あけましておめでとうございます。
皆様、楽しい年明けだったでしょうか。
元旦は、ずっとmが行きたがっていた
ポンピドーセンターのダンスのエクスポに
行ってきました。
ポンピドーセンターは、入り口が一つしかなくて
セキュリティーチェックをしているので、
いつもすごい列ができています。
先週は、全く入れないほどの人でしたが、
元旦は、さすがに人も少なく、
さほど待たずに入れました。
入ってからもチケット売り場でかなり
並ぶことが多いですが、今回は、10分弱くらい。
(1時間待ちなんていうこともあります。)
今、YAYOI KUSAMA展をやっているので、
こちらを楽しみに来ている人も多いです。
彼女の作品はフランスでとても人気があります。
13ユーロで全館見ていいというチケットなのですが、
本気で見たらダンスの展示だけで3時間はかかるので、
このシステムは、ぜんぜん意味がありません。
美術作品というのは、私もmも
ムリに一度にたくさん見るものではないという
主義なので、(何がなんだかわからなくなって、ぜんぜん楽しめない。)
ダンスの展示をじっくり見ました。
ダンスのビデオ作品が大画面であちこちに流れているので、
ピナ・バウシュの「春の祭典」とか、
特に気に入った作品をじっくり見ていたら
一本で30分くらいかかる作品もあります。
ニジンスキーの「牧神の午後への前奏曲」の
ビデオとコスチュームなどを描いた作品も素晴らしかった。
ピナ・バウシュの振り付けは、とにかく、
野性味あふれて、人間らしく、
その人らしくという演劇要素の入った
振り付けでとても特殊なので。
ピナファンになってしまうと、
他の伝統的バレエは、
現代的な物でもなんというか、
無機質というか、
スノッブに感じてしまったりもしますが。
エリック・サティー作曲、ジャン・コクトー作、
パブロ・ピカソ舞台美術
なんていう壮大なキャスティングの
バレエ「Parade」のビデオもあった。
存在は知っていたけど、
一度も本物の映像見たことがなかったので、
大きなピカソの絵の隣にあたりまえのように流れていて、
さすが、パリの美術館!と思いました。
動くキュービズム作品なんて言われていて、
戦時中に作られた作品だそう。
ドビュッシー(牧神)もストラビンスキー(春の祭典)も
音楽がまず素晴らしいのですが、
こんな風に解釈して、音楽を視覚化して
振り付けをつけるなんて、
想像もつかないことなので、
ものすごーーーーーく楽しかったです。
現代ダンスばかりなので、現代美術作品との融合で
真っ白な部屋に真っ白な服を着て
立っている人の上に真っ黒なペンキが降って来て、
ダンスをしながら、ペンキが飛び散って
あちこち真っ黒になるビデオ。
とか、面白い作品もたくさんあります。
とってもおすすめのエクスポです。
4月までやっているので、パリに来る方は、是非!!
元旦から、頭の中が、全部ダンスと芸術と音楽になって、
とても幸せな年明けでした。
ダンスの舞台が見たくなってしまった。
ポンピドーセンターhp→☆
真ん中にエクスポ紹介ビデオがあります。
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