La maison rouge 赤い家という小さな美術館で
詩の朗読会。
美術館というより、個人のコレクターさんが集めた
コレクションを、そのつど展示している
現代美術のfondationです。
実際にその詩を書いた作家の方が、
朗読したものを録音して流し。
ソファーやベッドの置いてある
ホテルの広い部屋のような美術館の中の空間を
宇宙にみたてた照明で照らす。
お客さんは、床のクっションの上や、
ソファーに座ったり、
カフェのような机のところに座ったり。
なんだか、人の家にきたみたい。
詩人本人が、その内容に合わせて、
星を眺めるような動きをしたり、
劇のような指向で
とてもおもしろかった。
こういう芸術を愛する人たちが集える場所が
洗練されて美しく成り立っているのが、
とてもパリらしい。
あまり大きな宣伝をしていなくても、
大勢の人が来ていました。
開演を待っていた美術館内の
カフェの真ん中にある空間には、
鳥が放し飼いされていて、
この空間も、期間限定で、
展示している芸術家の人が
プロデュースしているのだそうです。
思ったとおりに新しいことを表現することが許される
この、自由な雰囲気。
映画、美術、文学、そして音楽。
全ての分野で今でも新しい作品がどんどん生まれ、
ちゃんと発表する場が存在している。
こういう場所で出会う人たちを見ていると、
古き良き時代のパリは、
今でも残っているんだなーと嬉しくなります。
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バスチーユといえば、夜遊びと
新オペラ座ですが。
川沿いは、こんなにのどか。