最近私は、主に本や漫画を読んで過ごします。


その中でも、最近読み終わった漫画・・里中満智子さんのあすなろ坂のセリフ一つ一つがとても胸にしみるんです。

あすなろ坂は、江戸~昭和を生きた、ひとりの女性の生涯を描いた漫画で、様々な登場人物が、それぞれの人生を生きていく様も、細かく描写されています。

読みだしたら引き込まれて、まるで本当の伝記みたいに、ドラマチックなのです。


何回も読んだことあるし、好きなセリフを書いたこともあるのですが・・・

最近新しく気づいたところ、まだ書いていないセリフを書いてみます。

物語の説明は詳しくはしないので、わかりにくいかも。


みどり(主人公のひ孫、女)はおばさまである詩絵(主人公の孫)が、夫を亡くしてまもないのに、生き生きと働いているのを見て、なぜ?と詩絵に問うた時に、詩江が答えた言葉・・・

「・・・精一杯愛したわ。私の人生はあの人のおかげで何倍にも光輝いたわ。あの人の人生もそうだったはずよ。私たち一心同体だった。今の私は、あの人がこの世にのこした遺産なのよ。わたしがいきいきと光りかがやくことが、あの人の価値を高めることなのよ。
私はあの人の遺産をみがいて生きていくの。」


この詩絵の生き方に、ジンときました。素敵・・。想うからこそ、涙こらえて胸を張って懸命に生きようとする・・
そんな生き方もあるのね。
そして、もう一つ。

みどりが夫を亡くした後、心の中で思った言葉も、素敵なんです


みどりの言葉・・・

「ふしぎです。あなたがいたころより、今のほうがあなたを身近に感じます。

何気なく見逃していたあなたのしぐさ、軽く聞き流していたあなたのつぶやき・・

ずっと あのまましあわせでいたら気づかないまま忘れてしまう 

そんなささやかな思い出のひとつひとつがあざやかによみがえってきます。


・・愛しつづけるって・・なくしたものの大きさを思い知らされることですね

愛しすぎるって悲しいことですね。

「ああ美しい」と気づいて手にとってしまったために、はかなくとけていく雪のような悲しみですね。」


あすなろ坂はとにかく言葉が素敵です。

生き様もみんな輝いていて・・・好き。


時代は古くとも、なんか、すごくみじかに感じて、その時代の人たちが、どんな大変な想いをして生きていたか・・・

そんなことも考えさせられますね。


機会あったら読んでみてください。



・・・・ところで、大草原の小さな家シリーズ、大好きなシリーズなんですが・・

食いしん坊な私は、その時代の料理、その背景~などが書かれた古い本を買いました。

まだ少しずつですが、読んでいます。


それが、なかなか面白くて、^^


今のひそかなブームです。どこかで書きたいな☆