パリで毎年開催KINOTAYO現代日本映画祭。
今年のグランプリは2作品
ソレイユ・ドール 観客賞(グランプリ)
『牡蠣工場』想田和弘監督
『ハッピーアワー』濱口竜介監督
審査員賞
『バンコクナイツ』富田克也監督
最優秀映像賞
『俳優 亀岡拓次』横浜聡子監督
***
というわけで、先日見た5時間半の映画というのは、
このグランプリを獲った「ハッピーアワー」という映画。
何よりも驚きなのは、主演の4名の女性も
出演している方は全員、この映画以前は
演技経験がなかったのだそう。
全く信じられない。
脚本も、映像も、演技も素晴らしいです。
30代後半の女性たち親友四人の話。
みんな、それぞれに結婚、離婚していて、
夫との関係に悩んだりしているのを描いているのだけれど。
四人の関係性のバランスが面白い。
一人が途中からわけあって
失踪することで、友情の形がまた変わってくる。
フランス人からすると、出てくるセリフや感情表現の方法が全然違うので。
もう、本当に信じられない〜!ということがたくさん描かれているので、
非常に面白いみたい。
(多分、この映画、客席が笑うタイミングが国によって、違うと思う。)
離婚裁判まで描いているので、
なんだか憂鬱な場面も多いのだけど。
ちょっと「あれ?ドキュメントじゃないよね」と思わせるくらい、
自然な感じ。
2回の休憩を挟んで6時間以上かかる上映だというのに、
満席の会場で、退席した人はほぼ0だった。
ずっと見ていたくなるような面白さ。
ただ、ちょっと私はこれ、同じテーマを女性が描いたら、
また違うんじゃないのかなあ。と、思ったり。
監督も脚本も男性視点で女性心理を描いているからなあ。と、思うところがいくつか。
映像も美しくて、淡々としているけれども、
かなりテーマは重い。
状況はヘビーなのに、その中でセリフや態度が
思いがけない方向に行ったりするので、
終始、あちこちで、笑いが起こっていました。
ちょっとこの人どうしましょう。というくらいに
いやなキャラクターが二人ほど出てきますが。
こういうのも、すごくよく描いていると思う。
会場を出て帰ってから、
絶対見た人は、
「体と物の重心」が気になって仕方がないはず。
そして、絶対に「おでこをくっつけてテレパシーを送る」と、
「隣にいる人のお腹の音を聞く」を、その日のうちにやってしまうはず。
なぜなのかは、見てのお楽しみ。
もしも、どこかで見る機会があったら是非。
長いから、もう1日がかりだけどっ!
2月4日、5日に新潟で上映があるみたいです→⭐︎
帰り道も、帰ってからも、
ずっと感想を言い合っておしゃべり。
映画を見たり、本を読んだ後に、人の意見を聞くと、
全然違う見方をしていたり、共感しあったり。
それがまた2倍、3倍に面白いのですよね。
また、次の週末も映画行こう!と、言っています。
監督インタビュー→日本語 ⭐︎
予告編→⭐︎
KINOTAYO映画祭は、この後、フランスの地方で上映続きます!
新しい日本映画を劇場でフランス人とみれる機会あまりないので、
お近くの方は是非ご家族で!→⭐︎

ランキングに参加しているので、
このボタンをクリックしていただけると嬉しいです。

人気ブログランキングへ
こちらは、別のランキングです。
両方共クリックしていただけるとさらに嬉しいです。



今年のグランプリは2作品
ソレイユ・ドール 観客賞(グランプリ)
『牡蠣工場』想田和弘監督
『ハッピーアワー』濱口竜介監督
審査員賞
『バンコクナイツ』富田克也監督
最優秀映像賞
『俳優 亀岡拓次』横浜聡子監督
***
というわけで、先日見た5時間半の映画というのは、
このグランプリを獲った「ハッピーアワー」という映画。
何よりも驚きなのは、主演の4名の女性も
出演している方は全員、この映画以前は
演技経験がなかったのだそう。
全く信じられない。
脚本も、映像も、演技も素晴らしいです。
30代後半の女性たち親友四人の話。
みんな、それぞれに結婚、離婚していて、
夫との関係に悩んだりしているのを描いているのだけれど。
四人の関係性のバランスが面白い。
一人が途中からわけあって
失踪することで、友情の形がまた変わってくる。
フランス人からすると、出てくるセリフや感情表現の方法が全然違うので。
もう、本当に信じられない〜!ということがたくさん描かれているので、
非常に面白いみたい。
(多分、この映画、客席が笑うタイミングが国によって、違うと思う。)
離婚裁判まで描いているので、
なんだか憂鬱な場面も多いのだけど。
ちょっと「あれ?ドキュメントじゃないよね」と思わせるくらい、
自然な感じ。
2回の休憩を挟んで6時間以上かかる上映だというのに、
満席の会場で、退席した人はほぼ0だった。
ずっと見ていたくなるような面白さ。
ただ、ちょっと私はこれ、同じテーマを女性が描いたら、
また違うんじゃないのかなあ。と、思ったり。
監督も脚本も男性視点で女性心理を描いているからなあ。と、思うところがいくつか。
映像も美しくて、淡々としているけれども、
かなりテーマは重い。
状況はヘビーなのに、その中でセリフや態度が
思いがけない方向に行ったりするので、
終始、あちこちで、笑いが起こっていました。
ちょっとこの人どうしましょう。というくらいに
いやなキャラクターが二人ほど出てきますが。
こういうのも、すごくよく描いていると思う。
会場を出て帰ってから、
絶対見た人は、
「体と物の重心」が気になって仕方がないはず。
そして、絶対に「おでこをくっつけてテレパシーを送る」と、
「隣にいる人のお腹の音を聞く」を、その日のうちにやってしまうはず。
なぜなのかは、見てのお楽しみ。
もしも、どこかで見る機会があったら是非。
長いから、もう1日がかりだけどっ!
2月4日、5日に新潟で上映があるみたいです→⭐︎
帰り道も、帰ってからも、
ずっと感想を言い合っておしゃべり。
映画を見たり、本を読んだ後に、人の意見を聞くと、
全然違う見方をしていたり、共感しあったり。
それがまた2倍、3倍に面白いのですよね。
また、次の週末も映画行こう!と、言っています。
監督インタビュー→日本語 ⭐︎
予告編→⭐︎
KINOTAYO映画祭は、この後、フランスの地方で上映続きます!
新しい日本映画を劇場でフランス人とみれる機会あまりないので、
お近くの方は是非ご家族で!→⭐︎

ランキングに参加しているので、
このボタンをクリックしていただけると嬉しいです。

人気ブログランキングへ
こちらは、別のランキングです。
両方共クリックしていただけるとさらに嬉しいです。


