最近、携帯の電源をできるだけ落として
過ごす実験をしています。
つけていても、全てのお知らせ音を
オフにして、カバンに入れたまま。
自分の教えている生徒さん達からの連絡が入る可能性が
ある時間帯は分かっているので。
それ以外は、基本的に見ません。
結局、携帯のなかった時代って
別のことに集中していたなと思います。
留守電があるので、
考えてみたら、別に電話って3日くらい
見なくたって、どうということもないのです。
普段の暮らしの中で必要なのは、
列車の時間がずれていないかの確認程度。
家族との連絡の時間帯もだいたいわかります。
演奏家の知人の多くも、ほとんど携帯は切ったままです。
練習や、レッスンの邪魔になるからです。
有名演奏家は、インターフォンにも答えません。
ファンが訪ねてきたり、
生徒がレッスン時間の15分前に来たりしても答えません。
私はレッスンは15時と言いましたよね。
では15時にならなければ、答える必要がない。
と、徹底しているそうです。
そのくらい覚悟を持って、
自分の時間を確保しなければ、
確かに世界中の大会場で毎日のように違う曲を演奏する
集中力は養えないのだろうなと思います。
彼の頭の中には、常に100曲くらいの
曲が暗譜されていて、レッスン中に生徒が持ってきた曲の出だしを
もう一台のピアノで暗譜で弾きだすと、
一瞬でその場が演奏会場に変わります。
彼のレッスン室には、2台のグランドが置かれています。
他においてあるものは、ソファーと絵画だけです。
人間ってすごいことができる。
こういう人の生きている世界を見ていると
ネットや携帯って
本当に時間が勿体無いなと思います。
少なくとも、家族や人と話すときは、
携帯やPCは触らないように。と、思っています。
写真は夫の故郷、南仏です。
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