今日は、太陽ぽかぽかのパリです。
窓辺で暑い程の朝日を浴びながら朝食を食べて、
土曜日のジョギング行ってきました。

いくつか家具を買ったので、
窓辺に朝食コーナーができました。
(昨日到着ほやほやなので、写真はまた後日。)
ベランダはないけど、
窓辺から、広場が見えるので、
気持ちのいいコーナーになりました。
夏は窓を全開にすれば、
ベランダにいるのと同じような気持ちになれそう。

朝から、m姉キャティーとmと3人で
窓辺で優雅に朝食。
(ニームから1週間キャティーがきています。)

朝から太陽を浴びるって素晴らしい。
パリの冬は、何しろ太陽にあたれないので、
気持ちも体調も停滞しがち。
今日は、広場のカフェのテラス席にも
人が溢れています。

さあ、いろいろな企画が進んでいて、
なんだか私はちょっと体調を崩してばかりいる。
ちょっとでも忙しかったり、
新しいことにあたっていると、
すぐに何か故障する私。
暖かくなるから、そろそろ大丈夫だろうけど。

数日前は、珍しくSOS MEDECINS(緊急自宅訪問の医療機関、救急医師団)を
呼んでしまった。(もう全然大丈夫。完全に治ったので、ご心配なく!)
処方箋がないと強い薬は買えないので、
とにかく、医者を呼ぶか、
自分が救急病院に行くしかない。

緊急で体調を崩した場合、
こういうことになるのだなあ。と、
冷静に考える機会にもなった。
パリのSOS MEDECINSは、
なかなか進んでいて、ちゃんと機能している。

ただ、時間はすっごく待たせる。
hpで電話番号を調べて、録音が流れる中
ずっとそのまま待っているとオペレーターが出る。
症状を伝え、熱があるかなど細かいことを聞かれる。
「1時間半くらい待つでしょう」と言われ、
覚悟していたら、1時間強くらいでお医者さん到着。
とてもいい先生で、一安心。5分で診療終了。
これでお薬が手に入るのだから、
どうしようもなく痛みがある時なんかは、
呼ぶ価値がある!

でも、いつも思うのだけど、
お医者さんは薬を持って来てくれるわけではなく、
ただ処方箋を書いておしまい。
自分で薬局に行かなければならない。
ただの鎮痛解熱剤でさえ渡してもらえないので、
高熱があろうと真夜中だろうと、
一人暮らしの人は自分で行かなければならないわけで、
それじゃあ、自宅にきてもらう意味がないのでは?と
いつも思う。家族や友人に薬を買って来てもらうしかない。
高齢の一人暮らし等は大変だろうなあ。
そういうサービスもつければいいのに。
薬をたくさん持ち歩いていると、
襲われたりするという危険性もあるのかもしれない。

今回の料金は診察代だけで70ユーロ程。
もちろん、後でセキュリテ・ソシアルと(健康保険)
ミチュエル(任意で入る互助健康保険)で払い戻し可。
(普通の近所の内科医は、だいたい40ユーロくらい。)
医者は、セキュリテ・ソシアルのカードの手続きの機械と
カルトブルーの支払いのための機械を持ち歩いていたので、
カードの支払いは可能。保険払い戻しの手続きも
オートマティックなので、今回は不要。

これが、国立病院の救急病棟に行くと
健康保険に入っていればたぶんその場で支払いはなし。
(もちろん処置の内容にもよるけれど。)
だけれど、基本的に、救急病棟に行ったら、
命に関わる人以外は、3時間待ち、5時間待ちはあたりまえと
いう話をよく聞くので、さらに体調悪化しそうだから、
できるだけ行きたくない。

事故等の緊急時はもちろん救急車を呼ぶ。
この機関とは、番号も組織も全く別もの。
救急車はあっというまに来ます。
フランスは、いろんなサービス業が機能していないと
いうのは有名ですが、
緊急時に対するスピードと機能には素晴らしいものがあります。

緊急!となったら、あっというまに全ての扉が開くのです。
救急病棟のある意味緊急でない症状の患者は
平気で待たせますが、交通事故等があって、
救急車を呼べば数分で到着します。
(やればできるじゃない!フランス人!(笑)といつも思います。)

いざという時、どこに電話するか、
どこへ行くか、常にどこかに書いて準備しておかないと
慌ててしまいますね。

「郊外や地方都市等だったら、こんなにすぐに来ないの?」と
mに聞いたら、「ノルマンディーの家なら、
隣町の病院からすぐに来てくれるからパリよりたぶん速い
んじゃない?」と言っていたけど。

そうか。それなら、安心だけど、
夜中に薬が変える薬局はあるのだろうか・・・・。
別の街まで車で出るのだろうな。
それなら、やっぱり田舎で車のない生活はできないし、
やっぱり高齢で一人暮らしだと、なかなか厳しそう。

指を切って、出血がひどいとか、
小さなことでも、人は気持ちが動転して何をすれば
いいのかわからなくなる。

今回は、mもm姉も親友もいる時に発病したから、
「そんなに痛いなら、朝まで待っちゃだめよ!
 今すぐ医者に電話!今なら近所の薬局の閉店時間に間に合う。はい、決定!」
とm姉が判断してくれたので、
ぱぱっと電話。

診察後処方箋をもらってすぐ、
あっというまに薬を買って来てくれた。
近所に0時まで開いている薬やがあるなんて、
なんて恵まれた環境だろう。
東京なら、ありえることだけど、
パリの街は、全ての店が夜には閉まってしまう。
パリで夜薬が買える店は、たぶん2、3軒しかない。

これ、一人だったら、ほんとに辛いですよねー。
薬屋さんがもう閉まっていたら・・・・。
こうなったのが真夜中の3時だったら。
たまたま一人で家にいたら。
と考えると、なかなか怖いものがある。

小さなお子様や老人がいる家庭では、
救急車、消防車、こういう医療機関の電話番号
手元に書いておかないとだめですね。

病状が2日でおさまって、私は今
「ああ、病気じゃないって素晴らしい!」
という気持ち。
(もしも現在体調を崩していらっしゃる方がいたら、
どうぞ元気になりますように!風邪ひきやすい季節なので気をつけましょう。)

全て、完全にフランス語ですが、フランス在住の方のために電話番号を書いておきます。

緊急医師団SOS MEDECINS→
<3624>パリ近郊<0147077777>
(医者が自宅に来てくれる。夜中、休日等)
救急医療救助サービス (SAMU:Service d’Aide Medicale Urgence)<15>
(呼吸困難等の緊急時)
消防署<18>
(火事、交通事故等  救急車が必要な緊急時はSAMUと消防署、どちらに電話しても大丈夫。)
動物のSOS MEDECINSもあります。

にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
ブログランキングに参加しています。
クリックして頂けると嬉しいです。

写真は、サン・ラザール駅に置いてあるピアノ。
パリ市がピアノを公共施設に置いていて、
「どうぞ自由に弾いて下さい。」という張り紙がしてある。
時々プロのピアニストや音楽院の学生が弾いていたりするので、
大勢人が集まってきて、コンサートみたいになっています。
なかなか粋なことをしますね。パリ市。