6月は音楽院の年度末で割と忙しい時期なのですが、
本は移動時間とか待ち時間なんかに読んでいる。

春樹の短編集「女のいない男たち」読了。
やっぱりうまいなあ。

短編だから、すぐ終わっちゃうんだけど、
「エーー!!ここで終わっちゃうの。
それでそれで、その先はどうなるのよー!」と
一人で、短編を読み終わるたびに、
ありもしない、物語のその先が知りたくて仕方がない私。
(もともと物語に入りやすい性質みたいで(笑))

どこで何をしていても、
こういう物語を読んだり、
何かを考え抜いたりする時間って、
何よりも大事だと思う。
突然、音楽に関するひらめきがやってきたりもするし。

「このフレーズは、
 気楽にもう少し落ち着いていて、
 水平に進んでいる感じにしようよ。」
(→最近、リハしていていてピアニストが呟いた言葉)

とか、共演者とは言葉でイメージを伝え合って、
曲の雰囲気を統一させたり、
生徒さんとも、
「この曲を演奏するならあの映画を見てごらんよ。イメージがわかると思うから」
という感じで話したりするので。

まずは、こんな風に本を読んだりして、
自分の世界を広げておくことが
何をするにも大事なんだと思っている。
(別に音楽で表現しなくったって。
 普通の生活でも、そういう世界を内側に持っているということが
 普段から助けになると思うし。
 自分が何が好きで、何を嫌だと思う人なのかとか。
 そういうことを考える上でも、本は大事。)

まだフランス語にはなっていないので
mたちとは、感想を言い合えないのが残念。
「ふっふっふ・・・・これ、春樹の2014年の短編集だよ。」と言ったら、
地団駄を踏んで悔しがっていた。(笑)
内容聞きたいけど、いつかは翻訳されて読むから
聞けないし。

早くフランス語発売されないかな。

写真は最近作ったもの

m作トマトのタルト
卵がなかったので、フレッシュ・シェーブル・チーズにマスタードを入れて
液を作ったのだそう。上にかけたのは、パルメザン。


仔牛肉のポピエットの煮込み。
友人が来ていて4人分だったので、8個も煮ました。


こういうすぐにつまめるお野菜は常に常備。


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