ローザンヌのArt Brut美術館にて
mの写真のエクスポジションが行われています。
パレ・イデアル(ファクターシュバルの理想宮)の写真を
mがカメラマンとして担当した本が
昨年発売されたのですが、
今回パレ・イデアルの100周年を記念して
ローザンヌの美術館でエクスポジションをすることになり、
1ヶ月くらい前から開催中。
mのカメラマンとしての
人生初の大きな美術館での
写真展になったわけで、
なんだかちょっと晴れがましい気持ち。
(mは芸術書を編集責任者として
すでに何百冊も世に送りだしていますが、
プロカメラマン、作家でもあります。)
何十社ものメディアがつめかけて
たくさんの取材が入っているようで、
あちこちの雑誌や新聞テレビでも
とりあげていただいているようです。
リヨンの新聞では、先日紙面全面を
使って大きく紹介していただいていたのだそう。
リヨンに住んでいるジルが見つけて、
mの名前もちゃんと紹介されているよ。と、
喜んで電話をかけてきました。
m本人は、僕のことじゃなくて、
あくまでもパレ・イデアルが主役だからさ。
といたって冷静ですが、そうはいっても、
一生懸命こつこつとやってきたことが
こうして評価していただけるというのは、
嬉しいものです。
カメラマンって大変なんですよねー。
天候によって、全てが左右されてしまうから、
晴れた!今なら東から光があたってるから!と、
飛んで行ったり。一日中光のあたり方のことで頭がいっぱい。
一枚でもいい光のあたりぐあいをそれぞれの角度から撮りたいけれど、
限られた日程内で撮る訳だから、結局は一瞬が勝負。
一日中神経を張りつめていて、
ひたすらレンズを覗き込んで。
本当に肉体労働だなあと思います。
なんでも、この地味~な作業から全てが始まるのですよね。
撮影している時点では、
ローザンヌの美術館での大きな写真展の話なんて、
これっぽっちも出ていなかったのだからね。
こんな日が来るなんてね~。
よかったね~。です。
このあいだローザンヌ美術館でパーティーがあって、
mとジルは出かけて行きましたが、
ちょうど美術館フェスティバルみたいなイベント中で、
それはそれは大勢の方が訪れて下さっていたのだそう。
自分の写真が大きく引き延ばされて
大勢の人に見ていただいている空間にいるのって、
きっとくすぐったいような嬉しい気持ちなんだろう。
(同時にスイスのあちこちの美術館と他の商談もあって、
忙しすぎて、帰ってからもちょっと風邪っぴきのmですが。
ま、こういう時って本人は以外と、そんなもんなんですよね。
もうその仕事は終わってるわけだから。)
というわけで、もしもたまたまちょうどローザンヌにいて
このブログを見ている!なんていう方がいらっしゃったら、是非。
そして、オートリーブ近辺に旅行する可能性のある方がいらっしゃったら、
ファクターシュバルのパレ・イデアルは、もう絶対にお勧めです。
一生に一度は訪れたい場所の一つかな。
とても素晴らしい作品ですよ。
自然に囲まれている雰囲気がまた素晴らしいです。
ここで無音のまま作業していたんだろうなあ。と、
瞑想したくなる場所ですよ。
この場所を訪れてみて、
つまり、彼は瞑想するように、
ひたすら何十年も作品を作り続けたんだ。と、思いました。
当時作っている間は周りの人に馬鹿にされていたのですって。
何を始めたんだ。あの郵便局員は頭がおかしくなったのかって。
それが今では世界中から観光客が訪れるのですから。
世の中というのは、わからないものです。
自分の道をひたすら信じてまっすぐに突き進む
この職人気質がいいなあと思います。
まさに、アール・ブリュット(アウトサイダー芸術)。
アールブリュットというのは、芸術教育など受けていないのに、
突然ひらめきや啓示を受けて流派も何んの概念もなく、
アート作品を作り始めてしまうアーティストのことです。
つまりは、私が今日からアーティストになったっていいわけですよ。
その自由さがなんだかいいなと思います。
何度かご紹介していますが、理想宮の説明を短くしてみると。
シュバルさんというファクター(郵便屋さん)が、
郵便を毎日一日中歩いて配りながら、
ふとつまずいた石の形が面白かったので、これを拾って来て。
面白い形の石を集めながら配達をするようになり。
その石を使って、宮殿を建ててみようと思いつき。
たった一人で一生かけて、
毎日配達の後に作業し続けて、
本当に一人で建ててしまった理想の宮殿です。
ローザンヌ l'Art brut Lausanne hp写真展紹介ページ
パレ・イデアル行き方hp(仏語英語)
パレ・イデアル写真hp
mが編集と写真を担当した写真集はこちら→☆

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パレ・イデアル(ファクターシュバルの理想宮)の写真を
mがカメラマンとして担当した本が
昨年発売されたのですが、
今回パレ・イデアルの100周年を記念して
ローザンヌの美術館でエクスポジションをすることになり、
1ヶ月くらい前から開催中。
mのカメラマンとしての
人生初の大きな美術館での
写真展になったわけで、
なんだかちょっと晴れがましい気持ち。
(mは芸術書を編集責任者として
すでに何百冊も世に送りだしていますが、
プロカメラマン、作家でもあります。)
何十社ものメディアがつめかけて
たくさんの取材が入っているようで、
あちこちの雑誌や新聞テレビでも
とりあげていただいているようです。
リヨンの新聞では、先日紙面全面を
使って大きく紹介していただいていたのだそう。
リヨンに住んでいるジルが見つけて、
mの名前もちゃんと紹介されているよ。と、
喜んで電話をかけてきました。
m本人は、僕のことじゃなくて、
あくまでもパレ・イデアルが主役だからさ。
といたって冷静ですが、そうはいっても、
一生懸命こつこつとやってきたことが
こうして評価していただけるというのは、
嬉しいものです。
カメラマンって大変なんですよねー。
天候によって、全てが左右されてしまうから、
晴れた!今なら東から光があたってるから!と、
飛んで行ったり。一日中光のあたり方のことで頭がいっぱい。
一枚でもいい光のあたりぐあいをそれぞれの角度から撮りたいけれど、
限られた日程内で撮る訳だから、結局は一瞬が勝負。
一日中神経を張りつめていて、
ひたすらレンズを覗き込んで。
本当に肉体労働だなあと思います。
なんでも、この地味~な作業から全てが始まるのですよね。
撮影している時点では、
ローザンヌの美術館での大きな写真展の話なんて、
これっぽっちも出ていなかったのだからね。
こんな日が来るなんてね~。
よかったね~。です。
このあいだローザンヌ美術館でパーティーがあって、
mとジルは出かけて行きましたが、
ちょうど美術館フェスティバルみたいなイベント中で、
それはそれは大勢の方が訪れて下さっていたのだそう。
自分の写真が大きく引き延ばされて
大勢の人に見ていただいている空間にいるのって、
きっとくすぐったいような嬉しい気持ちなんだろう。
(同時にスイスのあちこちの美術館と他の商談もあって、
忙しすぎて、帰ってからもちょっと風邪っぴきのmですが。
ま、こういう時って本人は以外と、そんなもんなんですよね。
もうその仕事は終わってるわけだから。)
というわけで、もしもたまたまちょうどローザンヌにいて
このブログを見ている!なんていう方がいらっしゃったら、是非。
そして、オートリーブ近辺に旅行する可能性のある方がいらっしゃったら、
ファクターシュバルのパレ・イデアルは、もう絶対にお勧めです。
一生に一度は訪れたい場所の一つかな。
とても素晴らしい作品ですよ。
自然に囲まれている雰囲気がまた素晴らしいです。
ここで無音のまま作業していたんだろうなあ。と、
瞑想したくなる場所ですよ。
この場所を訪れてみて、
つまり、彼は瞑想するように、
ひたすら何十年も作品を作り続けたんだ。と、思いました。
当時作っている間は周りの人に馬鹿にされていたのですって。
何を始めたんだ。あの郵便局員は頭がおかしくなったのかって。
それが今では世界中から観光客が訪れるのですから。
世の中というのは、わからないものです。
自分の道をひたすら信じてまっすぐに突き進む
この職人気質がいいなあと思います。
まさに、アール・ブリュット(アウトサイダー芸術)。
アールブリュットというのは、芸術教育など受けていないのに、
突然ひらめきや啓示を受けて流派も何んの概念もなく、
アート作品を作り始めてしまうアーティストのことです。
つまりは、私が今日からアーティストになったっていいわけですよ。
その自由さがなんだかいいなと思います。
何度かご紹介していますが、理想宮の説明を短くしてみると。
シュバルさんというファクター(郵便屋さん)が、
郵便を毎日一日中歩いて配りながら、
ふとつまずいた石の形が面白かったので、これを拾って来て。
面白い形の石を集めながら配達をするようになり。
その石を使って、宮殿を建ててみようと思いつき。
たった一人で一生かけて、
毎日配達の後に作業し続けて、
本当に一人で建ててしまった理想の宮殿です。
ローザンヌ l'Art brut Lausanne hp写真展紹介ページ
パレ・イデアル行き方hp(仏語英語)
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