あまり買い物が好きではないので、
デパートや人の多い場所に出向く事は
どちらかというと少ない。

でも、先日ちょっとした機会があり、
家具のお店をたくさん見た。

素敵な家具をゆったり見るというのは、
素敵なホテルを訪れたり、
美術館を見ているような、
そんな鎮静作用があるかもしれない。

丁寧に職人さんが作った
素敵な家具をじーっと見たり、
座ってみたり
なでたりしてみた。

こんな家具のある風景って
なんだか夢みたいな部屋ですが、
考えようによっては、
決して広い空間が必要なわけではないし、
暮らしの質を考えたら、他のことより
住環境のほうが大事かもしれない。

一生住む家の中心に
好きな家具が置いてあるって、
とても心が休まりそうだ。

考えてみたら、
フランス人って、
住環境にはとてもうるさい。
衣食住の中で、一番うるさいかも。

こんな素敵な家具が
家にあるなら、
何も高級ホテルなんかに
行く必要もない。

座り心地がよくて、
色も形も布の素材も理想のソファって
それぞれに好みが違うもの。

今回、布やカーテンクッションなども見ていて
つくづく思いましたが、
伝統あるお店が多く
すでに並んでいる物の趣味が断然にいいのです。

フランス人のお宅がとても素敵なのは、
こういうお店がたくさんあるからなんだなあと
妙になっとくしました。

フランス人は、普段は倹約家ですが、
かけるべきところには、
しっかりと機能性も重視して
素材と趣味のよいものを選びます。
値段が高くてもそれを丁寧に10年も20年も使えば
どうでもいいすぐ壊れる物を何回も買い替えるより
ずっといい。

普段、フランス人の家に招待されるたび、
こんな雑誌から飛び出したような
生活感のない綺麗な部屋、
どうやったら実現するんだろうと
不思議に思っていたのですが、
そうかあ、こういうからくりなのか。
と、思いました。

にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
ブログランキングに参加しています。
今日もご訪問、応援クリックありがとうございます。


paris暮らし

paris暮らし

paris暮らし