バカンス中に親戚の叔母が亡くなり、
急にご葬儀に全員で行くことになりました。
ノルマンディー地方の端からはじまで移動した感じ。
車で1時間程の場所でした。
とても暖かい心のこもったお式でした。

私は一度しかお会いしたことがなかった叔母でしたが、
mの従兄弟、叔父叔母、その子供達みんなが勢ぞろいして、
みんなで過ごせたのはとても良かったです。

まず、街の中心のカテドラルでごミサ。
町中の人が集まったくらい大勢の人でした。

そして、カテドラル裏のお墓にそのまま移動して、納骨ならぬ納棺。(?)
(フランスはほとんど火葬しません。たぶん気候が乾燥しているからでしょうね。
 火葬するというのは、とても恐ろしいことという認識のようで、
 大抵そのまま棺をお墓に寝かせる感じです。
 私たち日本人には火葬は当たり前なので、この辺は全然感覚が違いますね)

その後、100人くらいの人が
近くのカフェレストランの部屋を貸し切って
集まりました。

そして、自宅に移動して、夕食まで1日中
一緒に過ごします。

大きな大きなお庭とお家。
主を失ったサロンのソファーや
台所の様子を見ていたら、なんだかお家が寂しそうでした。
でも、子供達孫達がたくさんいますからね!

4人子供がいた叔母ですから
大勢の孫達がミサの中で泣きながら共同祈願を読んでいる姿が感動的でした。
こんなに愛されて惜しまれて大往生できるっていいなあ。と思いました。

夕食は広い台所で大きな圧力鍋で、
mの従兄弟たち(叔母(故人)の子供達)がみんなで
暖かい野菜スープを作っておいてくれて、
30人以上で食べました。

豆や野菜がたっぷりで味付けはお塩のみのしみじみと優しい味。
子供達孫達が「これは、パピー(おじいちゃん)のレシピだよね」と言い合っていて、
なんだかみんなで、そうだねー。と、おじいちゃんおばあちゃんのことを話していて、
みんなで昔のアルバムを見ながら、思い出話をして
穏やかでいい時間でした。
(おじいちゃんはもう15年程前に亡くなっていますが、m父の兄弟です)

爽やかな晴天の空の下で、
大勢でのお見送りに参加させていただき、
自分達のときは、どんな風に見送られるのだろうね。なんて、
少しだけいつかくる未来のことを考えたりする1日でした。


お花が咲き乱れる美しい町でした


真夏のバカンス中ということもあり、葬儀の服装は割と自由です。
教会のミサには、それぞれがお花を持参します。お香典というのは存在しません。


みんなの思いでが詰まった叔父と叔母のお家です。
反対側に大きなお庭があり、真横に川が流れているので、
お庭から釣りができるのだそうです。庭で釣りは子供達は楽しいですね。


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