こんにちは!スタイリッシュなジャズを奏でるピアニストのエバです
今日はちょっと理屈っぽいお話です。
まず音楽を演奏する場合
リズム、メロディ、ハーモニーの三種の神器が必要です
【リズム】
ジャズはリズム楽器が鳴っていることを大前提に演奏します。
つまりドラムやコード楽器がジャズサウンドを鳴らしている前提で演奏します。
例えば一人で演奏する時も、ドラムやベース、コードの音が無い場合でも、あたかもドラムの音がなっている、ベースがリズムを刻んでいる、コード楽器がテンションコードを鳴らしている、ということを感じて演奏するのです。
いきなり、ややこしい話になっていますが、、
つまりリズムやコードを奏でる楽器と共演している感覚を持って演奏することです。
歌や全ての楽器の人が、こんなテンションを使っている、こんなタイミングでバッキング(コンピング)してるだろうと想像ているのです。
もし何も鳴っていなくても想像して頭の中で鳴らしておきます。
通常はテンポを一定に保ち、スイングのリズムなのかボサノバのリズムなのか想像して鳴らしておきます。
そんなわけで楽器と共演する経験が重要なのです。その経験と多少の音楽理論の知識が無いと、全く想像できず、ジャズらしい「ノリ」をつかむ事ができません。
【ハーモニー】
そしてハーモニーとは、何本かの管楽器でのアンサンブルや、弦楽器、鍵盤楽器で一度にいくつかの音を重ねて出す、つまり和音です。
ピアニストやギターは一度に沢山の音(和音=コード)をだせます。鍵盤楽器、弦楽器はコード楽器ということです。
ピアノは一人オーケストラと言われますが、シンプルな和音の場合もあるけど、微妙な不協和音になっていたり、不思議感を出す音を入れるなど、無限の可能性があります。
リズムとハーモニーは、メロディをひき立たせるバックグランドの背景です。雰囲気を作り、音楽の行方を示し、ドラマチックな変化を示唆する重要な役割があります。
背景に何をもってくるかで、主役が明るくもなり暗くもなる、その秘密は音楽理論を知ると解明されて、ごちゃごちゃしていた音楽がすっきりシンプルになってきます。
【メロディ】
さて、そして何と言っても一番耳に入ってくるのが、メロディ、主旋律ですね。
トランペットやサックスなどの大きな音のする楽器が主役になる場合、これをフロント楽器といいます。(曲によっては全ての楽器がフロントになる可能性があります)
そして、言葉で意味を伝えることができる「歌」が一番「フロント」つまり主役になることが多いわけです。
声だけでなく体全体を使って印象的なパフォーマンスができる人もいるでしょう。
そうなるとジャズとかジャズじゃないとかに関わらず、フロントである人の存在感が雰囲気を作る、人を引き込むとも言えますね。
ですが、演奏の場ではフロントの役割と同等かそれ以上に、背景を作っている楽器のサウンドが重要で、ジャズらしいニュアンスを感じさせる音を選別して即興で演奏するのが、ジャズミュージシャンというわけです。
【ジャズのすすめ】
リズム、メロディー、ハーモニーという三位一体の動きに、おかず(フィル、オブリガード、トゥッティーなど)が加わり、遊び心も、その日の気分もプラスされます。
一期一会の素晴らしい瞬間、一瞬で消えてしまう音ですが、その響きは心を揺さぶります。
様々な楽器や人が一つの音楽を作っていく、ジャズは即興でメロディもコードも弾くのでめちゃくちゃかっこ良くて気持ち良い時と、いまいち?な時もありますが。。
その辺を楽しむのもジャズ、聴くだけも良いけど、演奏してみたくなってきませんか?
最後までお読みいただきありがとございました(*^^)v
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ミュージックマルシェ ジャズピアノ講師エバ