お母さんがいなくても… | CRPSと生きる!ど根性マリちゃんの七転び八起き日記 〜幸せになるのは難しくない!〜

CRPSと生きる!ど根性マリちゃんの七転び八起き日記 〜幸せになるのは難しくない!〜

複合性局所疼痛症候群(CRPS)と暮らしています
四肢の強烈な痛みと運動機能障害(廃用症候群)に苦しめられる日々ですが、猫とのんびり幸せに暮らしています
闘病のかたわら慶應義塾大学通信課程を卒業し、現在は日本語教員として奮闘中!
台湾が死ぬほど大好き♡

このあいだ、母の命日でした


母が亡くなってもう20年くらいかな?

いない人生の方が長くなりました


母が亡くなった悲しみは

年々薄らいではいくけれど、

完全に消えることはないんですね


ときどき思い出したように急に寂しくなって

泣くことがあります


母の死とともに始まった

父の暴力とヤングケアラーの日々も、

余計に苦しみを大きくしたと思います


きっとCRPS罹患の原因の一つに

これも関係してるんだろうなぁ…




そんなことを考えながら出勤したら、

今日から新しく担当する新4年生の生徒を

上司から紹介されました


その時に、

「◯◯君は何年か前にお母さんが

ガンで亡くなっているから、

あまり『お母さん、お母さん』言わないように

気をつけてあげてください」

と言われました



私は

自分が子どもの頃に母を亡くして

父子家庭で育った立場だから、

家庭には色んなタイプがあること、

普通ではない家庭の子どもが

どんな気持ちで日々生活しているか

どんな苦悩があるかはよく理解しているつもり


なので

生徒と話すときはいつも

親のことを「お母さん」ではなく

「おうちの人」と呼ぶようにしていたり、

食事は母親が作ってくれる前提や

父親が外で働いている前提で話すことは

避けてきました


個人的なポリシーです




その生徒は男の子だから、

娘の私よりはまだマシかもしれない


しかも

中学受験をさせようと考える父親なら、

しつけや教育のこともちゃんと責任持って

やっているんだろうから、

妹のしつけから何から全てを私に押し付けた

うちの父に比べたら、

相当立派なお父さんだと思う


それでもまだまだ母親が恋しい年齢だから、

できる限り辛い思いをしないように

気をつけてあげようと思っています



まさかこんなところで

自分の苦しい経験が役に立つなんて…


人生に

意味のない苦しみはないのかもしれないと

しみじみ思った一日でした



親がいなくても何とかなるよ!


頑張れ少年!