これらワイルドな実、ブラックベリーだ。今年、わが家の庭でかなり野放図に成長し続けている。まだ完全に熟していない実は赤紫、それが黒に近い紫色になると食べごろだ。以前には、焼酎に漬け込んだりもしたが、最近はそんなこともなく、どなたか勝手に摘んで食べてもらう。一番のお得意さんは、お向かいに住むかわいらしい小学生の姉妹。朝食に食べるのがお気に入りだとかで、ママと一緒に完熟の実を選んでくれる。アメリカの児童文学書『大草原の小さな家』の中でも、ブラックベリーではなかったかもしれないが、ローラたちがベリーをたくさん摘む姿が描かれていたのを思い出す。先日、図書館近くでお向かいの姉妹のママに出会った。ブラックベリーを自由に採らせてもらって、と礼を言われた。大きな麦わら帽子をかぶった細身の彼女、実は舞台女優さんだ。遠目にも華やかさが伝わってくる。8時過ぎ、ご主人の出勤時間になると、おふたりは路上でハグをして「行ってらっしゃい」「行ってきます」の熱い挨拶を交わされるラブラブのご夫婦だ。素敵です。

 

Maybe because of the unusually early hot weather, blackberries in my garden have been growing very healthily this year.  Together with the dark green thick leaves, deep purple berries look a bit wild.  The lovely elementary  schoolgirl sisters living across from my  house love to pick ripe berries for their breakfast and that reminds me of the children in Laura Ingalls' Little House books that depict various  beautiful idyllic scenes including picking wild berries in the field.