少しは普通の生活をしている気持ちになりたくて、
見晴らしの良い場所に歩いて出かけたり。
美味しいパンを買いに行ったり。
離れて並んで、マスクをして、手の消毒しないと
どのお店も入れませんが、全員に義務付けられていると思えば、
少しは安心してお店に入れる。
お店に入れる人数は9人まで。などと、
制限されているので、誰かが出てくるのを待ってから、
手を消毒して入ります。2人で入る場合は、2人でてくるのを待ちます。
歩いて1時間くらいかけて
生活雑貨のお店や、お洋服のお店に
行きました。
ワンピース買ったけれど、
もちろん試着はできません。
100日間、いつでも返品可能ということだったので。
買ってきて、太陽の当たるところで1週間ほど風を通してから、
家で試着してみたら、ぴったりだったので、
ちょっと気持ちが明るくなりました。
洗ってから着た方がいいかな。
和食材もたくさん買えて、
今週は日本食週間。
パンを買っただけでも、
お店でたら、すぐに手を消毒です。
お金を触るのが怖い。
もう、パリの人たちは、
全員がノイローゼみたいに消毒とマスク。
この間、公園の近くで大量の蜂が壁の植物一面にいて、
驚いて飛びのいたら、その近くを歩いている人に
「危ないじゃないの!近づかないで!!!」と、
マスクとサングラスの人にすごい剣幕で怒られ。
「いや、蜂蜂蜂!!!」と言ったけど。
人を避けようとすると、今度は
車が走ってくる車道に出ることになる。
メトロとバスはできるだけ避けるように言われていて
車が多くなっているので、通勤の為に自転車を買っている人が多い。
自転車は、いつもは車と同じ規則で一方通行の道は
その方向にしか走れないのですが、
この事態で、どの道を走っても逆走してもいいそうで。
ただいま、パリを歩くには、人、
車、自転車、電動トロチネット(キックスケーター)全部を
避けて通るという反射神経が必要。
なんだか、いろいろ疲れてしまう。
でも、カフェがないので、休む場所がない。
トイレは全くないわけなので。
1時間歩いてどこかに行くには、
ペットボトルの飲み物、非常食のクッキーを持って。
トイレが大丈夫な間に家にたどり着けるように帰る。
自由がないって。
辛いなあ。
この間、車が建物の前に止まって、
家族連れが、すっごいこそこそ
荷物を車から運び出していた。
どこからどう見ても
「100キロ以上移動したのね。」ってわかる行動で笑ってしまった。
100キロ以上の移動には、特別な理由と証明書がないとまだダメなので。
避難先や実家から戻ってくることもできないんです。
でも、そんなにこそこそ、キョロキョロすると、
かえって、目立っているので。
かわいそうになあ。なんか、事情があるんだろうな。って、思いました。
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