京都、大山崎の『聴竹居』へ、、、 | watercolour space PAPIER

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大阪北摂のアトリエにて、水彩教室『パピエ』を開催。暮らしの中で、水彩を楽しんでいます。
雑貨イラスト等の作成依頼も、お受けしています。日々のこと、旅の話、、、などなど。

 私の住む町から、各駅で京都に向かっていくつ目かの山崎駅、そこから上り坂を歩いて10分。天王山の中腹に『聴竹居』という名の建物があります。 『聴竹居』は建築家、藤井厚二の自邸で、「日本」の気候風土にあった建築として近年注目を集めている、とてもモダンで素敵なお家です。

 

 数年前、NHKテレビ『美の壷』で紹介され、ご興味をもたれた天皇・皇后両陛下が訪れられた時のお写真が、お部屋に飾られていました。そして、両陛下に説明をされているのは、聴竹居倶楽部代表の松隈さん。松隈さんは、 “聴竹居:藤井厚二の木造モダニズム建築(コロナ・ブックス)”の著者さまで、長期に渡りこの家の建築的価値を伝え、ずっとその保全活動をしてこられた方です。

 

松隈章さんのご紹介記事はコチラ → ♪♪♪

 

 

 そんなわけで、昨年国の重要文化財に指定された、知る人ぞ知る『聴竹居』の見学ツアーに、先日参加させていただきました。

 

 

 画像は、食堂から居間を覗いているところです。日本住宅の風通しのよい造りに、洋風の暮らし方の良いところが取り入れた、なんとも伸びやかな空間です。

 

 

 こちらは客間ですが、家具の一つ一つも丁寧に考えられて作られています。椅子は着物を着て座りやすいように(帯が当たらないように)デザインされているそう。

 

 

 縁側のコーナーに柱がないことに注目☆ 窓から見える風景がまたすばらしく、この縁側でいつまでも過ごしたい気持ちになりました。

 

 

 んで、こちらに2つ並ぶお椅子の、奥に天皇陛下が、手前に皇后陛下がお座りになったそうです。もちろん、私もしっかり座って、記念撮影もして参りました(^^)

 

 

 作り付けの棚や机が絶妙に配置された子供部屋。椅子に座れば、縁側からのパノラマビューが楽しめる、なんとも贅沢なお部屋です。

 

 

 天井を見ると、一つ一つの照明デザインがいちいち凝っていて、ひたすら感心。 

 

 

 客間の天井は杉の網代(あじろ)です。

 

 

 暮らしの中で、合理性と美しさを大切にされた藤井厚二さんの木造モダニズム建築『聴竹居』。見学ツアーでは、ガイドさんが一つ一つ、とても丁寧に説明してくださるので面白いですよ。もし機会がありましたら、是非、行かれてみてくださいね。

 

 聴竹居のホームページはコチラ → ♪♪♪

 

 

 1月はモミジもこんな感じでしたが、次回は新緑の季節に訪れてみたいです。

 

 

 そして実は、私の今住んでいるお家(だんなの実家)も、こちらの藤井厚二さんによって設計されたもの。なんと、大阪で現存している藤井厚二建築は2件だけだそうです。 見学から帰り、改めて我が家を見回すと、確かに『聴竹居』といろんな共通点があってとても面白いです。 そして、家がご縁でお知り合いになれた素敵な方たち、、、そんな方達と一緒に、我が家の良いところを大切に残しながら、今後も活動していけたらいいなぁ~と思います。 はい。藤井厚二さん建築の我が家は、現役バリバリ、暮らしある家なのであります音譜 (居間には洗濯物がヒラヒラ。生活感満載あせ①ははは)

 

 そうそう、今年からパピエのホームページで、私のだんなが“story”コーナーを担当し、時々家のことについて記事を書いています。まだ少ししか更新していませんが、よかったらそちらもご覧くださいね。

 

PAPIER DUAL STYLE:水彩の森パピエ ホームページ

 

 

 さて、近頃は何かと忙しく、ブログの更新ペースが非常に遅くてごめんなさい。でも、ぼちぼち更新は続けますので、今後ともお付き合いくださいね。どうぞよろしくお願いします。

 

 ではでは、今週もがんばりましょう~ラブラブ