海で大の字

バカンス中、完全にネット断ちしてみて、
人間ってやっぱり、たまには、
電話もテレビもネットもない状態で
自然の中に暮らしてみたほうがいいな。
と、実感しました。

まあ、メールチェックと携帯電話の留守電チェックだけは
１日に１回mのiPhoneと自分の携帯でしていたんですけどね。

つまり、完全にはネットと切れていないわけだけれど、
仕事や家族や友人から緊急の連絡が入る可能性はあるわけですから、
少なくとも連絡できる状況は必要なわけですが。

周りの方々に迷惑はかけられませんから、
短時間でできるだけ短く答える程度にはメール連絡は可能な状況に
していましたが、基本的にコンピュータとネットのない世界を実現してみました。
やってみると、ものすごく快適。

例えば子供の頃の生活って、学校が終われば
ただ外で遊んだり、ピアノを弾いたり、
ご飯を食べながら家族としゃべったり、
あんまり暇になったら歌を歌ったり、
絵を描いたりして過ごしていたわけですよね。

本当の大人のバカンスって、
そういう生活に戻ることなのでは？と
いうのが、たぶんフランスのバカンスの
基本の考え方なんですよね。
やってみると、普段いかに不自然な生活をしているのか、
実感しました。

今年は、ばっちり競泳用の水着と
水中眼鏡を買ってあったので、
コンタクトをつけたまま、
水中眼鏡をつけて、
海でもがんがん泳いでみました。

といっても、私のは、ばちゃばちゃと２０メートル進んでは
休んだりなんですけど。（笑）
皆は、２キロとか休みなしでがんがん泳ぐので、
ぜんぜんレベルが違うのですが。

それでも、去年までは、
浮き輪でぷかぷかしていた程度だったのが、

「海って塩分があるからただ大の字になって、
　仰向けに横になれば、浮かぶんだよ～。
　やってごらん。」と言われて、やってみたら、
すっごく簡単にできたので、そこから
背泳ぎやクロールのフォームを直されたりして。
いつのまにか、結構ちゃんと泳ぎだしました。

ちゃんと泳いでみたら、まあ気持ちのいいこと。

暑い日は１日に２回も泳ぎに行ったりして。

食生活も、ほとんどお魚と野菜とフルーツ中心。
m姉達が美味しいデザートを作ってくれたので、
時々は食べていましたが、基本的には、
超健康レシピばかり。

体もずいぶん変わりました。

人間って、一ヶ月でこんなに変われるんだなあ。
というのは、自信にもなりますね。

透明な海の色や真っ青な空、
森の気持ちのいい気が体に満ちている感じで、
パリに戻ってからも、まだ体がふわふわ、しゅるしゅる、しています。


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