Mollmaskin 'How Many Ants'

クリスマスくらい、ゆっくり逢いたい。
俺、ブラックコーヒーとか ガム噛んで
夜 眠らないように がんばる。

あなたは、そう言うてくれました。

仕事がきつくて
いつもPCを立ち上げる気力も残っていないくらい。
帰るころには、脚が震えてしまってると、聞きました。

そんなあなたが
逢いたい。
言うてくれて
身体がほてり、ぼおってしてきました。

そして、はじめてあなたの声を聞きました。

仕事中やし、めっちゃうるさいし悪いけど
メリークリスマスだけ言いたい。

わたしたちは、ほんの1分
つかの間の幸せな時間を過ごしました。

はじめて聞く、あなたの声は
素直な まじめな 不器用で
なんというか
ひとことでいうと
知ってるような声でした。

わかった。
温かくして待ってるわ。

やっと逢えるの。

そして
とうとう、あなたは 来なくて

わたしはクリスマスイブの晩を
ひとりで過ごしました。

あなたが普段起きる朝の4時まで待って
おやすみなさい。と、
ひとことメールして
次の日も、また次の日も
連絡がありませんでした。

なにかあったの?
心配で心配で 家のことができなくなりました。

朝、わたしの心臓が 悲鳴をあげました。
ちょうど、この曲の
ずれた感じ旋律のような 美しい時間で
涙で天井が見えなくなりました。

もう逢えないのかもなあ・・・
台所で、倒れ
うっすらとした意識に

大丈夫か?
君は、来てくれました。




How Many Ants/Autumnsongs Records

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