こんにちは☆
パイシェルです
最近、アラベスクというバレエ漫画を読み終えました
これで三回目、くらいかな
まだまだ、読み込んでいない漫画なので、隅々までまだよく頭に入っていません
バレエ漫画としては結構有名だし、私の大好きなバレエ漫画、SWANよりもさらに前に描かれた漫画で、初期のバレエ漫画だと思います
たぶん、SWANを描いた有吉先生は、この漫画も好きで、参考にしたんじゃないかなと想像しています☆
主人公は、ノンナ・ペトロワ
これが、ノンナ
普段の顔
ちょっと綺麗に描かれたバージョン
すごく引っ込み思案で、自身なさげで、消極的で、もじもじしていて、見ていてじれったくなる主人公かも^ ^
その意味では、SWANの聖真澄の方が、はっきりしていて強そう・・(真澄も消極的だし、一見弱そうに見えるキャラなんですが)
アラベスクは、ノンナの成長を描いているのだろうけど、見ていてまだもう少し強くなって欲しかったと思ってしまいました
主人公の相手は、ユーリ・ミロノフという天才的な舞踊手で、若いけど実力がすごく、ノンナの先生でもあります
こんな人
ちょっとこわい顔(大体いつも厳しいお顔)
綺麗に描かれた時
そういうところは、SWANと似てる・・
SWANのセルゲイエフも、天才的だったし
主人公が、田舎から、有名な先生(SWANでは、セルゲイエフ、アラベスクではユーリ)に連れてこられて出てくるところとかも、そっくり
それでも、最初実力はなさそうに見えたりとか、そのまま推薦した先生の教え子になるところとかも同じ・・
おまけに、どちらも見出してきたその子をだんだん好きになってしまう・・
違うのは、アラベスクはそのまま結ばれちゃうけど、SWANでは、セルゲイエフはその思いを口にすることも無く、師弟のままで、主人公は別の人と結ばれるところ・・・
他にもいくつか類似点がありますが、今回読んで印象に残ったのは、SWANの草壁と葵のような関係の親友同士が、アラベスクにもいたこと
親友でありながら、最大のライバルとして競いあい、キャラクターダンサー的な方が、いつもわずかに負けてしまう・・
それゆえに、負けてしまう方がチャンスの場を求めて、外国へ行く
それがアラベスクでは、ユーリと、エーディクがまさにそんな感じ
アラベスクでは、勝つのはユーリ・・みたいな
そういう、お互い大事な関係だけど、踊りの面では火花を散らすという、ちょっと複雑な関係って、実際にも案外あるのかも、っておもっちゃった
でも似ているところはいくつかあるけど、SWANとアラベスクの、大体の物語の本質は結構違うように感じています
SWANの方がやっぱり壮大だし、もっと深くて、ダンサーとしての本能に目ざめたり、大きな才能を花開かせていく感じ・・
その途中で、激しい恋愛とかもあるし
アラベスクは、主人公の、ユーリに対する恋心を描いてはあるけど、決して激しく気持ちをぶつける感じではなく、お互いなかなかはっきりしなくて、最後結ばれるけど、結構あっさりしてる(^_^;)
それに、アラベスクは、主人公がバレリーナとして大成はするし成長もするけれど、ユーリへの恋心に揺れながら、やっとユーリの手を離れて一人前になるところで終わる感じ・・
才能を花開かせるという点では少し物足りなかった(´・_・`)
主人公が、どんな風に踊ろうかとか、解釈を深めていくとか、踊りを作りあげていくとか、苦労する様を描くより、常にユーリへの恋心があって、それに翻弄されながらの人間模様が、大きく描かれていた気がする・・
それはそれで、面白かったんだけど
個人的には、絵も、内容もSWANの方が好きだけど、アラベスクの方が前に描かれていること、その頃のバレエ漫画として考えると、よくできているんだろうなと思った
swanの元になったんじゃないかと思うとこも多くて、そういうところを探すのも、面白いです
それに、結構アラベスクの方も、私は好きです
キャラでいうと、ユーリミロノフが好き
先生で厳しいし、あまり感情を出さないという点でもセルゲイエフ先生と似てるけど、もう少し優しいかな?
セルゲイエフのときは、わたしそんなに好きなキャラとしてみたことなかったのにね
アラベスクのほうでは、なぜか先生であるユーリが好きなのは、結局結ばれるし、気持ちをオープンにしてるからかも
あと、アラベスクの山岸先生の絵、時々好きじゃないなって思うこともあるけど、時々すごくかっこよくみえたりするので、そこが不思議・・・
それに、最後らへんは意外な結末でハラハラしました
アラベスクも、わりと面白いと思う☆
でも、SWANの方が、ずっとずっと長くて、もっと壮大なので、またどこかで、読みたいな
SWANの良さを語ったことはあまりないので、SWANも、いつか語りたいです
それから、同じバレエ漫画として、上原きみこの「舞子の詩」とか、短いけど大好きな「麗羅からの手紙」とかもまた読みたい
「麗羅からの手紙」も、有吉先生の漫画です
こちらは、バレエを描いてはいるけど、亡命とか出てくるので、主に、その頃のロシアにおけるバレエの現状を描きたかったのかな?と思います
短いけど、その中に出てくるお気に入りのキャラがいるので、そちらもまた、載せてみますね
では、またね~(*´︶`*)♡