ア・ラ・マルキーズ・デ・プレルというグランビルのサロン・ド・テ。
手作りフルーツアイス等が20種類くらいあって、
毎年行くのをとても楽しみにしている。

昔からあるお店なので、mのお父さんが大好きだったお店。
夏はここに通うのが、G家の家訓なのよ。なんてお姉ちゃん達はいつも言っている。(笑)

今年は、mが春に50歳を迎えたのだけれど、
日本にいる間だったので、お姉ちゃん達とはお祝いができなかったわけで。

密かに、mの数ヶ月おくれのお誕生会を計画するシスターズ。
私とA君は二人でぷらぷらお店をみに行き、
アンヌとキャトリーヌはプレゼント選び。
クリスティーヌとmは、交換するためのガスのチューブや
水の蛇口、ペンキ等日曜大工用品を買いに行く。

それぞれマルキーズ集合ね!と別れて、
私とA君は、マルキーズの隣のいつも行く
サンジャーム(セントジェームス)へ。パリにもお店あるんですけどね。
忙しいパリでわざわざ服を見る為にmを連れ出すというのは、
結構難しいので、ここなら、
ついでに覗く~?とA君とmに服をいっしょに見てもらうというのは
結構楽しい。A君はいつもは、すっごーく嫌な顔をして
服なんてぜんぜん見てくれないんだけど。
今年は、結構本気で、「それは、すごく似合う!その花の柄だけは頼むからやめてくれ!」とか
アドバイスしてくれて、なんだか楽しかったな。

結局、まずは、下見だけしておき、
お誕生会終了後にmにもいっしょに服を見てもらって、
セールになっていたマリンTシャツを買った。
日本の3分の一くらいの値段だった。

そして、なんと、冬物のコートを購入。(超びっくり!!)
ぜんぜんそんなつもりなかったのに、試着していたら
mとA君二人が絶対に似合う!これしかないと思う!
今すぐに買った方がいい!と、珍しくすごく勧められたので、
いきなりこの暑い8月に地方で冬コートを買う私。(笑)

ピーコート(というのかな?フランス語ではCABON)を着るのは、
G家の決まりというほどに、子供達は、全員
このコートを着て育ったのだそう。
だから、A君も小さい時にも、大人サイズになってからも
mにここの海辺のお店で同じようなコートを買ってもらったし、
mも同じようなコートを持っている。

お揃いで恥ずかしくない?と言ったら、
なんで?いいものはいいし、紺色だし、少し
形も素材も違うからいいじゃん。
と、二人から言われたので、
お店の人に、袖を直してもらうことを約束して
お店を後にした。

ああ、びっくりしたけど、楽しかった!
皆で服を選ぶのって楽しいな。
10年経ってからも、あの時、あそこで皆で
お祝いをして、それからコート買ったねー。と、
楽しい思い出とセットになっている物を大切にするというのは、
いいことですね。シスターズにも、報告すると、
これであなたもG家の一員ね。とか、
まあ、それはおめでとう。と、とても褒められた。
服を買ってこんなに褒められたのは、初めてだ。
基本的にショッピングというものが嫌いなので、
ぜんぜん買い物に興味ないんだけど。

さっそくボーダーTシャツを着たら、
シスターズに大喜びされる。

ということで、数日後に、お直しに出ているコートを
迎えに行く訳ですが、もちろん絶対行くんだろうなあ。
マルキーズ・・・・。(笑)

シスターズに囲まれるm。
すでに皆の前には、チョコレートケーキ、アイスクリームの盛り合わせが。
花火のついたアイスをこっそり注文し、バースデーソング、歌いました!
paris暮らし

私がはめをはずしまくって、頼んだのは、
マカロン・プロフィテロール。
マカロンの間にキャラメル・ブール・サレ(塩キャラメル)アイスと
バニラアイスを挟み、生クリームを飾り、
さらにホット・チョコレート・ソースをかけた一品。
まあ、イベントとして、はしゃいで注文したわけですが、
一言で言えば、一口目は絶品!二口目からは甘過ぎる!(笑)

でも、楽しかったし、1年に一回ならいいかな。
一人で食べきるのはちょっと無理。(笑)

考えてみれば、全部の素材が甘いというのは、過剰ですね。
プロフィテロールは、やっぱり手づくり焼きたてシュー皮に、
バニラアイスが最高です。また作りたくなってきた。

でも、この過剰な感じが楽しかったし、一度食べてみたかった、
マカロンアイスを体験して大満足。
paris暮らし