先日アメリカ、バークレー音楽院でも
大成功をおさめたShizuyo LE NESTOURさんの
ピアノリサイタルがパリで開催されます。
先日は、別のプログラムで日本でも関西と新潟で
演奏会を終えたばかり。
私もいつも共演させていただいている
多くの演奏家が信頼をよせるピアニストです。
今回のプログラムは、ボストンを中心に活躍する作曲家
Nakatani Yokoさん
との企画が実現し、彼女の作品と
アメリカ在住現代作曲家の作品を集めて
ほぼフランス初演に近い形で演奏されます。
(どうやら彼女もゲストでパリにやってくるようです。
お会いできるのを楽しみにしています!)
少しだけリハを聴かせていただきましたが、
ピアノを弾きながら声を出す作品や、
不思議なリズム、調整、
包み込むような激しい楽しい音が溢れ、
鳥肌がたつような作品ばかり。
現代曲ばかりのピアノリサイタルというのは、
珍しいと思いますが、
絶対に楽しいので、
お時間のある方は(ないかたも時間を捻出して)
是非是非足をお運びください!
今回、アメリカの作曲家たちがバークレー音楽院で演奏会を聴いていたので、
「まさか、この難しい作品を演奏できるピアニストが現れるとは、
思わなかった・・・」と驚いていた作曲家もいたのだとか。
(・・・演奏者からすると、そういう作品書かないで~~~と
悲鳴をあげたくなる発言ですが。(笑))
最近、今回新しく弾く事になった難解な作品を符読みしている彼女
「それにしても、Jolivetって簡単かも・・・。」と電話でつぶやいていて
吹き出してしまいました。
普通のピアニストだったらまずその作品をプログラムに選ばないし、
本番直前なんですから、もっと悲痛な雰囲気になるところです。
ちなみに André Jolivet
というのは、大変有名なフランス現代作曲家で
例えばフルートとピアノの作品では、Chant de Linos(リノスの唄)という作品が有名で、
コンセルバトワールの試験やコンクールなどでもよく課題になる曲なので
フルーティストなら誰でも演奏できなければという曲のひとつです。
初めて聴くと難しく感じるのですが、
モチーフを見つけて理解すると
メロディーラインもはっきりしていますし、
速くになった部分でのリズムは
魔術的要素を取り入れていたりと(←私の個人的意見ですが。)
演奏者は、いろいろな実験ができて楽しい曲です。
はじめてこの曲の伴奏符を渡されると
たいていのピアニストは、青くなりますが、
彼女は、この程度の曲は
すでに百万回(?笑)弾いているので、
たぶんぶっつけ本番でも、
目をつぶってでも弾くのでは・・・(笑)
と思えるほどに何でも演奏できてしまう
すごいピアニストなんです。
演奏会というのは、生もの。
ライブでなければその興奮やエネルギーは
感じられません。
きっと元気になるので、
是非お出かけください!!
注)先ほどまで表題の日程を間違えて書いていました。
26日今度の日曜日夕方16hです。
週末のひととき、いっしょに音楽を楽しみましょう。
*****************
Récital de piano
Shizuyo LE NESTOUR
9月26日日曜日16h
26 Septembre(Dimanche)16h
Cité Internationale des Arts
18 rue de l'Hotel de Ville 75004
最寄り駅 メトロ
7番線 Pont Marie
1番線 Saint Paul
******************

ブログランキングに参加しています。
今日もご訪問、応援クリックありがとうございます。
今回のリサイタルとは関係ありませんが、
現代作品を一度も聴いた事がないという方も
多いと思いますので、先ほど話にでていた
JolivetのChant de Linosをリンクしてみます。
興味を持っていただけると嬉しいです。
Chant de Linos1
Chant de Linos2

大成功をおさめたShizuyo LE NESTOURさんの
ピアノリサイタルがパリで開催されます。
先日は、別のプログラムで日本でも関西と新潟で
演奏会を終えたばかり。
私もいつも共演させていただいている
多くの演奏家が信頼をよせるピアニストです。
今回のプログラムは、ボストンを中心に活躍する作曲家
Nakatani Yokoさん
との企画が実現し、彼女の作品と
アメリカ在住現代作曲家の作品を集めて
ほぼフランス初演に近い形で演奏されます。
(どうやら彼女もゲストでパリにやってくるようです。
お会いできるのを楽しみにしています!)
少しだけリハを聴かせていただきましたが、
ピアノを弾きながら声を出す作品や、
不思議なリズム、調整、
包み込むような激しい楽しい音が溢れ、
鳥肌がたつような作品ばかり。
現代曲ばかりのピアノリサイタルというのは、
珍しいと思いますが、
絶対に楽しいので、
お時間のある方は(ないかたも時間を捻出して)
是非是非足をお運びください!
今回、アメリカの作曲家たちがバークレー音楽院で演奏会を聴いていたので、
「まさか、この難しい作品を演奏できるピアニストが現れるとは、
思わなかった・・・」と驚いていた作曲家もいたのだとか。
(・・・演奏者からすると、そういう作品書かないで~~~と
悲鳴をあげたくなる発言ですが。(笑))
最近、今回新しく弾く事になった難解な作品を符読みしている彼女
「それにしても、Jolivetって簡単かも・・・。」と電話でつぶやいていて
吹き出してしまいました。
普通のピアニストだったらまずその作品をプログラムに選ばないし、
本番直前なんですから、もっと悲痛な雰囲気になるところです。
ちなみに André Jolivet
というのは、大変有名なフランス現代作曲家で
例えばフルートとピアノの作品では、Chant de Linos(リノスの唄)という作品が有名で、
コンセルバトワールの試験やコンクールなどでもよく課題になる曲なので
フルーティストなら誰でも演奏できなければという曲のひとつです。
初めて聴くと難しく感じるのですが、
モチーフを見つけて理解すると
メロディーラインもはっきりしていますし、
速くになった部分でのリズムは
魔術的要素を取り入れていたりと(←私の個人的意見ですが。)
演奏者は、いろいろな実験ができて楽しい曲です。
はじめてこの曲の伴奏符を渡されると
たいていのピアニストは、青くなりますが、
彼女は、この程度の曲は
すでに百万回(?笑)弾いているので、
たぶんぶっつけ本番でも、
目をつぶってでも弾くのでは・・・(笑)
と思えるほどに何でも演奏できてしまう
すごいピアニストなんです。
演奏会というのは、生もの。
ライブでなければその興奮やエネルギーは
感じられません。
きっと元気になるので、
是非お出かけください!!
注)先ほどまで表題の日程を間違えて書いていました。
26日今度の日曜日夕方16hです。
週末のひととき、いっしょに音楽を楽しみましょう。
*****************
Récital de piano
Shizuyo LE NESTOUR
9月26日日曜日16h
26 Septembre(Dimanche)16h
Cité Internationale des Arts
18 rue de l'Hotel de Ville 75004
最寄り駅 メトロ
7番線 Pont Marie
1番線 Saint Paul
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今回のリサイタルとは関係ありませんが、
現代作品を一度も聴いた事がないという方も
多いと思いますので、先ほど話にでていた
JolivetのChant de Linosをリンクしてみます。
興味を持っていただけると嬉しいです。
Chant de Linos1
Chant de Linos2
