よく観察していると、

フランス人の服装というのは

落ち着いたベーシックな装いが多い。

 

観光で来た方がフランス人はみんな

冬は黒か紺ばかり着ていると言っていましたが、

確かに落ち着いた色を着ています。

 

バカンス地でよく見かける服装は

男性は紺色ベースで、

ポロシャツとジーンズにジャケット。

女性もタイトスカートに、

白のポロシャツや落ち着いたワンピース。

時々明るい色のワンピースなどを着ています。

 

10着を着回すというのは本当で、

すべての服を同じ店で揃えていたりするので、

コーディネートもしやすい。

信頼できる老舗の店が人気があるようです。

 

決めているお店で年に数回、

一緒にたくさん試着して、服を選ぶようになってから、

服に対するストレスが激減しました。

 

一人で試着するのと、

誰かと一緒にイベントとして

楽しく選んでプレゼントしてもらうのでは、

気分が全然違います。

 

だから、私もmのお誕生日には

一緒に選んで服をプレゼントすることが多いです。

 

一人だと絶対にチャレンジしない色や形も

とりあえず着てみると、意外としっくりくることもあるので、

あまり決めつけずに、いろいろ着てみることにしています。

 

たかが洋服、されど、一番身近な環境だし、

人の印象を90パーセント決めてしまうもの。

 

単純に女性が綺麗に装っているのは、

その場がパッと明るくなって落ち着くのと。

何より自分が元気になるので、

大事なことだなと、実感することが多いです。

多少具合が悪くても、ヘアメイクと服がちゃんと出来ると

とりあえず、大丈夫になったりしますよね。

 

お買い物に失敗したところで、

大した損害はない。と、腹をくくって、

勇気を出して買ってみることも大事。

自分の思う服のワンランク上の服にすると

結局失敗がないような気がします。

 

そして、センスのいい、素敵な人を見かけたら

目に焼き付けることが一番大事。

 

一度だけ数年前にパーティーで出会った60代のフランス人女性の

ワンピースが今でも忘れられません。

とてもシンプルでいながら個性的なプリントのワンピース。

タイシルクが使われていた気がするので、

どこかアジアの国で買ったものかもしれません。

(アジア文化と美術の専門家の先生でした)

 

落ち着いていて着心地が良いことが伝わってくる、

その場の主役にふさわしい、とても綺麗なワンピースで、

肩には片側だけに、ぴったりのストールをかけていました。

 

そういう、その場を華やかにする服は

人生を豊かにすると思うので、今でもちょっと

あの服どこで買ったのですか?と聞きたいほどです。

 

「素敵な服だったね。」と、帰り道でmに言ったら、

「確か、彼女はいつもあんな感じの服装だよ」と言っていて

さらに驚きました。特別な日だけではなく、普段からシックな女性は

ファッション関係のことに慣れているんだな。と、思ったんです。

 

 

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