mとアンヌがアプリコットを3キロ買ってきてジャムを作ることになりました。
お庭のラベンダーもたっぷり入れて。

わざわざジルに電話でジャムの作り方を確認してから作業開始。
(ジルがアプリコットとラベンダーのジャム作りに大成功したという話を聞いていたから)

ジャムは16瓶できた。

考えてみたら、3キロのアプリコットなんて本当に5ユーロくらいでかえてしまうので、売っているジャムって高いのだなあ・・・・。

そして、どう考えてもジャム専門店より、家で作ったジャムの方が断然美味しい。

この違いは何なのだろう。だったら、いつでも家で作ればいいといっても、
そこは、やはり手間がかかるので、
こういうバカンス中にお庭で作業できたりする時にみんなで作るからこそ、
イベントとして楽しいわけで、なかなか普段はできない。

本当に、フランス人はジャム作りが大好きで、
手作りジャムの交換がとても多い。

フランス人の朝食は、
必ずどこの家でもコーヒー(か紅茶)とパン、オンリーなので、
美味しいジャムの役割が大きいのです。
紅茶やコーヒ、ジャムとパンとバターは、
こだわって美味しい物を用意します。

ここに到着した時も、
クリスティーヌの桃とカシス2種類の手作りジャムが
みんなのために置いてあったし。

バカンス中にどうぞと、
親戚からもアプリコットといちごの2種類の手作りジャムをもらったし。
ジルとmもいつも手作りジャムを交換している。
仕事で会うたびにちょっとしたお土産を持参しあうなんて、
なんか兄弟みたい。

誰もがジャム作りの経験はあるようで、
試食した人はそれぞれ、一言何か意見を言います。

私は、せっかく手間ひまかけて作ってくれたんだし。
本当に美味しいから、「めっちゃ美味しい!ラベンダーがいい香り!」と
そのままコメントしましたが。

さすがコメント好きのフランス人、それぞれ何か一言あるのです。
というか、思ったことを何か一言言うというのが、
本当にこの国では大事なのだなあ。と、
思うのはこういう日常の身内の会話を聞いているとき。

ちゃんと、どんな場面でも個人の意見をちゃんと言う。と
いうことが徹底しているのです。

例えば、これが中学生くらいの子でも、
何かしっかりした自分なりの意見を言います。

私たち日本人だったら、例えば親戚の家に行って、
ごちそうになったら、わざわざその料理について、
意見を言うなんて失礼だと思うからありえないことですが。

もちろん批判しているのではなくて、
いかに美味しいか。そして次回の為には
こうしたらいいんじゃないか。と、
何か意見を言っているので、結局はほめていることになるのです。

アンヌ
「うーん。美味しいんだけど。私にはラベンダーが強すぎる。ラベンダーがここまで前にでていると、ちょっと私は苦手かも。
もしかしたらアプリコットだけの方がいいかな。
でも、食べたことがないから、
一口めでそう思うだけで、
もしかすると慣れるかもしれないけど」と、言っていて、
結局毎日食べているので、
だんだん好きになっている様子。

ジャンミ
「・・・すごくよい香りだけど、僕には甘すぎる。
少し砂糖が強すぎるかな。
僕だったら、砂糖の量を少しかげんして作ってみたい。
作り方教えてね。

でも、もちろん、ものすごく美味しいよ!
奥さんに一瓶持っていってもいい?
きっとすごく喜ぶから」

なんていろいろ言っている。

というわけで、ラベンダーアプリコットのジャム。大成功。
毎日少しづつ食べています。

多いときはこの家に7名と宿泊予定なので、
あっというまにいくつか食べ終わって、残りは
それぞれの家庭に持って帰ることになりそうです。

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