パリのお肉屋さんには、薄切り肉がありません。
(特別に16区のパッシーマルシェでは、
薄切り肉やひき肉を販売しています。)

焼肉やしゃぶしゃぶという料理が存在しないので、
大抵、その場でステーキ用の大きな切り身を切ってもったり、
ちょっと目先を変えて、周りの人が買っている物を
観察して、「それは、どうやって料理するの?」と、
お店の人に聞いたりします。

トマトや大きなシャンピニオンのファルシ(ひき肉詰め)
を作ってオーブンで焼いたり。

上質な品揃え、丁寧なお肉屋さんに出会ったら、
お惣菜やソーセージなどもチェック。

下準備の済んでいるポピエットが売っていたら
後は、野菜と煮込むだけで
超簡単なのに、とっても豪華で美味しくできます。

ポピエットは、
ひき肉(たぶんポークと子牛です。)を
子牛肉で包み、周りに背脂をまきつけ、
糸で結んで、下準備されています。

お鍋でまず玉葱の薄切りが黄金色になるまで炒め
お肉の周りを焼き付けます。

野菜(人参、じゃがいも、かぶ等)を適当な大きさに切り、
(先日は、庭でつんできた
ローリエとローズマリーのフレッシュハーブ投入)
塩コショウ。

あとは、弱火でじっくり2時間くらい火にかけておくだけ。
お水も何もくわえません。
野菜からじわじわとでてくる水分で
本当に美味しくできますよ。

たくさん作っておけば、
翌日暖めるだけですぐに食べられるのも
煮込み料理のよいところ。

今回は、翌日野菜が足りなくなったので、
アンディーブ(チコリ)を切ってくわえて、
また弱火で1時間くらい煮込んだら、
2日目のほうが美味しかった!

冷えると煮汁に脂身が浮いてくるので、
豚の角煮なら、この脂身をとりのぞきたいところ・・・・
と、思いましたが、
「それをとってしまうとたぶんお肉が
パサパサするから残したほうがいいよ。」と言われて、
そのまま暖めたら正解でした。

塩コショウ以外何も味付けしていないのに、
どうしてこんなに美味しくできるんだろーー。
不思議。皆からも大好評。



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