金本知憲選手の引退会見 | 上岡真里江のまりえない話

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Hola,todos!

9月12日、阪神のアニキこと金本知憲選手が今季限りでの引退を発表なさいましたね。
会見の頃、私は西武ライオンズの取材に行っていたのですが、やはり大きな話題となりました。

夜中、家に帰ってからこの引退会見を見ました。

泣けて泣けて、しょうがなかった。


“引き際”
ということを、、ものすごく考えさせられた。

「この3年間というのは本当に惨めというか、自分がみっともなくて可哀想というかね。プロ野球に入って最初の3年間と最後の3年間っていうのは、こんな苦しい人生あるのかな、っていう3年間だったですね」

「野球を10歳の時にはじめて、7割か8割は本当にしんどいことで、2割3割の喜びというか充実しかなかったですけど、その少しの2割、3割をずっと追い続けて、7割8割を苦しむという、そんな野球人生だったですね」

深いなぁ。深すぎる。

縁あって、私はプロスポーツの現場を身近で取材させていただいているけど、本質が金本選手のこの言葉に溢れていると思う。

「もっとやっておけば、もっと良い数字が残せたんじゃないかなという思いもある」ともおっしゃっている。
それを聞いて、特に若い選手にはこの言葉を『教え』として、1日1日、一瞬一瞬の限りある時間を有効に大切に使っていただきたいなぁと、心から思った。
と同時に、何よりも私自身が“人生の教訓”と肝に命じて、少しでも後悔しない人生を歩んでいかなければなぁとも。


「みじめ」
なかなか、言えないよね。そんなコトバ。
でも、もしかしたら誰もが自分の中では抱えている思いなのかも。


晴れ晴れした「悔いなし!」会見よりも、なんだか人間くさく、深くどっしりと心に響いてくる、忘れ難い会見でした。
素晴らしかったです。

金本選手。
シーズンはまだもう少し残っていますが、何はともあれお疲れ様でした。
 


https://www.youtube.com/watch?v=qRCt5Dz_EzA&feature=player_embedded


上岡真里江