方も可能。正社員のような週5日フルタイムという概念はありません。いつ働いて、いつ休むかは自分次第。

ですので、辛い時間帯を避けたり、隙間時間で短時間勤務、副業感覚で夜勤ということもできます。

 

 

休日も自由に決められるので、遊びや買い物などプライベートを楽しむ時間を増やしたり、新しい資格取得に当てるなども。主婦の方であれば、仕事と家事育児のバランス調整にも最適です。

自分のライフスタイルに合わせて仕事を変える。これが実現できることも派遣の大きなメリットです。

夜勤専従として働くことができる

介護施設で働く正社員は、月数回というシフトで夜勤に入らなければなりません。

この場合「日勤→夜勤→日勤」という生活リズムの調整を行わなければならず「夜勤が辛い」と叫びたくなる気持ちもわかります。昨日は寝ていた時間に今日は仕事なんて、どう考えてもキツいですもんね。

しかし、夜勤専従ならどうでしょう?生活は昼夜逆転してしまいますが、日勤に向けての生活リズム調整はしなくていいんです。

その夜勤専従が介護派遣にはあります

日勤の出勤は一切なし。実働時間は派遣求人によりますが休憩仮眠もあります。また、22時以降の割増賃金や夜勤手当なども付きます。

夜勤専従は時給ではなく、夜勤として働いた回数で給料が決まり、かいご畑の場合は夜勤1回3万円前後でした。月10日なら月収30万円になりますね。

また、介護派遣の夜勤専従と別のアルバイトを掛け持ちする人も多く、日中のアルバイトで月10万円稼げれば、夜勤専従と合わせて月収40万円。年収480万円ですよ。

 
 
ちなみに、掛け持ちに関しても派遣会社がOKなら問題ありません。かいご畑は「業務に支障がなければ」ということで大丈夫でした。

実務経験を積むことができる

近年、介護資格の見直しが進み、採用面接でも資格の有無が重視されるようになりましたね。しかし、一度現場に出れば資格よりも実務経験が重要視されています

同じ介護業界でも、職場やサービス形態によって仕事内容は違う。どの現場も即戦力を求めているため、場数を踏んだ介護士の価値は計り知れません。

だから、履歴書にキズが付く転職という形ではなく、様々な介護現場で働くことができる派遣はスキルアップに最適

 

 

また、介護派遣を通して様々な現場を経験することで、自分の性格に合う職場が見つかるかもしれません。

まさに、介護派遣は働き方の視野が広がるいいチャンスとも言えるでしょう。

人事異動や業務兼任がない

介護業とはいえ大手企業の社員ともなれば、ホームからホームへ人事異動を繰り返すことも珍しくありません。

また、小規模多機能の社員は、通い(デイサービス)、宿泊(ショートステイ)、訪問(ホームヘルパー)すべてが仕事。事業に垣根なんてありませんね。

しかし、介護派遣であれば当初の契約書に沿って業務内容が決定するため、人事異動や複数の仕事を兼任することはありません

働きたい勤務地が決まっている方、一つの仕事に集中したいという方には、断然、介護派遣がおすすめです。

 

職場の人間関係に悩むことがない

上司から理不尽に怒られた時の、あの胃がギューっとする感覚は相当ストレス溜まりますよね。でも介護派遣なら、そんなストレスとは無縁

同じ職場であってもパートや社員ではないため、派遣先では上司もどこか遠慮しがち。新入社員でなければボランティアでもない。扱い方に迷っている感じです。

 

 

ですので、よっぽどのことがない限り頭ごなしにキツく怒られることはないでしょう。

また、派遣期間が終了し、職場を後にするときもサッパリ。飛ぶ鳥跡を濁さず状態で、引きずるものは一切ありません。責任者に気に入られてスカウトされることもありますけど(笑)

とにかく、派遣で職場の人間関係に悩むことは一切ありません。仕事とプライベートを割り切って働きたい方には、介護派遣がおすすめです。

採用面接や履歴書がない

転職活動には採用面接が付きものですよね。面倒だし、緊張するし、苦手という方も多いはず。履歴書を書くのも大変です。

安心してください。介護派遣には面接というものはありません。担当者から求人が紹介され、派遣先の責任者と顔合わせ、職場見学をして終了。上から圧迫面接されることなく、対等な立場で進められます。

そもそも、労働者派遣法で派遣の事前面接が禁止されています。もちろん履歴書や職務経歴書で判断することもNGとなっています。

 

 

派遣契約は派遣会社と派遣先によるもの。そもその、派遣社員として登録済みということは、ある程度の信頼が得られているということでしょう。

派遣を依頼した責任者としても、採用に時間を掛けたくありませんからね。

難しいことは私たちに関係ありませんが、介護派遣は採用面接や履歴書がないというメリットもあります。

派遣会社によるサポートや福利厚生が手厚い

派遣登録後はあなたに専任の担当者が付き、希望条件から、仕事の紹介、就業日程の調整、スキルアップ相談といったサポートが受けられます。

また、派遣会社によっては福利厚生も充実しており、派遣社員でもその恩恵を受けられる場合があります。

例えば、ニッソーネットが運営する「かいご畑」では、派遣社員の資格取得を促すキャリアアップ応援制度を行なっており、介護職員初任者研修を始めとする資格が無料で取得可能

 

 

介護業界の派遣社員は福利厚生が非常に手厚く、そして働きやすい環境が十分に整っています。

紹介予定派遣で正社員の道も選べる

経験を積むため今は派遣社員でも、やっぱり将来は安定した正社員として働きたい。

そんな場合でも大丈夫。登録した派遣方法を紹介予定派遣に切り替えるだけで、効率的な正社員転職を行うことができます。

 

 

長くなるので簡略化しますが、紹介予定派遣とは正社員採用を前提とした派遣のことで、派遣と試用期間を同時並行した雇用形態です。

試用期間ですが、もちろん時給は高いまま。雇う側も雇われる側も、じっくり検討できる素晴らしいシステムです

紹介予定派遣の詳細は以下のページをご覧になってください。

 

関連記事:介護の登録型派遣と紹介予定派遣の違いとは?それぞれの特徴まとめ

介護派遣のメリットまとめ

  • 時給が高い
  • サービス残業がない
  • 働く時間の融通が利く
  • 夜勤専従として働くことができる
  • 実務経験を積むことができる
  • 人事異動や業務兼任がない
  • 職場の人間関係に悩むことがない
  • 採用面接や履歴書がない
  • 派遣会社によるサポートや福利厚生が手厚い
  • 紹介予定派遣で正社員の道も選べる

以上、介護派遣として働くメリットになります。もちろん、正社員やパートにもメリットはあります。ただ、今回こうやってまとめて、やっぱり介護派遣はメリットが多いなぁと再確認しました。

メリットとデメリットを十分に理解した上で、介護派遣として働くかどうか検討してみて下さい。