どこかから飛んできたカミキリムシ

 

ネットニュースの普及で、新聞を購読する人の数が減っているようだ。ひと月の購読料も結構高い。新聞なしの生活なんて、とA紙を長年取り続けている。朝の楽しみは、風刺のきいた川柳に目を通すことだ。あとはざっと全体を眺め、興味ある記事に出会えばもちろん読む。個人的には、スポーツ欄はほとんどスルー。週末の書評欄も好きだ。読んでみたいタイトルに出会えばメモを取り、たいていは図書館に貸し出し予約を入れる。まだ所蔵されていない場合は、購入してくださいとリクエストを送る。ごく最近のことだが、A紙には紙面ビューアーというサービスがついており、朝刊、夕刊両方の紙面全部を、そっくりその日のうちにネットで見ることができるとわかった。大判の紙の紙面とタブレットで眺める紙面、中身は全く同じなのに、なぜかネットで見る方がゆっくり楽しめる気がする。少しばかり字体を大きくして読むと、いつもの記事や情報がぐっと近寄ってくる。不思議だ。もはや仕事のなくなった身とはいえ、朝の時間帯は人並みにあわただしい。そんな環境で読む文字と、夜寝る前にゆったりと静かに再度目を通す文字とでは、自ずと頭への入り方も変わってくるらしい。新聞の魅力を再認識している近ごろだ。

 

The number of the newspaper subscribers seems to be decreasing.  The monthly subscription fee has kept increasing; and people can now easily obtain necessary news and information by way of the Internet free.  Maybe I am one of those old school; thus, still like reading the traditional paper newspaper.  However, I have recently found out that the newspaper company provides free full pages of both morning and evening papers for the subscribers on the Internet.  Now I have discovered both ways, paper and website, are eaqually enjoyable to read.  It is like I am appreciating the newspaper twice.