普段なら春樹の小説は、
読み始めたら、集中してしまい
やめられなくなる。
新作は、なかなか第一章を読み終えられなかった。
ちょっと難しい話。
数ヶ月、読んだり、中断したり。を繰り返し。
ある時、グッと集中し始めて。
2章目からはあっという間だった。
なんだか、本を開くたびに
別の世界に連れて行ってもらう感じで。
だんだん、登場人物をよく知っている人みたいに感じる。
風変わりな人しか出てこないのだけど。
その不思議な感じの人たちの考えが正常で、
そうでない人たちの方がちょっとずれている。
と、いう気持ちになってくる。
2つの別の世界が存在している。
大したことは起こらないし、
登場人物も限られた人だけ。
それなのに、何故か心地よくて、
読んでいると、落ち着いた気持ちになる。
流石の春樹ワールド。
また、別の作品も読み返したくなりました。
読書の時間って
良いものですね。
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