不思議の世界へようこそ音譜

介護施設で働いていた息子から聞いた
不思議な話を今週、来週と二話連続でお話します目




  ​第四十九話 寝たきり老人の写真たて




うちの次男が働いていた介護施設では


よく不思議な事が起きていたそうです


以前も一度投稿したことがありますが、



(よかったら読んで見てください↓)




今回は、息子の同僚が体験した話です



同僚が担当していた利用者さんは


身体的にかなり重度な方で


ほとんど寝たきりで


全くベッドから起き上がる事のできない方がいたそうです


仮にその方をSさんとしましょう


Sさんには時々、お身内の方も来られてて


ベッド周辺はお花や、


おそらく先に旅立った配偶者の方の写真立てが飾られていたそうです



ある時、その同僚は


介護をするためにSさんの部屋に入りました


すると、


いつもはしっかり立っているはずの写真立てが


なぜかパタンと前に倒れていたのです


「あれ?どうして倒れたのかな?ぶつかったかな?」


くらいにしか、その時は思わなかったそうで


倒れた写真立てをちゃんと起こしてあげたそうです



それから次の日


その利用者さんの部屋に入ると


また、写真立てが倒れていたんだそうです


ベッドから起き上がれないその老人が


わざわざ写真たてを倒すなんて


考えられないし


ベッドから手の届く位置に置いていないし・・



そういう事が数日続いて起こったそうです


流石に怖くなって息子に話したそうです


息子も見に行ってみたら


風や振動などで簡単に倒れるような写真立てでは

なかったといいます




それから2週間後くらい経った頃に


そのご老人はお亡くなりになったそうです



老人が亡くなった事と、


写真立てが倒れていた事


なにか因果関係があったのでしょうか・・ガーン



よく人がお亡くなりになる前に


お迎えが来るといいますね


ひょっとして、Sさんのつれあいが


迎えにきていたのかもしれません


そして自分の写真見て


恥ずかしくなったのかもしれませんねニコニコ