今日のパリは晴天気温11度。
朝晩は4度くらいまで下がるようになりました。

今晩は日本映画フェスティバルの最終日。
主催者の方々から最後のパーティーまでご招待をいただき、
とても楽しい2週間になりました。

その後見た映画は、

『さよなら歌舞伎町』 →⭐︎
ゲスト:プロデューサー成田尚哉氏

歌舞伎町のラブホテルを舞台にそこで働く人やお客さんとして訪れる人たちの
1日を時系列で描いている映画。それぞれに問題だらけなんだけど、ユーモラスで
どこか明るくて、哀しいけど楽しい物語。

『百円の恋』→⭐︎
ゲスト:監督武正晴氏

親元で引きこもりの32歳の女性が初めてバイトに出て、
一人暮らしをして、ボクシングを始めて、
プロ・ボクサーとして、デビューする話。
全てがだめだめで、いいことなんて一つもなくて、
ひどい目にしかあっていない主人公が、鍛え抜いて、
体が変わっていくことで、性格も変わっていく様子はすごく勇気づけられる。
日本女性とは、おとなしくて可愛い生き物と思っている外人には衝撃的な映像かも。

『戦場ぬ止み (いくさばぬとぅどぅみ)』
ゲスト:監督三上智恵氏→⭐︎

沖縄の新米軍基地に反対する地元の人たちの様子を撮影したドキュメンタリー。
戦時中、沖縄地上戦で大火傷を負い、生き残った80代後半のおばあちゃんが
頼むから、もうここに基地を作って戦争をするのはやめて。と、
泣いて、怒って、体を張って工事機材を入れさせないために、トラックの前に
立ちはだかる姿は、本当に哀しい。(警察や機動隊がデモしている人たちと毎日衝突するから、
おばあちゃんが、もみくちゃにされて、頭をうち怪我をする場面もある。)
おばあちゃんの家の庭の上を米軍の戦闘機が
爆音を立てて飛んでいく。

デモをしている地元の人たちと、沖縄県警から派遣されてくる建設を進めるための警備をする
人たちも地元の人。(沖縄県民同士)という矛盾。
非常に考えさせられる映画。





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