花粉薬を飲み始めて早1週間。
少し軽快しつつも、未だ毎日眠くて眠くてたまりません。涙
さて、やっと今週入ってから、長女が幼稚園に行っている束の間の間、家でゆっくり落ち着く時間が送れるように⁽⁽(ཀ д ཀ)⁾⁾
ずっと読みたかった本が読めました✧*。涙
レビューでそこまでグロくはないとあったから油断していたのですが、いや、淡々と書かれているからこそ、また怖くて。
私には十分ヘビーで、この数日、食欲が落ちました。
ずっと頭から内容が離れないんです。
ネタバレに繋がってしまうかもな、感想(* ˘ ³˘)
こちら実話がベースです。
タイトル通り、アウシュヴィッツのタトゥー係を任された被収容者(ユダヤ人)のラリ。
彼の教養、そして洞察力の高さが、3年もの間、アウシュヴィッツで生き残れた。
ガス室に入って生きて出てきた唯一のユダヤ人。
その間、彼は収容所で運命の出会いをし、劣悪な環境の中でも愛を見つけることができた。
ユダヤ人なのに彼はなぜ生き残れたのか?
生き残るにはやっぱり意味がある。
人によっては彼を「裏切り者」と言うかもしれない。
けどどんな手段を使っても、生き抜くことを唯一のナチスへの抵抗とし、「ひとりを救うことは、世界を救うこと」をしていったラリ。
彼を非難することは出来るだろうか?
話の中にはかの有名な、ルドルフ・ヘス司令官や「死の天使」と呼ばれたヨーゼフ・メンゲレも普通に出てきます。
メンゲレが口笛を吹きながら、人を選別するシーンは本当にゾッとするもので、頭から離れません。
昨年秋にスピンオフとして、本作の登場人物チルカを主人公にした2作目が刊行されてもいます。
彼女はラリと同じく、被収容者でありながら、群を抜いた美しさより、ナチ高官の慰めものとなり(勿論拒むことなど出来ず!)、なのに戦後はナチスに協力した罪を問われ、シベリアで服従することとなった悲運の人。
早く翻訳されて読みたいものです。