相手を邪魔しない術を知っていると、いろいろうまくいく。
仕事をしている人の原稿を覗き込んだり、
見せてと言ったりしない。
でも相手が、自分のタイミングで
「ちょっと読んでみてくれる?」とか。
「こういうアイディアがあるんだけどどう思う?」と
声をかけてきたときには、自分の練習や作業を止めてでも、
すぐに近くまで行って「どうしたの?」と聞く。
(遠くから「なーにー!?」と聞いたりせず。
たまには、手が離せずそういうこともありますが。)
そういう、尊敬の念や相手と
創作意欲を大事にする感覚みたいなものが一致していないと、
誰かと一緒に暮らすのは難しいと思う。
音楽家は、全員がとにかく毎日練習の事しか考えていないので。
お互いに、電話で話していても、遊びに行っても、数日後、
数週間後のための練習を抱えているので。
「そろそろさらいたい・・・。」と誰かが言い出したら。
「OK!」と突然気持ちを切り替えて、
できる限り速く相手を一人にしてあげようとします。
明日、数日後、何百人の前で暗譜で何十ページ分の演奏を控えていますから。
それはもう、あうんの呼吸で、邪魔しません。
きっとどんな業種の人でも同じだと思うのですよね。
「今、大まかに言うと、こういうことが起きていて、ちょっと大変なんだよね。」と、
素直に話してくれさえすれば「おやおや。それは大変だ!」と、
誰でも、さっと邪魔をしない方法を探すし、
家族や親友なら「私にできることがあったら言ってね!」と声をかけて
静かにしますよね。
世の男性はあまり仕事の話をしたがらないけれど、
もっとすればいいのになあ・・・・と思います。
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