結婚式のドレスコードは、
帽子でした。
新婦のお父様が帽子を作るお仕事だったからだそう。

市役所には、次から次へと
30分おきに結婚式のグループが到着しますが、
市役所前に集合というときも、
帽子をかぶっているだけで、お互いに
あぁ、○○さんのご家族ですか?ご友人ですか?
と、すぐに声をかけあって、
とても分かりやすい上に、
なんだかすぐに仲良くなって、
楽しい雰囲気になりました。

自宅の庭でのガーデンパーティに移動するときも、
道行く人がみんな振り返ってニコニコ。
「今日は、何のお祝いですか?結婚式?まあすてき!」
と、あちこちから声がかかります。

事実婚、再婚等、自由な形態をとるフランスですから
こうした50代の結婚も珍しくありません。

中年になってからの結婚式、
暖かくて、みんな本当にお互いのことを思い合っていて、
なんだか、私はご家族の様子など見ていて
ああ、家族っていいものだなあ。と、心から思いました。

90歳のお父様の穏やかで嬉しそうな笑顔と、
静かな佇まい、思いやりあふれる態度に接して
m父はすでに他界されていて、
お会いしたことがないけれど、
今回の新郎はmの小学校のときからの親友なので、
40年前からmのこともよく知っている新郎のお父様に、
「m・・・パリはどうだね?楽しくやってるかい?」と
声をかけられるのを見ているだけで
私はもう、本当に胸がいっぱいになってしまった。

リラックスして、くつろいだ雰囲気。
お花がたくさん咲いている手入れの行き届いたお庭。
美術品がきれいに飾られたサロン。

おしゃれでセンスのある色使いの
小さなブーケや、オリジナルな衣装。
何をとっても、人柄を感じさせる
素敵なお式でした。

人数にもよりますが、
自宅でのパーティーが盛んなフランスなので、
こうして、自宅で結婚式をする人も大勢います。
私は、こういうアットホームなパーティーが一番好きです。









にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
ブログランキングに参加しています。
この紫のボタン↑を読んだよ!と
クリックして頂けると嬉しいです。

このページを、セイホウ・オンブラージュという
広島のフレンチのお店のhpにご紹介頂きました。

トップページ右下「四季を感じるブログ集」というコーナーです。
是非ご覧下さい!美味しそうなレストランです!

セイホウ・オンブラージュ |広島で極上のフレンチを世界遺産の島・宮島を望む美しい景観とともにご堪能下さい。」