パリジャンにとって、
どこの区が好きかというのは、
とても大事。

自分の住んでいる区の
自分の家のそばのパン屋が世界で一番美味しいとか、
あそこのブラッスリーのあれが美味しいとか、
あそこのカフェでカフェを飲まないと1日がはじまらないとか。

ちょっとびっくりするくらい、
その地区の近所づきあいが濃いという場合もある。

先日、出版の仕事をしている人たちと
詞の朗読会に行き、近くのお店を偶然選んでおそい時間に夕食。

新しく、半年くらい前に、
その地区の女の子が始めたというお店は、
近所の人たちが、集まって、
なんだか、わいわい親戚の家で食事をしているような
賑わいでした。

たぶん、私より若い女の人が開いたお店。
カウンターでは、ちょっと酔ったお兄ちゃんたちが
賑やかに歌ったり、ちょっと騒いでいたけど。
決していやな感じではなく。

腕のいい料理人と二人でチームワーク抜群で、(夫婦なのかも。)
ワインを選ぶにも、料理の注文も、
はじめて会ったのに、
まるで親友のように親切に終始笑顔で、
気持ちよくテーブルに何度も足を運んでくれる。

こんなに気持ちのいいお店も少ないね~と
皆が楽しく、美味しくすごせる。

そうか、自分のお店を、自分の大好きな
長年すんでいるカルチエに持つって、
こういうことなんだな。
と、皆で感心してしまった。
なんだか、初めて会った人ばかりだったのに、
今でも、お店にいた人たちの顔を覚えているもの。
(なんだかんだと話しかけられたので。)

これぞ、パリの下町!!という夜でした。


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こちらは、デザートの一皿。

paris暮らし