ストライプのコットンシャツで有名な
Saint Jamesセント・ジェームス。

日本でも人気があるから、
もちろん知ってはいたけど、
私はずっとイギリスのブランドかと勘違いしていた。

よく考えたら、St James(仏語発音は、サン・ジャーム)って
ノルマンディーにある町の名前。

この町で生まれたお店で、
海で働く人達が寒くないように
モン・サンミッシェル近くの羊達のウールで
セーターなどを作り始めたのがはじまりで
100年以上伝統的な手法で作られているのだそう。
だから、マークもモン・サン・ミッシェルなのだそう。

そうかー。
そうだったのかー。

フランス人はたいてい、
こういう機能的でシンプルな服や物を、
長くとても大切に使う。

素材が良くて、カットが綺麗で、
色も品がよくて、防寒できるコートとか。

そういう質の良い物を見極めて、
少しくらい値段が高くても、
ちゃんと選ぶ人が多くて、
趣味がいいなあと感心してしまう。
ベーシックでおしゃれなんですよね。

このあいだ、ノルマンディーのGranvilleのいつもの
サロン・ド・テに行った帰りに、
St Jamesのお店がの前を通った。

セールしているしちょっと見てみようか。
時間もあることだし。と、入ったら、
とても素敵なセーターやコートが半額だった。

春秋用の薄手のコートに一目惚れして、
買うことにした。
ずっとこういうの探していたので。

今、袖を直してもらっているので、
残念ながら手元にないけど、
(今、フランスはすごーく気温が低くて寒い。
 今こそちょうど着られる気候なのに!)
いっしょにストライプのワンピースも
買いました。

たぶん、人生発のサン・ジャーム。
なんだか、ノルマンディー住人の
仲間入りという感じでとても嬉しい。

丁寧にお手入れして、大切に着よう。
こういう、見るたびに、
着るたびにちょっと嬉しい服っていいですよね。

hp

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帰ってすぐに着て、m母に見せたら、
「夏らしくていいわね!あら、サン・ジャームで買ったの?
 すっごくいいじゃない。一番いいお店よ!
 見ているだけで楽しくなるわね。」と、喜んでくれた。
そう、服って、見ている人も楽しくなるから、大事ですね。
paris暮らし

これは、夏が食べごろの桃たち。
この平たい桃がすっごく美味しいので、夏の間1日中食べている。
paris暮らし

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