小さいころから、私は自然のもの、特に石とか木の実、そして、小さな微生物に興味があって、学校帰りは観察の時間になって、好きなものを拾っては捨てて遊んでた。
ある時などは、もう小学6年のころだったが、畑の中にいる、時々目を凝らすと見える、エビのような生物に興味を持ち、捕まえて、水筒の蓋の中に入れてた^^
小学校一年の同じ帰り道の女の子は、タニシの卵を入れてて・・・今なら考えられないけど、見せ合って喜んでた。
小さな世界のほうに私の心は向いていて、よくいろんな想像してた。
でも、石への興味、それは、ただ何となく、この石はどうやってこんな形に、色に手触りになったのだろう・・というすごく素朴な疑問からだった。
でも、素朴だけどそこにはドラマがある気がして、すごくロマンを感じてた。
・・・私は石を時々拾って引き出しや宝箱に入れていた。
でも、母からは、汚いからやめなさいと言われてました。
ある時、私は真っ黒のでもつやのある石を見つけた。
きっと珍しい石じゃないかって思ったけど・・・何度聞いても石炭でもないし、結局、汚いからということで捨てさせられた記憶がある。
そのことは今でも何だったんだろう???と、ナゾになって残ってる。
とにかくそのころは、石を見つけてはどうやってできたか、空想するのが好きで、いつかもっと本当に勉強したいと思ってた。
そして最近、私はまた、石に興味をもって勉強し始めている。
それで見つけた、面白いことがいくつか・・・。
まず、驚いたのは石というものは水が循環するように循環しているってこと。
すごい!と思った。つまり今はこういう形の石でも、ものすごい長い年月の後には・・・?
なんだか不思議。
本の説明みると、(わかりにくいかも飛ばしてもいいよ)地殻はいくつかのプレートでできていて、大陸プレートに海洋プレートが沈み込むとき、海水も一緒に地下へ運ばれると、水によってマントルが融解して、(マントルっていうのはプレートの下にある)マグマができるそうです。マグマは周りの石と比べて高温。また液体で、比重が小さいので、浮力によって自然に地表へ向かって上昇する。そのマグマが固まってできたものが、火成岩で、噴火によって吹き出し、急速に固まったものは火山岩。プレート内部などでゆっくり固まったのを深成岩というそう。
また、マグマが上昇する途中で、マグマだまりをつくるそうで、そのマグマだまりの周辺にある石は熱によって変成、(岩石が熱で溶けずに別の岩石になること)別の岩石、(接触変成岩)になるそうです。
熱で、別のものになってしまう・・それもすごく不思議で面白かった。
そして、地表に出た岩石は、風雨によって風化し、砕けて小さくなって、川から海へと運ばれ、海の底に沈んで固まる。それを堆積岩と呼ぶそうです。そしてプレートの動きとともに、地下へ沈み込んでいって・・そして、最初に戻るんです。プレートの動きがあるから、沈み込んでみたり、マグマになって、外に出てきたり・・
小さくなって降り積もったり・・
でき方を知るのってなんだかおもしろいです。
まったく別の石に変わるのも面白い。
下の石たちは私の宝物みたいなもので、かなり前に大分の鯛生金山に行ったときに、おみやげとして買ったもの。安くして買ってるから、たぶんあまりいい物じゃないとは思うけど、天然の石であるということは間違いないとおもう。(レプリカでは作れないと思う。)
特にこの中のみどり。
私、普段はオレンジが好き。みどりなんて一番嫌いな色だったのに・・
石を見るたび、私はなぜかみどり・・それも透明感があり、神秘的なみどりにひかれるように。
だからこの中でも一番好きなのは薄緑の石です。
でも同じお土産を持っていた、家族が、石を出して眺めてるの、見たことない。
ちょっと寂しい気も・・。
ほんとはアメジストの結晶とかすごくほしい。それから緑のきれいな石もいいし、水晶もいいな。
でも、今は、鉱石のこともだけど、石のできかた生い立ちなどなど調べてみるつもりです。
ではまた。