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海外生活 時事と常識

日本であまり知られていない海外の常識、文化、社会等の情報をお届けし、21世紀の世界標準に準ずる日本社会、国民を築く為のお手伝いとして、多くの人に読んでもらいたい、ブログです。

留学したての頃、とても苦手だったのが、
 
中国人のアクセント
ドイツ人のアクセント
大きな数字の数え方
 
でした。
 
英語が達者でない中国人が英語をしゃべると、
とても強いアクセントを持ちます。
ドイツ人は一般的に英語がとても流暢です。
ただ、Scottishにも似た強いアクセントがある事、
流暢なので、そのアクセントで、スピードトークされる事、
それでもやはり英語が完璧ではない事、で
留学したての私にはとても分かり難かったのです。
 
そして、一番苦手だったのが、
百万単位以上の大きな数の数え方です。
 
ゼロが4個の「万単位」で数字が大きくなる日本に対し、
欧米ではゼロが3個の「千単位」で数が大きくなります。
なぜ「万単位」を使用する日本でも、数字にコンマを加える時に、
「千単位」なのか不思議に思った事はありませんか?
「1,000」「10,000」「100,000」という風に。
それは、「千単位」で数える西洋に歩調を合わせているからなのです。
 
なので、数字でみると、英語での数え方は簡単です。
1,000=one thousand(千が一つ)
10,000=ten thousand(千が10個)
100,000=hundred thousand(千が100個)
という風に。理にかなってますよね。
 
ただ、これが日本語からの変換になると難しくなるのです。
1万=万が1個(なのに)=ten thousand
10万=万が10個(なのに)=hundred thousand
100万=万が100個=one million(ここでミリオンに単位が上がる)
1000万=万が1000個=ten million
1億=万が10000個=hundred million
10億=万が10万個=one billion(ここでビリオンに上がる)
 
英語と日本語では単位がずれて上がって行くのがお分かりでしょうか。
英語で単位が変わる所で日本語では単位が変わらず、
日本語で変わる所で英語では単位が変わらず。
 
これほど大きな数字が会話に出てくるのは、
大体、「人口等の人の数」または「お金」の話です。
「日本の人口はどのくらい?」と聞かれた時に、
「1億」と頭に浮かんで「one+億」と答えたくなりますが、
「億」はミリオンでもビリオンでもないのです。
答えは「One hundred and twenty million.」
これが、1億2千万なんですが、なんとなく違和感を感じるのではないでしょうか。
 
また、さらにややこしいのは、お金の単位です。
1ドルは100円、換算すると、日本円の方が2つも「位」が上がります。
だからてって、ドルの価値が100倍なのかというとそうではなく、
人々の1ドルに対する感覚は、日本人の100円に対する感覚と、
全く同じです。それでは、どうして、2桁の差が出るかと言うと、
欧米では、ご存知の通り、1ドル(ユーロ)の下に、セントなるものが存在し、
1ドル(ユーロ)=100セントなので、つまり1セント=1円で、
ここでは、数字の位と共にお金に対する感覚まで、ぴったり合うことになります。
そのまま、100セント=100円、1000セント=1000円だったら
分かりやすかったのですが、残念ながらセントは100で終わりで、
その上は「ドル(ユーロ)」が使われるので、ここで、日本円とずれて行くのです。
 
3千万という数字で考えてみましょう。
ただ数字を英訳するのであれば「thirty million」です。
それが「お金」の場合、つまり「3千万円」というならば、
「thirty million yen」でいいのですが、英語で会話をする場合、
日本円で話して分かってもらえることは殆どないので、共通に理解出来る単位、
つまり「ドル」で換算して伝えなくてはなりません。
その場合、「thirty million dollars」にはならず、
「three hundred thousand(dollars)」となるのです。
 
大きな数字のややこしさ、分かって頂けたでしょうか。
 
日本人は、大きな数字を考える時、「100,000」ではなく「10万」とか
「100万」とかゼロを漢字に置き換えて理解することが多いと思います。
それが、長く外国住まいをしてると、「千」「万」「千万」「億」などの漢字を
ゼロに置き換える事はなくなり、全てが数字で頭に浮かぶようになります。
20,000とか、300,000とか、15,000,000とか言う風に。
日本語の「万」「千」を使っていては、素早く換算するのは難しいのです。
 
英語では「桁」を「digit」といいます。7桁になると(7 digits)ゼロが6個
(6 zeros)。これは一つの区切りで、ここでミリオンに切り替わります。
ミリオンは、1,000,000=1millions=1Mと、「M」で表す事が出来、
ここで初めて「M」を用いて、漢字と同じような使い方が出来るのです。