マリア・カラスの歌を聞いていると
なんだか、もう、いてもたってもいられないような
部屋の中をうろうろ歩いてしまうくらいに
ちょっと恋のような気持ちになってしまう。

ときどき聞いて、
「確か、このくらいすごかったなあ。」と思って、
また聞くと、必ず
その想像を超えて素晴らしい。

前にも書いたことがあるかもしれないけれど
全盛期のカルメンのハバネラなんて、
とんでもないことになっている。
こちらのページで聞けます。

マリアカラス ハバネラ 

カルメンのスコアと
彼女のCDやDVDを図書館で借りてきたりして、
もうどんどん楽しくなってしまって、
夜眠れなくなってしまったこともあったっけ。

フルート&ピアノでもカルメンを編曲した作品があるので、
ときどき演奏するし、曲はよく知っているつもりでも。

オケとディーバのオリジナルの演奏を聴いてしまうと、
編曲して他の楽器で演奏すること自体に
無理があるのよね、そもそも・・・。
なんて、思ってしまいますが。

自分では、歌うことはできないので、
少なくとも楽器で同じメロディーを
吹けるというのは、この上なく楽しく。

そして、楽譜を見ながらあらためて
彼女の歌を聞くと
行間というか、
音と音の間に信じられないくらい
たくさんのことをやっていることに驚く。

よーーーく聞いてみると
二つの音符が二つ書いてあるだけのところで
その二つの音を繋げる0,0001秒の間に
なんて、たくさんの色を出していることか。

それにしても、
カルメンの歌詞、(フランス語なので)
読み直してみると
かなり笑えます。

いきなり、

si tu ne m'aimes pas, je t'aime:
si je t'aime, prends garde à toi!

もしあなたが私を好きでないなら
私が好きになる(からいいわ)。
私が好きになると(怖いわよ)気をつけなさい!
って・・・・。

そう歌われて、恋に落ちるホセって・・・。(笑)

仏語勉強中の方、歌詞を読みながら聞くと面白いですよ。
こちらに日本語訳詩もでています。
ハバネラ歌詞

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写真は、9区パリのオペラ座。

マリア・カラスがこのオペラ座でパリオペラ座管弦楽団と
リサイタルしているビデオがあるんですよね~。
このリサイタル、本当に、すごい。
良く見るとオケの中に若き日のランパルもいるし、
夢のような有名演奏者がずらりなんです。
その時代、生で聞いた人がうらやましい。

paris暮らし

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