震災から1年。
この時期に見ておこうと思い立ち
夜の観劇の前にピカデリーへ行きました。
1週間の期間限定で1日2回上映ですが
220席のうち20人弱の入りでした。
カップルが1組、女子が4人。
残りはおじさんだったかな。
斎藤工くんが
「これを見た人間は必ず誰かに
衝撃の体感を伝え共有したくなる。
我々日本人にとって
究極の復興作品である」
とコメントを寄せている作品。
なので、私も感じたことを伝えてみようと思います。
まずは幾度となく映し出されるガレキのシーン。
何年たとうとも、忘れてはいけない風景。
ときどき起こる地面から湧き上がる地響きが
その警告のようにも思えます。
まずは染谷くんと二階堂さんがすばらしかった。
染谷くんは「10年先も君に恋して」とか
「江」とか「テンペスト」とかNHKで活躍してましたが
二階堂さんも「テンペスト」でお見かけしたものの
こんなにすごい女優さんだとは思いませんでした。
ぱっと見、あおいちゃん似なのですが
そのパワフルさもあおいちゃんに負けないと思います。
そしていいぞと思ったのが先生役の矢柴さん。
宇宙戦艦ヤマトでは結構いい役だったけど
バチスタ3ではちょっとかわいそうな役
で、普段はだいたい胡散臭い役。
今回はちょっと違ってすごく偽善者っぽい役。
言っていることは何一つ間違っていないけれど
決して当事者の気持ちなど考えてない言葉。
まるで震災後にテレビから流れてきた
おえらいさんたちの言葉のようで苦笑してしまう。
それが、痛烈な批判のようにも思えて
思わずいいぞ~~!って
ゲゲゲの時には、心を病んだまま立ち直れず
一人で引きこもっていた役の光石さん。
今回はどうしようもないワル。
こういう役、似合います~~。
窪塚くんは園作品には初出演らしいけど
いつもながらのあの独特な雰囲気の窪塚くん
この作品にすごくマッチしていたと思います。
幸せなことに、親から暴力を受けた事もないし
親に対して暴力を振るった事もない私は
主人公に感情移入することはできなかった。
でもその分、この作品を俯瞰で見ていた。
どんなに悲惨な出来事に巻き込まれたとしても
どんなに心が、体が傷ついたとしても
「未来」って言葉が存在しているかぎり
あきらめてはいけない。
もうどうにもならないと思っても
それは自分で勝手に
一番最悪なパターンを頭で描いているだけで
実は案外違う道を歩むことができるかもしれない。
問題は、そんな風に気持ちを切り替えること。
その瞬間から新しい1ページを始めることができる。
途中、何度となく涙をふきながら見てました。
どんどんと追い詰められていく主人公を
なんとか救う事はできないのかと
逃げ道を考えながら見ていました。
そして最後に悟りました。
逃げるんじゃなくて、立ち向かうのだと。
乗り越えるのだと。
今、この時期に見て本当によかった。
自分の中で何かが変われた気がするから・・・。
さて、このピカデリーに
「不良少年」のチラシ置いてありました。
ええ、この映画館では上映しないんですけど
同じ名駅にある「シネマスコーレ」で上映するので
置かせてもらってるみたいです。
すでに「シネマスコーレ」で前売券買った時に
このチラシはもらってますけど
思ってなかったところで、工くんに出会って
やたらテンション上がっちゃいました(笑)
名古屋での上映は2週間後の3/24から。
待ち遠しいです~~!




