「人はみんな寂しくて一人でなんか立っていられない

それでも前に昨日よりも前に進まなきゃ進まなきゃ」


・・孤独な生き物という歌の歌詞です

今すごくこの歌詞の気持ちが分かる気がするんです

人は一人では・・生きられないんです

それに気づいたのもつい最近・・

ほんの何年か前までは、家族とすら同じ世界を分かち合おうとしなかった・・

1人突っ走っていました・・



「ねえ誰かがどうにかしてくれるだろう そう思って待っているだけじゃ

何も変わらない ずっと変わらない

ねえどうしてそんなに走り続けるの? そう聞いたけどただ私は

怖かっただけだよ待っているだけが・・・」



私も、そうでした

必死でした

歩みを止めるのが本当に怖かったのだと思います

でもその時の私は自分の本当のすがたを見るのもただ、怖かった・・




「歩みを止めればすべてを 失ってしまう気がした

恐怖や孤独は私を 支え続けたずっとずっと」


私は孤独でした

小学校の時からずっと・・

友達が一人二人できたとしても、心を分かつことはできなかった

いつも一人殻に閉じこもって、そこからでるすべも知らない

出ようと思ったことも、自分が殻の中にいることも、分からなかった


そんな私はやがていろんな人の言葉に傷つき、気が付いたら、病気になっていました

もう治ることはない病気を一生抱えていくことになるのだとその時、少しでも思っただろうか、覚えていません

私にはただ、自分の人生にただ影がさしていく・・そう思いました

やがていろんな人との出会い別れ、そのうちに自分を見失い、孤立していった私・・

そんな私はやがて行き詰まって 真っ暗な中考えました

私の人生は終わった、と

でも違った

私は間違っていました

やがて気づきました

その時から少しずつ私の新たな人生が始まっていたのだということに・・ 


寂しささえ感じなくなった私の心・・

でも悲しみだけは感じていました

私はやがて自分の道が間違っていたとわかったんです

それはうすうす感じていたこと・・でも認めたくなかった

時の経過が心を癒し、穏やかに過ごし始めた私は、やがて寂しさを感じるようになりました

そして・・いろんな人と出会い、別れを繰り返し、間違う度に、少しずつ、人と付き合うときのマナーを学んでいきました

そして今・・私の心にこの言葉が響きます



人はみんな寂しくて一人でなんか立っていられない

それでも前に昨日よりも前に 進まなきゃ 進まなきゃ・・

人はみんな寂しい時 優しくなれるそんな生き物

だから今君の寂しい気持ちが分かるんだわかるんだ



今私は一人ではとても生きていけません

今も寂しさで時に押しつぶされそうになります

でもこの歌詞のようにそれでも前に・・進んでいきたい

昔私は寂しさを感じなくなっていたけど寂しいと感じることは、人が好きなことの裏返し・・

人を信じられなくなったあのころとは違う、私がいました

私は・・

この寂しさを、決して忘れないように・・

幸せな日々が来ても、この痛みをきっと忘れない・・

同じような人に出会うときのためにも・・

だって誰かを大切に思ってその人も私を大切に思ってくれる・・

その幸せを当たり前だと思いたくないから・・

私は人が好きだから・・