パリ寒いですねー
東京も寒いのかしら。
寒いことは、外ではブーツ履いたりコートも厚手だし
手袋もして防寒してるし
家の中は暖かいしで
特に困ることはないんだけど
それでも風が吹くとひゃー!ってなります
そしてこの1日中暗いどんより感がどうにもこうにも
光が恋しい!と、ひたすら太陽を求めてしまいます
雨もすぐ降るので、暖かい帽子や傘は常に持ってます。
やっぱり冬のヨーロッパは辛い
まだ12月初めか・・・・春までまだまだだなあ・・・・
でも寒い暗い辛い言ってても、同じ期間寒いんだから
クリスマスの飾りいっぱい見て回って、
暖かいものたくさん作って、みんなでパーティーして楽しみましょう!
****
さて、少しづつコンサートの話書きます。
今回なぜ朗読付きコンサートをすることになったのかというと。
まあ、ブログの読者さまはわかっていると思いますが、
一番初めのひらめきはmとの会話です
「プルーストは読んだの?あの中にこのソナタ出てくるよね!」と、
私がフランクのソナタを吹いていたら
ある時すっ飛んできて、そういったのです。
もう数年前かしら。
「ん?プルーストとは、例の長編小説「失われた時を求めて」?マドレーヌ?」と聞いたら。
「そう、もうね、大々的に、ずっとこの曲の描写が続く箇所があるから。今度読んでみて!」という
話になって。
音楽家でもないのに、料理中にすっ飛んできてそれだけ言って
また料理に戻る旦那って・・・・なかなかいないだろうなあ・・・と。
(・・・・男性が料理してて、女性が練習している時点で多分
日本人的にはいろいろ間違ってますよね。はい。まあ、そこは置いておいて。→笑)
そして、私はプルーストちゃんと読んだこともなかったし。
日本語でも持ってないしで。仏語版はここにあるけど、
あんなに長いの読めマセーーンと思ってたんだけども。
よーく調べて、その箇所を読んでみると、これが、面白いんですよ!
曲を知っていると、ああここは、3楽章のこのトリルのことね。とか。
この何度も耳について離れないフレーズとは1楽章の例の繰り返しでてくるテーマのフレーズよね。
いや、4楽章のことも指しているのか?とか。
物理的に、描写に思い当たるところがたくさんあるし。
フランクはものスゴーーーーク壮大で重厚な曲なんです。
もう、なんだか、壮大すぎて。凡人はついていけないというか。
(そこがまた、プルーストと似てる!)
恋と言うより、もう、生と死とか。もっと大きなテーマが込められている感じ。
もともとはピアノとヴァイオリンのための4楽章のソナタで
チェロでも弾くので。フルートヴァージョンはある意味どうしても
高音になる分、不利というか。軽くなってしまうので。
どこかで弦には負ける・・・・という思いは常にあるのですが。
だからこそ、いろんな音色や表現にチャレンジするために演奏するのは、とても面白い曲です。
何しろ、こんなすごい曲に臨めるなんて、幸せだわーという感じ。
そして、プルーストは、日本語で読むと、わかるような、わからないような・・・・
と長いフレーズの間に、少し頭が傾いていってしまうのだけど。
そのあとで、同じところを仏語で読むと、おお!単語がシンプルだ!こっちの方がわかりやすいかも。
と、フランス語わかる方は、みんな唸ると思います。
全編は辛いけど。(10冊くらい?)
まずは1ページ本気で読んでみると、かなり面白いです。
というのは、使っている単語はそんなに難しくない。
描いているのは、そんなに難しい話ではなくて、
どちらかというとくだらないやり取りもたくさん出てきます。
スワンがオデットに恋をして、
幻滅して、でもまだ好きで。嫉妬して。(もともと高級娼婦ですからね!)やっぱり好きで。
このソナタを聞くと、どうしても彼女への思いがさらに燃え上がってしまう。
ああ、だめだ、聞いてはいけない!とか言ってみたり。
話に聞いただけでも、知ったかぶりをし合っている。とか。
そういう、くだらないけど、ちょっお面白いやり取りも、いっぱい出てきます。
そういう描写もなんだか、プルーストが描くと、まるでなんというか、
一種の文化的なやり取りみたいな意味合いが出てくるところが笑えます。
そして、何よりびっくりしてしまうのは。
楽譜も読めなければ、録音もないはずの時代に
プルーストが、ものすごく細かく曲のことを数十ページにわたって、
ひたすら描写していることです。(絶対、友人のフランクに目の前で何度も弾いてもらってるはず!)
この曲を聴いているとこう言う気持ちになるとか。
まるでこのフレーズ=私の理想の女性だ。とか。
とても文学的に曲を分析していて。
時々、ドキッとするような描写もあったりするので。
日本語とフランス語朗読両方を聞き比べながら、
曲を聴ける貴重なコンサートです。
多分、これ同じことやった人、世界でもほとんどいないと思います。
フランス・ミュージックで特集していたり。
専門家の書いた本も出版されていますが。
私たちは、私たち独自の朗読箇所を決めたりしているので、
そこがまた、聴きどころです!



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手袋もして防寒してるし
家の中は暖かいしで
特に困ることはないんだけど
それでも風が吹くとひゃー!ってなります
そしてこの1日中暗いどんより感がどうにもこうにも
光が恋しい!と、ひたすら太陽を求めてしまいます
雨もすぐ降るので、暖かい帽子や傘は常に持ってます。
やっぱり冬のヨーロッパは辛い
まだ12月初めか・・・・春までまだまだだなあ・・・・
でも寒い暗い辛い言ってても、同じ期間寒いんだから
クリスマスの飾りいっぱい見て回って、
暖かいものたくさん作って、みんなでパーティーして楽しみましょう!
****
さて、少しづつコンサートの話書きます。
今回なぜ朗読付きコンサートをすることになったのかというと。
まあ、ブログの読者さまはわかっていると思いますが、
一番初めのひらめきはmとの会話です
「プルーストは読んだの?あの中にこのソナタ出てくるよね!」と、
私がフランクのソナタを吹いていたら
ある時すっ飛んできて、そういったのです。
もう数年前かしら。
「ん?プルーストとは、例の長編小説「失われた時を求めて」?マドレーヌ?」と聞いたら。
「そう、もうね、大々的に、ずっとこの曲の描写が続く箇所があるから。今度読んでみて!」という
話になって。
音楽家でもないのに、料理中にすっ飛んできてそれだけ言って
また料理に戻る旦那って・・・・なかなかいないだろうなあ・・・と。
(・・・・男性が料理してて、女性が練習している時点で多分
日本人的にはいろいろ間違ってますよね。はい。まあ、そこは置いておいて。→笑)
そして、私はプルーストちゃんと読んだこともなかったし。
日本語でも持ってないしで。仏語版はここにあるけど、
あんなに長いの読めマセーーンと思ってたんだけども。
よーく調べて、その箇所を読んでみると、これが、面白いんですよ!
曲を知っていると、ああここは、3楽章のこのトリルのことね。とか。
この何度も耳について離れないフレーズとは1楽章の例の繰り返しでてくるテーマのフレーズよね。
いや、4楽章のことも指しているのか?とか。
物理的に、描写に思い当たるところがたくさんあるし。
フランクはものスゴーーーーク壮大で重厚な曲なんです。
もう、なんだか、壮大すぎて。凡人はついていけないというか。
(そこがまた、プルーストと似てる!)
恋と言うより、もう、生と死とか。もっと大きなテーマが込められている感じ。
もともとはピアノとヴァイオリンのための4楽章のソナタで
チェロでも弾くので。フルートヴァージョンはある意味どうしても
高音になる分、不利というか。軽くなってしまうので。
どこかで弦には負ける・・・・という思いは常にあるのですが。
だからこそ、いろんな音色や表現にチャレンジするために演奏するのは、とても面白い曲です。
何しろ、こんなすごい曲に臨めるなんて、幸せだわーという感じ。
そして、プルーストは、日本語で読むと、わかるような、わからないような・・・・
と長いフレーズの間に、少し頭が傾いていってしまうのだけど。
そのあとで、同じところを仏語で読むと、おお!単語がシンプルだ!こっちの方がわかりやすいかも。
と、フランス語わかる方は、みんな唸ると思います。
全編は辛いけど。(10冊くらい?)
まずは1ページ本気で読んでみると、かなり面白いです。
というのは、使っている単語はそんなに難しくない。
描いているのは、そんなに難しい話ではなくて、
どちらかというとくだらないやり取りもたくさん出てきます。
スワンがオデットに恋をして、
幻滅して、でもまだ好きで。嫉妬して。(もともと高級娼婦ですからね!)やっぱり好きで。
このソナタを聞くと、どうしても彼女への思いがさらに燃え上がってしまう。
ああ、だめだ、聞いてはいけない!とか言ってみたり。
話に聞いただけでも、知ったかぶりをし合っている。とか。
そういう、くだらないけど、ちょっお面白いやり取りも、いっぱい出てきます。
そういう描写もなんだか、プルーストが描くと、まるでなんというか、
一種の文化的なやり取りみたいな意味合いが出てくるところが笑えます。
そして、何よりびっくりしてしまうのは。
楽譜も読めなければ、録音もないはずの時代に
プルーストが、ものすごく細かく曲のことを数十ページにわたって、
ひたすら描写していることです。(絶対、友人のフランクに目の前で何度も弾いてもらってるはず!)
この曲を聴いているとこう言う気持ちになるとか。
まるでこのフレーズ=私の理想の女性だ。とか。
とても文学的に曲を分析していて。
時々、ドキッとするような描写もあったりするので。
日本語とフランス語朗読両方を聞き比べながら、
曲を聴ける貴重なコンサートです。
多分、これ同じことやった人、世界でもほとんどいないと思います。
フランス・ミュージックで特集していたり。
専門家の書いた本も出版されていますが。
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